ガールズバーの給料体系を解説！キャバクラ嬢とどっちが稼げる？

2021年1月7日2023年12月14日

ナイトワークで人気といえば、キャバクラとガールズバーですよね。キャバクラでは、お客さんの横に座って接客しなくてはなりませんが、ガールズバーはカウンター越しの接客なので、そこに魅力を感じる方は少なくありません。では、ガールズバーで働く場合、いったいどれくらいの金額を稼げるのでしょうか。

ガールズバーの給料詳細

ガールズバーで働きたいと考えているのなら、給料システムや稼げる金額の相場を知っておく必要があります。営業している地域やお店によって稼げる金額は異なりますが、ここでは一般的なガールズバーの給与システム、相場などをご紹介しましょう。

時給+歩合（バック）が一般的

ほとんどのガールズバーでは、時給制を採用しています。コンビニや居酒屋のバイトと同じく、1時間働いていくらといった感じでお給料が計算されます。キャバクラも時給制を採用するお店がほとんどなので、給与システムそのものに大きな違いはありません。

また、キャストのお給料にはさまざまなバックが加わります。バックの詳細については後述しますが、さまざまなバックが加算されるので、規定の時給より稼げるケースが少なくありません。バックが入るのも、キャバクラと同じですね。

平均的な時給

地域によって異なりますが、だいたい2,000円前後のお店が多くを占めています。北海道や東北、九州、沖縄などのエリアでは、2,000円を切るお店も少なくありません。なるべく時給の高いガールズバーで働きたいのなら、関東や中国、中部、北陸などのエリアがおすすめです。

もちろん、お店単位でも時給は大きく変わります。同じエリアでも、繁盛店とそうでないお店とでは、時給が違ってくるのは当然ですよね。そのため、なるべく稼ぎやすいお店で働きたいのなら、いろいろな求人広告をチェックし、条件や待遇を比較しながら選ぶことが大切です。

バックの詳細

ガールズバーのキャストに支払われるバックには、さまざまな種類があります。ガールズバーで大きく稼ぐのなら、これらのバックを増やさなくてはなりません。

ドリンクバック

多くのガールズバーで採用されているバックです。キャストが、お客さんにドリンクをごちそうしてもらったときに発生します。お客さんにごちそうしてもらったドリンク代金の、数％がキャストにバックされます。

たとえば、ドリンクバックの還元率が10％だったとしましょう。このケースでは、お客さんに1,000円のドリンクをごちそうしてもらうと、10％の100円がキャストへのバックとして発生します。

「たったの100円？」と思った方もいるかもしれませんが、たくさんドリンクをごちそうしてもらえばその分ドリンクバックの額が増えます。お酒が強い方なら、1回の勤務でたくさんのドリンクバックを稼げるでしょう。

ボトルバック

お客さんがボトルをおろしてくれたときに発生するバックです。ボトルバックは、導入しているお店とそうでないお店があるので、事前に確認しておくと安心です。東京の歌舞伎町や六本木などで営業しているお店なら、ボトルバックを導入しているお店が多いですね。

おろしてもらったボトル代金の数％がバックされます。500～1,000円程度をバックされることが多いですが、高価なボトルをおろしてもらえれば、2,000～3,000円、それ以上のバックが入ることも。

指名バック

お客さんに指名されたときに発生するバックです。ガールズバーに限らず、キャバクラやセクキャバ、スナック、高級クラブなどあらゆるナイトワーク系のお店で導入されています。

お店によって、どれくらいの指名バックがもらえるかは異なります。指名1本につき1,000円、と決まっているところもあれば、お客さんの売上の数％を指名バックとしてもらえることもあります。後者のケースなら、かなり高額な指名バックを得られることもあります。

指名してくれるお客さんが多ければ多いほど、キャストの収入はアップします。安定した収入を得ることにもつながるので、長期的にガッツリ稼ぎたい方は、とにかく指名客を増やすことに力を入れましょう。大きく稼げているキャストは、例外なく多くの指名客を抱えていますよ。

同伴バック

同伴といえばキャバクラで導入されているイメージの強い制度ですが、実はガールズバーでも採用しているお店が少なくありません。お客さんと同伴することで得られるバックで、ガールズバーの場合は300～1,000円くらいが目安です。

キャバクラの場合、同伴で2,000～3,000円ほどのバックが発生することも珍しくありません。それに比べるとかなり低いので、同伴を嫌がるキャストは多いです。プライベートな時間を削られるうえに、あまり稼げないとなれば当然かもしれませんね。

交通費について

ガールズバーによっては、交通費を支給しているところがあります。交通費を支給してくれるお店のほうが、稼ぎやすいのは間違いないので、できるだけ支給アリのお店を選びましょう。

交通費を支給しているお店なら、求人広告に「交通費支給」と記載されていることがほとんどです。ただ、お店によっては片道分の電車賃、バス賃にしか対応していないことも。気になる方は、面接時にきちんと確認しておきましょう。

天引きされるもの

一般職のバイトでも、お給料からさまざまな名目でお金が引かれることはあります。ただ、ガールズバーの場合は、一般職に比べて天引きされるものが多いので、注意が必要です。

たとえば、源泉徴収や衣装代、送迎代などが多くのお店で徴収されています。ほかにも、福利厚生費や研修費、名刺代、雑費、日払い手数料、店舗維持費などが天引きされることもあります。

