風俗で働くと給料から引かれる雑費って何?手取りが減るけど
デリヘルやソープなどの風俗嬢が仕事をするにあたり、お客さんはサービスに対して料金を払うことになります。
その際に、風俗嬢はバック率通りに報酬が貰えるわけではありません。
お茶代などと呼ばれる雑費が給料から天引きされるため、実際の手取りの金額はバックよりも安くなります。
風俗嬢の給料の仕組み
風俗嬢に限った話ではありませんが、人が仕事をし、給料をもらう時、その金額は想定していた金額よりも低くなることがあります。
一体なぜこのような現象は起こるのでしょう?
通常、人が労働によって対価を得る時、そこには様々な費用が発生します。
税金であったり、保険料であったり、仕事にかかった経費であったりなど、様々な理由で給料は天引きされ、手取りの金額は低くなります。
それは風俗嬢についてもで同様です。
ただ、風俗嬢は一般的なOLなどと違い、個人事業主として扱われることが大半なため、税金に関しては自分で確定申告し、その都度必要に応じて税金をおさめることになります。
では、OLと違って風俗嬢はバック率通りに給料が貰えるのかというと、そんなことはありません。
風俗嬢の給料は様々な理由から天引きされ、減額されます。
そもそも、風俗嬢の給料はどのような仕組みになっているのでしょう?
時給制や日給制などの風俗嬢を除き、たいていの風俗嬢は歩合制で働いています。
つまり、仕事の量に応じて給料が変動するということです。
ただ、仕事の量といっても、お客さんが支払った料金全額が風俗嬢の給料になるわけではありません。
風俗嬢が稼いだ売り上げの内の何割かがバックという形で風俗嬢の給料になります。
例えばバック率が50パーセントの風俗店に勤務している女性が50000円の売り上げを稼いだ場合、風俗嬢の給料は50パーセントである2万5000円になります。
残りはお店の利益になります。
風俗嬢はこれ以外にも指名バックと呼ばれる指名されることで得られる収入や、オプションバックと呼ばれる有料のオプションをする毎に貰えるバックがあります。
要するに、お客さんから指名されやすい風俗嬢や、オプションのNGが少ない風俗嬢ほど収入は伸びやすいということです。
バック率が高い風俗店に勤務すれば、たとえ同じ売り上げだったとしても、給料に格差は生じます。
なにせ同じ売り上げ100万円でも、バック率が60パーセントの店なら給料は60万円、50パーセントなら給料は50万円と、10万円の差が生じるからです。
では、風俗嬢が給料を計算する場合、バック率だけ計算すれば良いのかというと、そんなことはありません。
というのも、風俗嬢の給料はさらに雑費という形で天引きされることになるからです。
たとえバック率が高額であったとしても、雑費が高いと給料はその分だけ安くなります。
例えばバック率50パーセントの風俗嬢が100万円の売り上げをたたき出し、給料を50万円にすることが出来たとしても、雑費が10万円だと給料は天引きされ、40万円になってしまいます。
これではバック率40パーセントの店舗で働いているのと同然です。
それだけに、出来るだけ手取りを多く残そうと思ったら、バック率のみならず、雑費についても計算する必要があります。
給料から天引きされる雑費
風俗嬢が仕事をするにあたり、雑費は必ず発生するものです。
というのも、雑費の中には仕事をする上で必要な経費も含まれるからであり、雑費を払わないと仕事がままならないこともあるからです。
ただし、全ての雑費が仕事に必要不可欠な費用とは限りません。
中には不要と思われる雑費もあります。
悪質な風俗店の中には単純にピンハネ目的で雑費を必要以上に高く設定することもありますので、注意が必要です。
風俗嬢が天引きされる費用の中にはお茶代と呼ばれるものがあります。
お客さんに出されるお茶の費用は、風俗嬢が負担しているのです。
ただ、お茶代といってもソフトドリンク1本出すなど、実際の費用は安価なことが多く、店舗によっては実際の経費よりも多めに取られていることもあります。
特にお客さんが付く付かないに関わらず、稼働日数に応じてお茶代が請求されるようなケースでは、風俗嬢によっては必要以上にお茶代を負担させられている可能性もあります。
デリヘルの雑費
風俗嬢が支払う雑費の種類は、勤務する風俗店によってそれぞれ特徴があります。
