キャバクラ嬢の仕事内容・給料や魅力・大変さは?本入店への流れは?
今回はキャバクラ嬢の仕事内容についてご紹介します。キャバクラというと、男性のお客さんにお酒を提供し、接待する仕事という認識が強くありますが、細かい部分まで知っている女の子は少ないでしょう。
キャバクラ嬢の仕事に興味がある女の子に向けて、細かく仕事内容を解説していきます。またこの記事では気になる給料事情や働くメリットとデメリット、本入店の流れなどもまとめています。キャバクラ嬢を目指している方は、ぜひチェックしてみてください。
キャバクラ嬢の仕事内容について
まずは、キャバクラ嬢の格好や持ち物、基本的な仕事内容、サービス内容からご紹介します。キャバクラ嬢とはどのような仕事なのか、ここで理解を深めていきましょう。
キャバクラ嬢の格好・持ち物
お店の中ではドレス姿が基本です。ドレスは有料レンタルを利用する人もいれば、自分で購入したものを着ている人もいます。最近はキャバ嬢専門のドレス通販販売サイトもあり、比較的に安い価格でゲットできます。
ドレスに合わせてヒールやパンプスなどの靴も必要です。ストッキングの着用は基本的にNGとなっているので、店内では生足でいることになります。
また、イベント時はイベントのテーマに合ったコスプレをすることもあります。例えば、クリスマスならサンタの姿、夏なら水着を着てお店に出ます。
そして、キャバクラ嬢に必要な持ち物とは、接待の時に使うものです。接待の際には、次の持ち物を用意しておきましょう。
- ポーチ
- ハンカチ
- ボールペン
- ライター
- 名刺 など
ポーチは接待に使う小物を収納するために必要です。カジュアルなものではなく、ドレス姿でも違和感のないデザインを選びましょう。他の小物もお客さんに見られることがあるので、オシャレなものを選ぶと安心です。
名刺は指名のないフリー客に渡します。自分で用意することが多く、その場合は自由にデザインすることは可能です。お客さんに自分のことを覚えてもらい、また指名をもらえるように渡すものなので、デザインにこだわりましょう。
キャバクラ嬢の基本の仕事内容
キャバクラ嬢は店内だけではなく、店外でも仕事をしなければならない時があります。それでは、それぞれの仕事内容について見ていきましょう。
店内におけるキャバクラ嬢の仕事内容
キャバクラ嬢のメインの仕事は、店内でお客さんを接待することです。本指名や場内指名を受けたらお客さんの隣に座り、お客さんが飲みたいお酒を作って提供します。
また、お客さんと一緒にお酒を飲むこともあるでしょう。飲めない女の子やあまり強くない女の子は、ノンアルコールで乾杯しても大丈夫です。
そして、お客さんに楽しんでもらえるように、トークで盛り上げたり、話の聞き役になったりするのも大切なお仕事です。この他にもボトル交渉や煙草を吸う方であれば火を付けてたり、灰皿の交換もします。
初めてのお客さんなら名刺を渡したり、連絡先を交換したりすることもお仕事の一環です。しっかり稼ぐためには、待機中に連絡先を交換したお客さんと連絡を取って営業もかけなければなりません。お客さんにできるだけ長く遊んでもらうために延長交渉や、フリー客にかける指名交渉も行います。
店外におけるキャバクラ嬢の仕事内容
お客さんと連絡を取る時間は店内にいる時だけではありません。本指名につながるためにも、お店にいない時も頻繁に連絡を取る必要があるでしょう。連絡の中で、来店や指名の交渉も行っていきます。
また、キャバクラでは同伴出勤というシステムがあります。これは、キャバクラ嬢がお客さんと連れて出勤することでは、早い時間からお客さんを確保して入店を獲得する方法です。出勤前に食事やお茶などしてから、一緒にお店へ向かうことが多いです。
また、同伴出勤以外に営業終わりに食事やカラオケなどに行くこともあります。アフターはお客さんに特別感を与えられるので、来店の頻度が増えたり、指名関係が長続きしたりする点がメリットです。ただし、給料が支払われる範囲にならない他、ストーカー被害やプライベートでも会えると勘違いするお客さんがいるなど危険を伴うので、お店自体がアフターを禁止している場合もあります。
キャバクラ嬢がお客さんに提供している“サービス”とは
キャバクラ嬢がお客さんに提供するものは、楽しい時間や満足感、安心感、ドキドキ感です。キャバクラではお酒やおつまみの提供はありますが、商品の販売や料理の提供は基本的にありません。その代わり、優雅な空間でお酒を飲みながら、美しい女の子と一緒におしゃべりやカラオケなどで騒ぎ、楽しいひと時を提供する場となっています。
また、キャバクラにはハイレベルな容姿の女の子が揃っています。美人に囲まれて、喜ばない男性はそうそういないでしょう。キャバクラにはいろいろな女の子がいるので、自分好みの子と楽しい時間を過ごし、満足感も得られる場所でもあります。キャバクラ嬢は接待という形で、お客さんが楽しく過ごし、リフレッシュや満足感を得てもらえるサービスの提供に努力しているのです。
