寒九の水くみの体験レポート
1月中旬、寒の入りから9日目、今日は「寒九の水くみ」の日です。この時期にしては多目の積雪に見舞われた、水汲み場所、五泉市の南東に位置する「菅名岳」の麓には、県内外から400名を超える参加者が詰め掛けます。
受付をした参加者は林道に進み、用意された水汲み用ポリタンクを受取ります。ポリタンクは10Lと20Lの二種類が用意されています。
ポリタンクを背負った参加者は、除雪された林道を30分程歩き「水汲みスタート地点」へと向かいます。
「水汲みスタート地点」には休憩出来るテントが立てられ、その横には背負ってきたポリタンクの水を集めるタンクと、その水を酒造会社に運ぶためのタンクを積んだトラックが待機しています。
水汲み本番、ここからは狭くてデコボコした山道を進みます。
雪深い森の沢伝いに道がつけられています。これは、前日からスタッフの方々が完全装備で切り開いたものです。
所要時間は片道30分程、道が狭く、すれ違うため待機する時間ロスも含めての時間です。
道は、重い水を背負っている下りの人が優先。比較的広い場所で、下りの人をやり過ごしながら沢伝いに山を登ります。
水源地である「胴腹清水」(どっぱらしみず)の湧き出る地点は、ここから100mほど上にあるそうですが、この先は斜面の傾斜がきつく雪崩の危険があり、また道も険しいため、広くなっているこの水汲み地点まで長いホースで導水しています。「胴腹清水」が流れ出てくる5本のホースからは、次々と到着する参加者の背中のポリタンクに水が注入されていきます。
帰り道は背中が重たくなるので、気をつけてバランスをとりながら、狭く滑りやすい雪の山道を下ります。
この日に汲まれた清水は、清酒「菅名岳」の仕込み水として使われ、淡麗な日本酒に生まれ変わります。

※ 要事前参加申し込み。
詳細は五泉市役所・越後泉山会(えちごせんざんかい)会員酒店にて。

越後五泉の名峰「菅名岳」山中、ブナの原生林に湧き出る「どっぱら清水」は炎暑でも涸れることなく、大雨でも濁ることのない豊かな水量を誇る湧き水です。その水質は、透明感のある淡麗な酒を造るには最適といわれる超軟水です。
酒造りのすべてに関わっている水、水により決まる酒質。「どっぱら清水」で酒を造ってみたい…。
そんな想いの蔵元と賛同して集まった酒販売店(越後泉山会)の熱意により清酒『菅名岳』は生まれました。

醸造元 近藤酒造株式会社


平成18年 第77回関東信越酒類鑑評会 優秀賞受賞(2部門)
平成18年春、全国新酒鑑評会で栄えある金賞受賞

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