まずデリヘルのような無店舗型の風俗嬢の場合、タオル代、ローション代、イソジン代、そして衣装のクリーニング代などは他の風俗嬢とあまり違いはないです。
オプションとしてアダルトグッズを使用することもあり、その際にはアダルトグッズの費用が雑費として給料から天引きされます。
無店舗型の風俗店で働く場合、実際に仕事をするにあたってホテルやお客さんのお宅まで出向くことになります。
その際の車による送迎や移動にかかる費用、たとえばガソリン代などをデリヘル嬢は負担することになります。
他にも、送迎をしてくれるドライバーへの人件費も雑費として天引きされます。
ちなみに、このような人件費はボーナスと呼ばれ、ボーイの人件費として引かれることもあります。
デリヘルの仕事に移動はつきものであり、ガソリン代などの移動関連の費用の支払いはまず避けられないでしょう。
ソープの雑費
デリヘルと違い、ソープのような店舗型の風俗の場合、移動する必要がありませんのでガソリン代などの雑費が発生することはまずないです。
ただし、ソープにはソープ特有の雑費が発生します。
タオル代やローション代、イソジン代、衣装のクリーニング代などはデリヘルと同じですが、ソープ嬢には他にも光熱費や水道代、果てはコンドーム代などの費用が発生します。
つまり、ソープ嬢が浴室で行うにあたって発生するすべての費用は、ソープ嬢持ちになるということです。
さらに、ソープ嬢はお客さんに出すためのお茶代や、部屋のレンタル代まで払うことになります。
ソープランドは建前上、お風呂場をお客さんとソープ嬢に貸しているというスタンスのもとで経営しています。
そのため、本番をするにあたって必要なゴム代やローション代を払うと、まるで本番を強要しているかのように見えるため、これらの経費については負担することができません。
そのような背景もあってソープ嬢は部屋のレンタル代からコンドーム代に至るまで、様々な経費を雑費として負担することになります。
さらにソープ嬢はボーナスや税金が雑費として天引きされるといった特徴があります。
ボーナスとはお店のボーイに払う人件費のようなものです。
では税金とは何なのでしょう?
ソープ嬢が払う税金とは、OLが払うような所得税のような税金とは意味合いが異なります。
これは要するにお店に対する謝礼的な意味でのお金であり、費用というよりも慣習的な金額となります。
ただ、働いている人たちへの感謝の意を示すというのであれば既にボーナスを払っているだけに、税金の支払いは仕事をする上での必要性はあまりないものです。
もしもソープ嬢として働くにあたり、税金が異様に高いと感じたら、一度お店側に理由を聞いてみると良いでしょう。
交渉次第では減額して貰えるかもしれません。
雑費の計算方法
せっかく辛い思いまでして風俗嬢として働いたのに、経費とはいえ給料を大幅に減額されたらモチベーションも落ちるでしょうし、なによりも風俗嬢になった意味がありません。
それだけに、風俗嬢になるからには雑費が安いお店に勤務した方が良いのですが、そもそも雑費で引かれる金額とはどの程度のものなでしょう?
実は雑費の計算方法は店舗によってそれぞれ違いがあるため、必ずしもこの金額になるといった目安となる数字はありません。
雑費の計算方法といえば、だいたい次の三つのパターンに分けられます。
一人ひとりの接客にかかった費用を計算する方法、給料から一定割合の雑費を引く方法、1日あたり幾らと金額を決めて引く方法、この三つです。
指名の多い風俗嬢ほど1回あたりの接客にかかる必要経費は高くなり、雑費も高額になりやすいです。
だいたい1回あたりの経費の相場は500円から1000円ほどになります。
ただし、高級店などのランクの高いお店になると1回あたりの接客にかかる費用も高額になりやすく、天引きされる雑費も高くなります。
そのため、出来るだけ雑費の金額を減らしたいのであれば、高級店よりも大衆店のようなランクが低いお店の方が良いのですが、そうなると稼げる金額も減ってしまい、かえって収入が落ちる可能性があります。
何より、最近は雑費があまり発生しない風俗店が増えている傾向があるため、手取りについてはそれほど心配する必要はないでしょう。
ただ、どう考えても手取りの金額が少ないと感じた場合は、お店側が不要にピンハネしている可能性があるので、別の店への移籍を考えた方が良いかもしれません。
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