さらにキャバクラでは疑似恋愛ができるところも大きな特徴です。好みの女の子と近い距離でコミュニケーションを取り、同伴やアフターでデートを楽しみドキドキ感を得ることができます。同じ体験を得たいと思って来店するお客さんは多いので、接客を通じてドキドキ感を提供することも大事なサービスです。
接客の流れ
お客さんへの接客には流れがあります。キャバクラ嬢の仕事に対する理解をもっと深められるように、一般的な接客の流れを見ていきましょう。
待機する
お客さんから指名を受けるまで待つ時間です。待機の仕方は座った状態もしくは立った状態で、お店によって異なります。待機中は他のキャバクラ嬢と話したり、メイクを直したり、お客さんに営業をかけるなどをして過ごします。
スマホゲームで時間を潰そうと考える人もいるでしょう。待機時間では時給を少なく設定または発生しない場合もありますが、休憩時間ではありません。そのため、スマホゲームをしていると給料をカットするお店もあるので注意してください。
挨拶する
指名が来るとお客さんの席につきます。席につく前に、まずは軽く自己紹介とあいさつをします。ここでキャバクラ嬢の第一印象が決まるので、愛想の良い笑顔で挨拶をしましょう。
名刺を渡す
タイミングは人によって異なりますが、挨拶の際に渡すのが無難です。名刺が折れていたり、汚れていたりするものを渡すのは失礼なので、綺麗な状態のものを渡してください。普段から名刺入れに入れて、丁寧に保管しておきましょう。
お客さんの多くは普段から仕事で名刺交換に慣れているので、渡し方のマナーは覚えておいた方が良いです。名刺は相手向きで名刺入れの上に置き、高く上げすぎないように注意しながら、相手の顔を見て渡しましょう。お客さんに手や爪を見られやすいので、日頃からケアで清潔を心がけるとより良い印象を与えられます。
複数人のお客さんの席につく場合、名刺を渡す順番にもルールがあります。テーブルの一番奥の上座につくお客さんから渡していき、最後に通路や入口に近い下座に座る人に渡してください。
ドリンクをつくる
お客さんに飲みたいドリンクを聞き、キャバクラ嬢がそれを作って提供します。お客さんごとに好みが違うので、一人ひとりの好みを把握して覚えていくことも大切です。
お酒づくりに集中すると口が閉じてしまう人もいますが、キャバクラ嬢はお客さんを楽しませることがお仕事です。作っている間も、好きなお酒の話など話題を振って会話を盛り上げていきましょう。
指名をおねだりする
本指名がいないお客さんの場合、複数のキャストが交代しながら接客をします。その際、お気に入りの子が見つかれば、場内指名を受ける可能性があるでしょう。場内指名をもらうために、おねだりすることも大事です。
指名交渉はストレートに「指名してほしい」とねだるよりも、遠回しの交渉がおすすめです。ストレートな交渉はお客さんも断りにくく、本心で楽しめなくなってしまう恐れがあります。「もっとたくさん話したいな」、「指名したい子が見つからなかったらまた呼んで」という風にさりげなくアピールすれば、プレッシャーを与えずに済みます。軽くボディタッチを加えるのも良いでしょう。
延長をおねだりする
キャバクラは1セット60分なので、時間が近付いてきたら延長の交渉を行います。本指名を受けている場合は、キャバクラ嬢自身が交渉しなければなりません。フリー客の場合は、基本的にボーイが行います。また、一定時間が来ると自動的に延長となる場合は交渉の必要はありません。
ボトルをおねだりする
お客さんにボトルを入れてもらうことは、売上につながります。ボトルを入れてもらえるように交渉するのもキャバクラ嬢の役目です。お客さんが無理なく出せる値段のボトルを交渉してみましょう。
ただ、本指名でもない相手からのボトル交渉は失敗しやすいです。そのため、まずは指名を得るところから頑張らなければなりません。また、しつこく交渉することはやめましょう。
連絡先を交換する
次の指名につなげるために、お客さんとの連絡交換は必須です。今の時点で本指名でなくても、連絡交換後の営業のかけかた次第で本指名になれる可能性があるので、交換しておきましょう。
ノルマの種類
ほとんどのキャバクラでノルマが設定されています。設定されているノルマをクリアすれば、その売上はキャバクラ嬢に還元されます。しかし、達していない時は罰金や時給を下げられる、出勤の調整などペナルティをくらう場合もあるので注意が必要です。キャバクラで設定されるノルマの種類は次のとおりです。
ボトルノルマ
月に指定されたお酒を特定の本数まで入れてもらうのがボトルノルマです。例えば、「今月はシャンパン〇本以上」という感じで設定されています。指定されるお酒はキャバクラ嬢の人気度によって変わり、人気キャバクラ嬢であればグレードの高いお酒が指定されます。