源泉徴収や衣装代などはまだしも、日払い手数料や雑費、店舗維持費などは正直意味がわかりませんよね。初めてのお給料をもらったとき、天引きされるものの多さに気づくことが多いので、面接時に確認しておくと安心です。

ガールズバーの給料に関する注意点

ガールズバーのお給料に関しては、いくつか覚えておくべき注意点があります。働き始めてから後悔しないよう、きちんと覚えておきましょう。

嘘の時給を提示している可能性がある

ガールズバーの求人広告で、高額な時給をアピールしているお店を見つけたことはありませんか？相場よりも高い時給をアピールしている場合、ウソである可能性が高いです。

ガールズバーのようなナイトワークは、常に人手不足といわれています。そのため、人材を確保するためにウソの求人で女の子を釣る、といったケースが未だに多いのです。高額な時給に釣られて働き始めたものの、なんだかんだと理由をつけられて安い給料で働かされる、といったケースも少なくありません。

ペナルティがある

お店によっては、遅刻や欠勤などにペナルティを課せられることがあります。遅刻10分につき1,000円の罰金、当日欠勤は5,000円の罰金など、ペナルティを課すお店は少なくありません。

ペナルティの厳しさはお店によって異なるので、必ず面接で確認しておきましょう。あまりにもペナルティが厳しすぎるお店の場合、時給が高くても思ったほど稼げない可能性があります。

給料に関するトラブル

お店がお給料を支払ってくれない、不当な天引きをされる、といったトラブルは意外と少なくありません。悪質なお店、違法店などでは特にこうしたことが起きがちなので注意が必要です。

未払いが起きる

たとえば、出勤したはずの日が欠勤扱いになっていて、その分のお給料が支払われない、といったケースがあります。夜の世界で働く女の子はおおざっぱな子も多く、給料明細をあまり見ない子も少なくありません。そのため、お店がお給料をごまかそうとすることがあるのです。

こうしたことが起きないよう、勤怠情報はきちんと記録をとりましょう。メモ帳やカレンダーなどに記録する、タイムカードの写真を撮っておくなどしておくと安心です。

不当な天引きをされる

お店によっては、意味不明な名目の天引きをしていることがあります。明らかに意味のわからない天引きが多いようなお店は、辞めたほうがよいでしょう。今後も、さまざまな理由でお金をむしり取られるかもしれません。天引きされる種類や金額については、面接時に確認しておくことも大切です。

キャバクラとガールズバーはどっちが稼げる？

ナイトワークを始めようと考えている女の子にとって、これは気になるところですよね。どちらも似たようなお仕事ではありますが、稼げる金額はどうなのでしょうか。

MAXは圧倒的にキャバクラ

キャバクラは、ガールズバーに比べて時給が高いです。ガールズバーの平均時給が2,000円前後なのに対し、キャバクラは3,000～4,000円ほどです。それに加え、さまざまな高額なバックが加算されるので、日給30,000～50,000円、それ以上になることも珍しくありません。

また、売上バックもあるお店で働いている女の子なら、人気次第では報酬が青天井です。たくさんの指名客を抱え、お店の看板として働いているようなキャバ嬢なら、月収1,000万円を稼ぐケースもあります。

ガールズバーの方が安定しやすい

キャバ嬢が稼げるのは、さまざまな高額なバックがあるからです。また、売上バックもあるので、1日で驚くほどの金額を稼ぐことも珍しくありません。ただ、ガッツリ稼げるチャンスがある一方で、収入の増減が激しいのはデメリットです。

一方、ガールズバーは時給がお給料のメインです。とりあえず出勤さえしていれば、安定した収入を得られるので、安定を求める方はガールズバーのほうがよいかもしれません。

給料以外のメリット・デメリットも比較しよう

ガッツリ稼ぐことを考えればキャバクラ一択です。月収1,000万円はなかなか実現できないかもしれませんが、頑張り次第では月収100万円以上を稼ぐことは十分可能です。ただ、キャバクラは稼げる一方で、プライベートな時間が削られやすいデメリットがあるので、そこは覚えておきましょう。

キャバ嬢は、同伴やアフターなどのお仕事もあり、オフの日には営業メールも送らなくてはなりません。そのため、どうしてもプライベートの時間を削られてしまうのです。一方、ガールズバーなら同伴は断ることができ、営業メールなどもする必要がありません。そのため、気軽に働けるのです。

ガールズバーにもノルマやペナルティのあるお店がありますが、キャバクラにもあります。キャバクラの場合、ほぼ間違いなくノルマやペナルティがあるので、人によってはプレッシャーを感じてしまうかもしれません。キャスト同士がピリピリしてしまうことも多いので、楽しく働くことは難しいかもしれませんね。

キャバクラとガールズバー、どちらにもメリットとデメリットがあります。メリットばかりに目が行きがちですが、きちんとデメリットについても把握しておきましょう。メリットやデメリットを比較しながら働くお店を決めれば、快適に働きながら高収入を得られますよ。

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まとめ

ガールズバーとキャバクラでは、稼げる金額が大きく異なります。稼ぎやすいのは圧倒的にキャバクラですが、働きやすさを考えるとガールズバーのほうがよいかもしれません。

現在では、ガールズバーもさまざまなスタイルのお店が営業しています。お店によって独自のコンセプトを打ち出しているところもあるので、事前にきちんとリサーチしておきましょう。できれば、お客さん用のホームページなども確認しておきたいですね。求人を比較しながら選ぶことも忘れないでください。