ＳＭクラブで出稼ぎは自殺行為！リピーターを失う可能性が高い理由

2017年11月14日2023年12月14日

風俗で働く理由として最も多いのは、やはり「お金を稼ぎたいから」でしょう。
もちろんそれだけであれば、一般的なアルバイトや契約社員といった仕事に就くこともできるのでしょうが、たとえばすぐにお金がほしいとか、今稼いでいる以上のお金がほしいとか、あるいは短時間の拘束、短期間の拘束で済むお仕事でお金を稼ぎたいとなると、時給換算で考えると一般的なアルバイトなどでは割に合わない、というケースも多々あります。
そのようなときに、たとえばデリヘルであるとかキャバクラであるとか、そうした風俗関係やそれに近い仕事を選ぶこともあるわけなのですが、地元ではあまり稼げなさそう、地元で働くのはイヤ…という場合に、遠くの町へ赴いて風俗でアルバイトをするという、いわゆる「出稼ぎ」ということをする場合があります。

しかし、ことSMクラブに限ってはこの出稼ぎはあまりおすすめできません。
その理由とは何でしょうか。

風俗の「出稼ぎ」って?

風俗で働くときに、やはり最大のメリットは先ほども述べたようにその「稼ぎのよさ」です。

他の一般的なアルバイトや契約社員などの労働に比べて圧倒的に時間あたりのコストパフォーマンスがよいので、特に、今すぐにお金が必要だとか、短期間の拘束で済む風俗のアルバイトは魅力的なのです。
そして、どうせ風俗で働くのなら、やはり収入は最大化したい、と考えるのは人情というものでしょう。
この条件を考えたときに、たとえば地方ではなく都心で、あるいは都心ではなく地方で、というように、泊まり込みで風俗でのアルバイトをすることを出稼ぎといいます。
普段の生活エリアと異なる場所で働くわけですが、このように出稼ぎで風俗アルバイトをするメリットというのは待遇にあらわれます。

それは、給与保証がもらいやすいということです。
お客さんがつかなくても、最低いくらまでは支給しますよ、というのが給与保証なのですが、これがあることによって、出稼ぎをしている期間は確実に、普段よりも高収入となることは間違いないのです。
多くの風俗店では、求人の段階で「出稼ぎOK」としており、こうした出稼ぎにきた女性の給与保証をつけたうえで働いてもらっています。
もともとが短期間でしっかりと稼げるアルバイトである風俗に、さらに一日あたりの給与保証がつけば、まったくお客さんがつかなかったとしても確実に収入につなげることができます。

また、普段と異なるエリアで風俗嬢をすることには、知人バレ、親バレ、彼氏バレといった「バレる」ことを防ぐという効果もあります。
これも大きなメリットのひとつと言うことができるでしょう。

出稼ぎのデメリットって?注意点は?

このように、一日あたりの給与保証がつく「出稼ぎ」は、一見するといいこと尽くしです。
しかし、「わざわざ遠方から来てうちで働いてくれるんだから当然保証をつけますよ」なんていう、人の良い風俗店はほとんどありません。
お店としては、それだけの給与保証をつけてもしっかりとお店側にとってプラスになるようにしておかなければならないのです。
このことから、給与保証をつける代わりに、一日あたりの、あるいは、週あたりの出勤日数、そして出勤時間についてはかなりシビアになると考えておいたほうがよいのです。

通常、風俗で働く女性は、日中仕事を持っていたりして、週末の夜だけとか、都合のつくときだけとか、そういった出勤時間でも（きちんとお客さんがつけば）ほとんど問題になることはありません。
しかしながら、出稼ぎとなると、お客さんがついていない日にもお店としては最低の給与は支払わなければなりません。
そのような状態で、最低日数の出勤、ということを認めていたら、到底お店が成り立たないでしょう。
そこで、たとえば3～5連勤、1日最低8時間勤務、というような、ほとんどフルタイム労働に近いような出勤シフトで出勤しなければならないというケースもあります。

自分の都合の範囲内でだけ風俗で働きたい、ということを考えている女性は、出稼ぎにあまりメリットは見いだせないでしょう。
さらに、これだけの連勤で、しかもすべて身体を使うお仕事となりますから、当然疲れることは間違いありません。
このことも、SMクラブで出稼ぎをすることをおすすめできない理由のひとつなのです。

特にSMクラブで出稼ぎは辛い！?

SMクラブの中で行われるプレイというのは、他のデリヘルやソープなどとは異なり、まさしく「SMプレイ」となります。
より直接的な表現をすれば、「通常のSEXよりも激しい身体の動きや、精神的な消耗がある」と考えておくとよいでしょう。
SMクラブにおいてはS側、M側に別れるわけですが、M側をやるならやるで、たとえば拘束をされる、男性から責められ続ける、痛みや苦しさが与えられ続けるわけです。
また、S側ならS側で、疲れているからといってぞんざいに責めをする、などということが認められるはずがありません。

どれだけ疲れていても、M男の前では「女王様」でなければならず、M男が望むように責め苦を与えてあげる、しかも、力加減をしながら…という、精神的な消耗もあるのです。
たとえば、数ヶ月単位や1年単位の出稼ぎでSMクラブに入店したとしましょう。
最初のうちはまだ元気があるでしょうから、お客さんもプレイに満足してくれていて、それなりにリピーターも付くようになってくるかもしれません。
特にSMクラブは、リピーターが多いことが知られています。

つまり、SM嬢から見れば、自分の責めや責められる態度が気に入ってもらえて、わざわざ自分を求めてお店に来てくれたお客さん、となるわけです。
しかしそこで数週間、数ヶ月が経過して、だんだんと疲れが溜まってきたとします。
それで入店当初のプレイの質を維持できるかというと、それはなかなか難しいことでしょう。
そうなってしまったら、せっかく自分についてくれたお客さんを逃してしまうかもしれません。

さらに、たとえどれだけがんばってリピーターをつけたとしても、それはあくまで「出稼ぎ先」での話で、やがてその関係は終わってしまい、いままで積み重ねたものはそのお店を退店すれば無くなってしまいます。
遠方でSMクラブ嬢をやるというのは、そういうことでもあるのです。
こうしたことから、出稼ぎでSM嬢をするのはおすすめできないのです。

まとめ

風俗で働くことを決断するには、いろいろな事情や葛藤があるかもしれません。
たとえばどうしても短期間で稼ぎたい、保証があるのがいいとか、そういうケースもあるでしょうし、地元ではやりたくない、知人がきたらどうしよう、という懸念もあるかもしれません。
しかしことSMクラブにおいては、さっとよその土地にいって簡単に稼ぐ、というようなプランは成り立たないと思ったほうがよいでしょう。
給与保証があるがゆえの厳しい出勤シフトで身も心も疲れ果ててしまい、ようやくついてきたSM技術と、それを楽しみに来店してくれるリピーターのお客さんを、失ってしまう可能性が充分にあるのです。

せっかく、風俗店の中でもSMクラブという世界で働こうという決意をしたのであれば、最初のうちだけは我慢してなんとかリピーターとなるお客さんをつけて、少ない出勤回数でもきちんと指名がつくようにしたほうが、結果的にしっかりと稼ぐことができるようになることは間違いないでしょう。
一見遠回りなこういった方法が、実はしっかりと稼ぐための一番の近道である場合もあるということでしょう。