お酒の指定があると、ボトル交渉がしやすくなるというメリットがあります。ボトル交渉を地道に成功させていけば、ノルマをクリアしやすいでしょう。
同伴ノルマ
毎月指定回数の同伴を行うというノルマです。同伴出勤だけではなく、食事やお出かけなしの店前同伴もノルマとしてカウントされる場合があります。
同伴をするとお客さんの来店がほぼ確実に決まるので、お店にとっては大きなメリットです。そのため、同伴バックを用意しているお店も多くみられます。
指名ノルマ
毎月の本指名または場内指名の数に課せられるノルマです。指名は受ければ受けるほど売上が上がるので、ノルマ達成以上のバックに期待できます。
売上ノルマ
毎月の売上に対して課せられるノルマです。人気キャバクラ嬢ほど目標金額も高くなります。接客力が大きく反映されるので、キャバクラ嬢のプロ意識を芽生える意味で設定されているようです。
出勤日数ノルマ
毎月の出勤数に課せられるノルマです。設定された日数できちんと出勤すれば問題なくクリアできます。出勤数が多いほど、指名を得られるチャンスです。サボらずきちんと出勤し、指名を獲得しましょう。
イベントノルマ
イベントが開かれる際にと設定されるノルマです。例えば、イベントに合わせてコスプレをする、チケットを〇枚売るといった目標が設定されます。
店内恋愛はNG
キャバクラ嬢も女の子なので恋をすることはあるでしょう。しかし、ボーイや黒服との店内恋愛は原則禁止となっています。
ボーイや黒服はキャバクラ嬢をサポートする立場です。しかし、その中に恋人がいれば、キャバクラ嬢の扱いに不平等が発生するという懸念があります。
また、恋人と同じ職場であることで、キャバクラ嬢がお客さんの接客を疎かにしてしまう可能性があります。恋人以外の男性と関わることに抵抗を感じ、辞めてしまうリスクもあるので禁止としているのです。
お客さんにボーイや黒服と恋人関係であることが悟られれば、信頼を裏切ることにもなります。お店の風紀を乱さないようにキャバクラ嬢として働いているうちは、社内恋愛にならないように注意しましょう。
私は、キャバクラ嬢とは男性に夢を与えてくれる存在だと思っています。お客さんに楽しい時間を提供する仕事なので、丁寧な接客やテクニックが必要ですね。また、キャバクラ嬢は普通の仕事よりも高額な給料が魅力ですよね。接客が上手なキャバクラ嬢であれば、毎月の給料にも期待が持てるでしょう。
キャバクラ嬢の給料について
キャバクラ嬢として仕事を始めたいと考えている女の子にとって、どのくらいの給料がもらえるのか、どのような給料体系になっているのかということも気になるポイントになるでしょう。続いては、キャバクラ嬢のお給料についてご紹介します。
給料体系
キャバクラの料金体系は、お店によって異なります。具体的にどのような方法で給料が支払われているのか見てきましょう。
時給制
キャバクラの中でも多くのお店で採用されている給料体系です。キャバクラ以外の職場でも採用されている方法で、働いた時間×時給で支払われる金額が決定します。どのくらい稼げるか分かりやすいので、キャバクラ初心者にもおすすめです。
時給制の保障期間は、入店から3ヶ月間が目安です。この期間であれば、売上に関係なく時給が保障されます。また、売上が多かった場合は時給がアップすることもあります。
日給制
キャバクラよりもクラブで多く採用されている給料体系です。1日単位で給料を決めて支払われますが、遅刻や早退をしたい場合は時給換算した金額を引かれるお店がほとんどです。
日給制の保障期間も時給制と同じく3ヶ月間というお店が多くなっています。入店から3ヶ月間は給料を保証してもらえますが、それ以降もお店の期待に応えられない場合は、何らかの対策を講じられることもあります。
ポイント制
ポイント制は、事中で料金が発生する項目をポイント化して給料計算します。キャバクラでの経験がない人にとって難しいと感じることが多い給料体系です。しかし、慣れてくると給料アップが分かりやすく目指せる方法でもあります。
時給制や日給制と比べて変動率が激しくなってしまうので、ポイント制のお店を選びたくないと思う女の子もいます。ポイント制のお店では、1ヶ月を前期と後期に分けて考えることが多いです。前期のポイントで後期の給料が決定し、後期のポイントで翌前期の給料が決定するという仕組みです。
ポイント制には基本的に保障期間が定められていませんが、仮にポイントが0だったとしても、2,500円程度は常に保障してくれるお店が多くなっています。
スライド制
スライド制を採用しているキャバクラも多く見られます。キャバクラ嬢の求人を見てみると、「時給3,000円~」と書かれている求人を見かけますが、これは時給3,000円からスタートして成績に応じて時給が高くなることを示しています。キャバクラ嬢としての成績が上がれば上がるほど給料が多くなるシステムなので、ポイント制と同じように変動が激しいです。
スライド制の中には、売上スライド制、ポイントスライド制、指名本数スライド制という3つの種類があります。売上スライド制は指名料やドリンクのオーダーなどの売上に応じて給料が上がる、ポイントスライド制は売上や指名の数によって加算されるポイントに応じて給料が上がる、指名本数スライド制は指名された本数に応じて給料が上がるという仕組みとなっています。
スライド制の保障期間は3ヶ月間のお店が多いです。その3ヶ月間でお客さんを掴めるように女の子は努力しなければいけません。
売上折半制
売上折半制は、キャバクラ嬢としてキャリアを積み重ねていった女の子がたどりつく給料体系です。これは、売り上げた金額の小計からボトルの原価を引き、さらに50%で割ることによって給料が算出されます。お客さんがついていて、一定以上の売上を上げられる女の子にとってはとても魅力的な方法で、お店側からも重宝されるようになります。
売上折半制には基本的に保障期間が設けられていませんが、お店によって3ヶ月間は最低時給を保障してくれる場合もあります。ただし、1ヶ月間の保証分を売り上げが下回った場合は、バックがなくなります。
バックの種類
キャバクラ嬢が得る給料は、バックによって大きな金額になるケースも多いです。続いては、キャバクラ嬢が得られるバックについて解説します。
場内指名バック
場内指名は、指名なしで来店したお客さんが気に入ったキャストを指名することです。場内指名してもらった場合もバックが発生し、その金額は500円~1,000円が相場となっています。
場内指名をしたお客さんが、次に来てくれた時に本指名で来てくれる可能性も高いです。そのため、キャバクラ嬢が場内指名されたら本指名をしてもらえるチャンスを掴めたことになります。お客さんによっては、本指名のキャストと仲良しなキャストを場内指名するケースもあります。
ただし、場内指名は延長しても場内指名には変わりありません。場内指名バックに延長料金が発生するかどうかはお店に確認してみましょう。
本指名バック
本指名バックは、最初から指名するキャストが決まっているお客さんが来店し、指名してもらった場合に得られます。バック料金は、小計の10%(1本あたり1,000円~2,000円)が相場となっています。
本指名をしてもらえると、売上の一部がもらえたり、ドリンクやフードをオーダーした際のバックも発生したりするので、本指名は女の子の給料を大幅にアップできる要素です。本指名のお客さんが来るということは、お店やキャストに対して良い評価をしてくれている証でもあるので、お店にとってのメリットも大きいです。
本指名の売上金額や本指名の本数によって時給がアップするお店もあります。
ドリンクバック
キャバクラでキャストが飲むドリンクとお客さんが飲むドリンクは別で注文します。キープボトルの場合はキャストも飲めますが、別料金が発生するキャストのドリンクを注文してもらうとドリンクバックが発生します。バック料金はドリンクによって異なりますが、1杯あたり100円~600円くらいが相場です。
ドリンクバックは1杯あたりの金額が少ないと感じるかもしれませんが、1日勤務していればそれなりの量を飲むことになります。ドリンクバックを増やすには、お酒好きなキャラでの接客がおすすめです。お酒好きな女の子だとお客さんから認知してもらえれば、飲める席に優先的につける可能性が高まります。
フードバック
キャバクラでは、ちょっとしたおつまみや軽食を用意しているお店もあります。そのようなお店では、フードバックというバックもあります。フードバックは、小計の5%~10%がバック料金となるので、お客さんにフードを進めてみても良いでしょう。
指名された女の子の誕生日イベントや季節のイベントある場合は、フルーツ盛りを注文することもあります。フルーツ盛りにもフードバックが発生するので、イベントの時こそ指名を貰えるように日ごろから努力するのが給料アップのポイントです。
ボトルバック
ボトルバックは、セットの中に組み込まれているハウスボトル以外のボトルを注文した場合に女の子に支払われるバック料金です。フードバックと同じように小計の5%~10%が目安になります。
ボトルは居酒屋などと比べるとキャバクラで提示されている料金は高めなので、バックの金額は必然的に高くなります。シャンパンやスパークリングワインといったコルクで蓋がしてあるお酒は1度あけたら飲み干さなければいけません。高級なものだと数万円~数十万円するものもあるので、シャンパンやスパークリングワインが人気です。
同伴バック
同伴は、キャストとお客さんが一緒に入店することです。基本的には、お客さんと食事をしてからお店に行くというケースが多いですが、お店によってはお店の前で待ち合わせてすぐに入店することを認めているケースもあります。バック料金は1回あたり3,000円からが相場となっています。
同伴をするということは本指名も含まれるので、本指名バックが2,000円、同伴バックが3,000円のお店なら、それだけで5,000円のバックを得られます。同伴バックは、キャバクラ嬢の時間外勤務手当だと考えると分かりやすいでしょう。同伴をしてもらうためには地道に営業活動をしなければいけませんが、その努力が実った場合の恩恵はかなり大きいので、営業活動を地道に続けているキャバクラ嬢は多いです。
確定申告について
キャバクラ嬢は、会社員ではなく個人事業主という扱いになります。そのため、確定申告をしなければいけません。確定申告というと難しいと感じる女の子が多く、敬遠されがちです。しかし、キャバクラ嬢として働くなら避けて通ることができないので、確定申告についても解説していきましょう。
キャバクラ嬢は、キャバクラ店が個人事業主であるキャバクラ嬢に報酬を支払うことで収入を得ています。お店によっては源泉徴収をしてくれるケースもありますが、所得税分が10%引かれるだけなので確定申告はしなければいけません。
確定申告は、1月1日~12月31日までの収入と経費を計算し、申告するというものです。個人事業主は確定申告が義務となっています。確定申告をすることで、支払うべき所得税や住民税の金額が決まります。確定申告をしないと税務署から徴されて追尾課税されるだけではなく、悪質性が高いと判断された場合は逮捕されてしまう可能性もあるので注意しましょう。
給料から引かれる費用の内訳
給料からは、引かれてしまう費用もあります。どのような費用が引かれるのか、その内訳を見ていきましょう。
源泉徴収
所得税が引かれることを指します。総支給額の10%が引かれることになります。これが引かれていないお店は納税していないので要注意です。
送迎
キャバクラの多くは、終電が終わった後の時間でも営業しています。そのため、キャバクラ嬢の送迎をしているというお店も多く見られます。送迎してもらった場合は、送迎費がかかるお店が多いです。
お店によっては送りだけお金がかかるというお店もありますが、その相場は500円~2,000円となっています。深夜にタクシーで帰宅するよりは安い料金設定になっているのは嬉しいポイントです。
ヘアメイク
お店でヘアメイクをしてもらった場合は、その分の料金も差し引かれます。美容師を雇っているお店もあるので、美容師さんのお給料になると考えると分かりやすいでしょう。料金は、1回あたり500円~1,500円が相場です。
名刺
お店によって、お客さんに渡す名刺を作ってくれるお店もあります。そのようなお店では、名刺代が給料から差し引かれることが多いです。名刺代は1回の発注ごとに1,500円~3,000円が相場となっています。
積立金
お店の慰安旅行にかかる旅行積立やお店の女の子が誕生日の時に出すお花にかかる誕生日祝い花積立といったものがあります。旅行積立は昼の仕事でも給料から引かれる会社が多いのでイメージしやすいでしょう。そんな積立金は、1ヶ月で3,000円~5,000円が相場となっています。
雑費
キャバクラの経営で必要となるヘアアイロンやトイレットペーパーといった備品などを購入するために必要となります。1日当たり500円~1,000円程度引かれるお店が多いです。
キャバクラの料金体系はお店によって異なりますが、昼の仕事と比べると稼ぎやすい仕事ですよね。キャバクラ嬢としてのキャリアを積み重ねていけば、売上折半制のお店で働き、大きな収入を得られるようになるでしょう。また、キャバクラ嬢の仕事の魅力は給料以外にもまだまだたくさんありますよ。
キャバクラ嬢として働く魅力・メリットとは
キャバクラ嬢として活躍すると、その対価として様々なものが得られます。どんなメリットがあるのか、見ていきましょう。
高収入
不自由なく生活したい、好きなものは好きな時に買いたいなど、生活をするためにはお金が必要です。キャバクラは一般的なバイトと比較すると高収入であると考えられます。そのため、より多く稼ぎたい場合には最適な仕事なのです。
キャバクラの仕事の平均時給は2,600円程度です。日中行うバイトであれば、時給1,000円に満たないところも多く、魅力を感じるでしょう。1日4時間勤務をすると10,400円稼ぐことができ、月に20日働くだけで208,000円も稼ぐことが可能です。そのうえ、指名料やボトルなどのバックも加算されるので、頑張れば頑張った分お給料も増えていくでしょう。
女子力を磨ける
キャバクラの世界には様々な女の子がいます。華やかな世界なので、美しく可愛らしい魅力的な人は多いでしょう。周囲に綺麗なキャバ嬢がいることで、刺激となり自分もより一層綺麗になろうと努力する女の子は多いです。
また、仕事では常にお客さんの近くにいるので、綺麗でいなければ指名がもらえないと考える女の子もいます。メイクやファッションセンスを磨くことも大切ですが、肌を綺麗に保つことも重要なので、スキンケアを入念にするための努力も欠かせないでしょう。
休みの日にはジムに通い、ヨガやストレッチ、筋トレなどをして綺麗なプロポーションを保つことも大切です。キャバクラは、自然と女子力を磨ける仕事でしょう。
社会勉強になる
お金に困ってキャバクラで働く女の子も多いですが、意外にも「社会勉強になるから」という理由でキャバクラで働くことを考える女の子もいます。これは、18歳から20代前半の女の子に多い理由で、社会に出ることに不安を抱えたまま就職することに躊躇し、自信を付けるためにキャバクラで働くのです。
一般的なバイトでも社会勉強をすることは可能ですが、自分よりも社会経験のある男性や社会人と多く知り合いになれる場所、礼儀作法やマナーを知っている人、といった人が多く集まるキャバクラは効率的に勉強できる場であると考えられます。しかも、勉強をしながら収入を得られるので、社会勉強のために働いている女の子にとって、キャバクラのお仕事は一石二鳥となるでしょう。
働く時間帯を選べる
キャバクラは夜の仕事と考えている女の子もいるでしょうが、実は朝キャバや昼キャバも存在します。この記事では、夜キャバについて解説していることが多いですが、朝や昼にも働けることで魅力を感じる人もいるでしょう。
朝キャバの特徴
朝キャバは早朝5時からお昼前の11時まで営業しているキャバクラです。夜の時間帯にも営業しているお店が多いですが、朝の時間帯にしか来店しないお客さんを狙って営業しているのです。客層としては、飲食店のオーナーやホストといった夜に仕事をしている男性が多く利用します。仕事終わりにそのままキャバクラに行き、女の子との会話を楽しむのです。
女の子の服装にも違いがあり、カジュアルな服装での接客をOKとしている朝キャバが一般的です。夜キャバではドレスといった華やかな服装をしているイメージでしょうが、ワンピースといったカジュアルな服装で接客をしていることで、親近感を抱いてもらいやすくなるでしょう。
働いている女の子の特徴としては、夜の勤務が難しい人です。シングルマザーで子どもを保育園や学校に送り出してから朝キャバで働く人も中にはいます。
昼キャバの特徴
昼キャバは、お昼の12時から17時、15時から20時までなど、お店によって営業時間に違いがあります。サービス内容は夜キャバと同様ですが客層は違うでしょう。朝キャバからそのままお店に残る人に加えて、観光客や時間と生活に余裕のある高齢者が多いです。中には、仕事の合間に訪れるサラリーマンなどもいるようです。
女の子の服装に関しては朝キャバと同様にカジュアルな服装が多く、私服で接客しても良いキャバクラもあります。働いている女の子に関しても、朝キャバと同じように日中にしか働けない人です。生活リズムが崩れないように、週末の日中のみキャバクラで働くOLも中にはいます。
収入に関しては、夜キャバと比べると稼ぎにくい特徴があります。しかし、一般的なアルバイトよりは稼げる仕事でノルマも少ないので自分のペースで働ける利点があるでしょう。
キャバクラで働くとたくさんのメリットがあるんだね。高収入で女子力も磨けて社会勉強にもなるなら、プライベートがさらに充実するよね。夜だけじゃなくて朝や昼に営業しているキャバクラなら、子どもがいる女の子にも最適だと思うよ。
キャバクラ嬢として働くことの大変さや苦労・デメリットとは
キャバ嬢としてより長く活躍するためにも、デメリットについて理解しましょう。あらかじめ把握していることで働きだしてからの「こんなはずじゃなかった」を防ぐことができます。
生活リズムが崩れやすい
夜に働くので仕方のないことと考えられますが、キャバクラで働くとこれまでとは生活習慣が変わってしまうでしょう。19時や20時から働きだし、深夜まで仕事をした後にアフターへ行くのであれば朝方に家に帰ることもあるでしょう。今までの環境と違うことで体がついていかず、体調を崩してしまう人も中にはいます。
特に肌荒れになってしまう女の子は多いです。見た目に大きな影響を与える要因なので、肌荒れが気になる前にスキンケアを入念に行うことが肝心でしょう。
ノルマを達成するのがきつい
キャバクラは一般的な仕事よりも時給が高いことがメリットですが、その分求められているハードルが高いことも覚えておきましょう。キャバ嬢の仕事としては、指名客を呼び寄せてしっかりと売上を上げることです。そのため、お店によってはノルマが設けられているのです。
毎月最低でも〇〇本指名をとる、同伴のノルマがあるなど、ノルマを達成しない場合には罰金を設定しているお店もあるので、あらかじめノルマについてお店に確認しておくといいでしょう。しかし、中にはノルマを達成することに自信がない女の子もいます。自分はキャバクラに向いていないと感じてしまうでしょうが、「キャバクラ派遣」であればノルマはありません。
キャバクラ派遣は、キャバクラ店で働いているキャバ嬢のサポートをする仕事です。キャストが足りない時にお店に行き、メインでお客さんと話をするのではなく、お酒を作ることをメインとして働きます。時にはお客さんと会話をすることもありますが、売上を気にせずキャバクラで働けるので自分のペースで仕事ができるでしょう。実際にキャバ嬢として働く前の体験として活用するのもおすすめです。
赤字になることがある
キャバ嬢になれば誰もが稼げると感じていませんか?実は、それは間違った考えで、キャバ嬢になったとしても稼げない人もいます。キャバクラで働くためには、スキンケアに気を使い、華やかなドレスやメイクもしなければいけません。そのため、想像以上に多くのお金が必要になるのです。
また、お店によっては当日欠勤や遅刻をすると罰金が発生するケースもあります。仕事なので当日急に欠勤となると会社側が大変な思いをするのは当たり前ですが、一般企業であれば罰金はありません。
体調が悪くても罰金を支払うことが嫌で無理に出勤する女の子も中にはいます。中には1日働いた分程の罰金となるお店もあり、赤字となってしまうこともあるのです。罰金のあるお店で働く場合には、罰金の金額や体調管理に気を付けましょう。
プライベートの時間が犠牲になる
キャバクラで働くデメリットはお金関係だけではありません。プライベートの時間が犠牲になることもあるので注意してください。キャバクラでは指名をとることがより多く稼ぐためのポイントです。お客さんにお店に来てもらうためにも、日頃からLINEやメールでやり取りをしている女の子もいます。しかし、そのやり取りは出勤している時間のみすることではありません。
プライベートの時間にもLINEやメールを送ってくるお客さんはいるので、放置せずに返信する必要があるでしょう。自分の時間がなくなってしまうことで精神的に辛くなる女の子も中にはいるので、プライベートの時間が犠牲になる点について理解しておいてください。
金銭感覚がおかしくなる
キャバクラで働き、たくさんのお金が稼げるようになるとお金を多く使ってしまう人も中にはいます。お金に余裕があることで、前までは徒歩や電車、バスなどを利用していたとしても、ちょっとの移動でタクシーを活用する女の子もいるのです。
節約していた時代と比べるとお金があることで充実しているように見えますが、金銭感覚がくるってしまうとキャバクラで働くことを辞めた時に大変な事態に陥る可能性があります。余裕があったとしても、計画性を持ってお金を使いましょう。
入居審査で不利になりやすい
キャバクラだけで働いている場合、賃貸物件の入居を検討する際に問題が発生する可能性があります。入居審査がある場合、キャバクラは固定給ではないので収入が不安定になると思われるのです。働いている女の子からすると、毎月しっかりと稼いでいれば大丈夫だろうと考えるでしょうが、固定給でないだけで審査には大きな影響を与えてしまいます。
また、キャバクラは夜働くことが多い仕事です。活動し始めるのは夜からとなり、帰ってくる時間も深夜になるので生活音で周辺に住んでいる住民から苦情がくる可能性もあります。トラブルを嫌う大家さんであれば審査で不利になってしまうのでその点についても理解しておきましょう。
中には、家族に保証人になってもらう、繁華街が近い物件を選択するなどで物件を借りられるケースもあります。ナイトワーク専門で賃貸物件を取り扱っている不動産会社も増えてきたので、不安があれば利用してみましょう。
セフレ・愛人関係になる話を持ち掛けてくるお客さんがいる
キャバ嬢は体の関係がないことを魅力に感じている女の子もいるでしょう。しかし、お客さんの中にはセフレや愛人になることを求めてくる人もいます。断れば指名が無くなってしまうと考え、要求に応じてしまう女の子もいますが、仕事を第一に考えるなら断ることが正解です。
お客さんとの関係が親密になると、その話は他のお客さんの耳にも届いてしまいます。その結果、指名が減少することにもつながるので稼ぎたいのであれば断りましょう。ただし、出会いを求めてキャバクラで働きだした女の子や副業のためと割り切って収入をあまり重視していないのであれば、受け入れることを検討してもいいでしょう。
精神的に病みやすい
キャバクラで働き始めて精神的に辛い思いをする可能性は誰にでも十分にあり得ます。ノルマがあるだけではなく、お客さんの中には威圧的な態度で話しかけてくる人もいます。迷惑なお客さん相手にも接客をしなければいけない環境に疲れてしまい、病んでしまう女の子もいるのです。
中にはネットの掲示板で悪口を流されたり、ありもしない噂話を広げられる可能性もあります。プライベートにも影響を与えることなので、無理をしないことが大切です。
キャバクラは華やかな世界だけど、意外にもノルマや罰金があるから大変な部分もあるんだね。でも、それは時給が高いからであって時給に見合った働きをしないといけないのは一般企業も同じことだよね。でも、体を壊したら意味がないから、無理をしないように気を付けてね。
キャバクラ嬢が本入店するまでの流れ
キャバクラ嬢として活躍するためには、まず求人募集をしているお店を探すところからスタートします。本入店するまでの流れを知り、スムーズに準備を進めていきましょう。
求人を探す
キャバクラ店といっても全国様々な地域にお店があります。中でも東京が最も多く、歌舞伎町や六本木、渋谷や西麻布、池袋などにキャバクラ店が立ち並んでいます。北海道であればすすきの、大阪であれば心斎橋やなんば、北新地あたりにお店が複数あるでしょう。どの地域も繁華街にあるので、地方であっても繁華街を調べるとキャバクラ店を見つけることができます。求人を探す際に参考にしてください。
求人に応募する
キャバクラの求人を見つけたら、次は応募に進みます。ナイトワークでは一般的にWEB応募とLINE応募、電話応募やメール応募といった種類があります。お店によっては1種類や2種類しかないものもあるので、自分がしやすい方法を選んで応募してみましょう。上記の応募方法の中では電話応募が最も緊張しやすいです。
緊張して声が小さくなると聞こえにくくなってしまうので、はっきりと大きな声で話しましょう。また、明るく話すこともポイントです。実際に会ってみたいと思わせるようアピールしていきましょう。
面接
キャバクラで面接を担当するスタッフは、これまでに多くの女の子を見てきました。面接で会っただけで女の子の実力を見抜ける人も多いと言われ、面接をして合格になると、その場ですぐに採用となることが多いです。「後日合否を連絡します」と言われた場合は不合格だったと思っていいでしょう。
少しでも良い印象を残すためにも、笑顔でいることと挨拶は基本です。自己紹介は明るく丁寧にすると好印象です。キャバクラでの仕事経験や選んだ理由、出勤希望日など、聞かれやすい質問に関しては、前もって答えを考えておきましょう。タメ口で話す、馴れ馴れしい態度をするなど、マイナスに見られないように注意してください。
体験入店
面接に合格すると本入店の前に体験入店があります。お店の雰囲気をチェックできる良い機会なので自分に合っているのか確認することにも役立ちます。チェックすべきポイントとしては、女の子同士の関係性です。キャバクラは、お店によって雰囲気がまったく違います。待機中に談笑のないお店は女の子同士の仲が良くないと考えられるので、働きにくさを感じることがあるでしょう。
また、男性スタッフについてもチェックしてください。きちんとしたお店は男性スタッフの教育もシッカリしています。初心者の女の子に対してもきちんとフォローしてくれるか、分からないことは嫌がらずに答えてくれるかなど、安心して働くためにもチェックしましょう。
本入店
体験入店で問題がなければ遂にキャバ嬢として本入店となります。一般的には、専属の担当マネージャーがついて教育や相談ができます。時には収入をアップさせたい場合の秘策なども教えてくれるでしょう。初めてキャバクラで働く際には、知らないことが多いはずです。仕事は徐々に慣れていくでしょうが、マネージャーや男性スタッフ、他のキャバ嬢などに話を聞きながら成長していきましょう。
求人サイトやお店のホームページだけではお店の雰囲気までを知ることはできないから、体験入店を通して本当に自分に合っているのか確認することが大切なんだね。キャバ嬢として活躍するためにもしっかりと体験入店の時に見極めようね。
まとめ
キャバ嬢は、一般的な仕事と比較すると一晩で大きく稼ぐことができるので魅力に感じる女の子も多いでしょう。しかし、上記のようにデメリットや苦労は存在するので、長く働き続けるためにも、しっかりと理解しておくことが大切です。お客さんとの会話に困らないように常に話のネタをいくつか用意しておくことや、時には政治などのニュースに目を通しておくと高級なお客さんと話が合うようになるので指名につながることもあるでしょう。些細なことでも容姿を磨く以外に知識としての努力も必要となってきます。
また、お店の雰囲気をしっかり知ってから働きたい場合には体験入店を希望することをおすすめします。体験入店の時点で自分に合わなさそう、職場の雰囲気が悪そうと感じたら別のお店を検討することも可能です。稼ぐために技術を身につけたい、誰よりも多く稼ぎたいと思う女の子は、専属のマネージャーに相談しながら仕事をしていきましょう。
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