掛け持ちでピンサロに在籍中だけどマイナンバーって大丈夫なの?

2023年12月14日

Meinche / Pixabay

昼職のある女性がピンサロの風俗店に勤務し、掛け持ちをすると、給料が大幅にアップします。
すると、所得が増えるため、支払う税金の額も上がるのですが、この時マイナンバーが理由で風俗嬢の仕事をしていることが会社にバレることはないのでしょうか?

ピンサロの仕事を始める際には、同時に会社バレしないように税金対策を講じておく必要があります。

ピンサロの特徴

チェックリストピンサロといえば風俗店の一種であり、デリヘルなどの仕事と比較すると簡易な性サービスを提供するお店です。
他の風俗店と違い、カーテンやパーテーションで区切られただけのスペースでお客さんを相手に接客をするため、周囲の人からも行為を覗かれる可能性があります。

ただ、ピンサロは法律上、飲食店扱いということもあってか、接客中に服を脱ぐ必要がないといった特徴があります。
むしろ、営業中は店舗内をスタッフが巡回しているだけに、万が一お客さんとトラブルがあってもスタッフが駆けつけ、守ってもらえるため、風俗嬢の安全性が配慮された職場環境となります。
ピンサロの風俗店で接客をする場合、まずお客さんに挨拶をし、その後に男性の性器をおしぼりで拭くことになります。
ピンサロは他の風俗店と違い、店内にシャワーが完備されていないため、ここでしっかりと性器を洗っておかないと不衛生になってしまうからです。

おしぼりで清潔にしたら、いよいよサービスが始まります。
ピンサロの風俗嬢は接客中、キスや手コキ、フェラなどのサービスを行います。
一部のお店では指入れのサービスもあるのですが、中には指入れを禁止しているお店もあります。
どうしても指入れが嫌ならば、生理中と言えば断ることも可能です。

そんなピンサロの給料ですが、他の風俗店と異なり、ピンサロは時給制であることがほとんどです。
その時給の金額ですが、1時間あたり2500円から4000円が相場となります。
高級店などの一部のピンサロともなると、時給が5000円を超えることもあります。
このようにピンサロの時給は普通のバイトと比較すると、非常に高時給のため、昼職のある女性が掛け持ちをすると、会社の給料とは別にピンサロの給料として20万円から30万円ほどの収入を得られるものです。

女性によってはピンサロの仕事を掛け持ちすることで、総収入が倍以上になることもあるでしょう。
収入がアップすれば、それだけ経済的に豊かな生活を送ることが出来るのですが、この時に問題となるのが会社バレです。

会社と副業

ビル 会社昔と違い、最近は副業に対する理解が深まっているのか、従業員の副業を許してくれる会社というのは多くあるものです。

それだけに、株やFXをやる程度の副業であれば、たとえバレたとしても注意されるくらいでしょう。
しかし、いくら副業に寛容な会社といえど、流石にピンサロの風俗業まで許してくれることは滅多にないでしょう。
従業員が隠れて風俗嬢の仕事をしているなんて事が世間にバレたら、それだけで会社の信用に傷がつく恐れがあります。
それだけに、昼職のある女性ほど、会社バレしないように気をつけて風俗嬢の仕事をするものです。

ピンサロの仕事は他の風俗店と異なり、薄暗い店舗内で接客をするため、内緒で副業をしている限り、バレることは滅多にないでしょう。
しかし、マイナンバー制度が施行された現在において、今まで通り内緒で風俗嬢の仕事をすることは難しくなってきています。
掛け持ちで風俗嬢の仕事をしているのであれば、マイナンバー制度に対する対策も講じておく必要があります。

マイナンバー制度が施行された影響

マイナンバー制度が施行されることで、風俗店に限らず、キャバクラなどの水商売の世界で働く女性は悪影響を受けると言われてきましたが、それは何故なのでしょう?
マイナンバー制度が施行されると、個人のお金の流れを税務署が把握できるようになるため、今まで確定申告してこなかった風俗嬢たちの収入がバレるかもしれないという噂がネット上では囁かれているのですが、本当なのでしょうか?
結論から言ってしまえば、マイナンバー制度が施行されるかどうかに関わらず、確定申告を怠ると脱税となります。
他の人から密告があったり、明らかに申告内容以上の収入を稼ぐなど、不審な点があると風俗嬢といえど税務調査の対象となるため、いずれ脱税はバレるでしょう。

ただこの辺りの問題はマイナンバー制度が施行される前から言われていたことなので、マイナンバーの普及とは関係ないでしょう。
では、具体的にマイナンバー制度が始まったことで、風俗嬢は何をするべきなのでしょうか?
ピンサロに関わらず、風俗嬢は個人事業主扱いで風俗店で働いていることが多く、基本的に源泉徴収票が発行されることはありません。
そのため、風俗嬢は自分で確定申告をする必要があります。

この確定申告をする時に、マイナンバーも一緒に申告することになります。
マイナンバーの具体的な影響を例に挙げると、このような手続き面でのやることが増える程度のことでしょう。

マイナンバーから職歴がバレる可能性

女性マイナンバー制度が始まると風俗嬢であることがバレる恐れがあると言われる理由の一つに、会社にマイナンバーを伝え、そこから職歴がバレるから、というものがあります。

風俗店とは異なり、普通の会社の場合、従業員の確定申告を会社が代わりに行っているため、従業員に対してマイナンバーの提出を求めることがあります。
源泉徴収票を作成する上でマイナンバーが必要となるだけに、昼職のある女性の中には既にマイナンバーを提出している女性もいるかもしれません。
この時、マイナンバーを会社に提出することで、過去の職歴がバレるかもしれないといった心配を抱えている女性もいるでしょう。
結論から言うと、マイナンバーから職歴がバレるということはまずないです。

会社は従業員のマイナンバーを取得できても、そのナンバーから目的以上の情報を収集することが出来ません。
そのため、過去に風俗店に勤務していた過去があるからといって、マイナンバー経由で風俗嬢であることがバレる心配はないです。
さらに、風俗嬢は個人事業主扱いで仕事をしているため、マイナンバーを伝える必要がありません。
風俗店は風俗嬢の税金に関しては基本的にノータッチとなります。

そのため、マイナンバー経由で風俗嬢であることが昼職の会社にバレる心配はまずないでしょう。

税金への対策

掛け持ちでピンサロの仕事を始める場合、マイナンバーへの対応よりもむしろ、税金への対策を講じておいた方が良いです。
というのも、ピンサロの仕事を始めて収入が増え、確定申告をすると、所得が増えた分、税金が上がります。

源泉徴収のある会社に勤務している場合、住民税が上がると、確実に会社に税金が上がったことがバレるでしょう。
単純に所得が増えただけでは、何か副業をしているのだろうと疑われるだけなのですが、会社が本格的に調査を始めれば、風俗嬢の仕事をしていることがバレるのは時間の問題でしょう。
それだけに、会社バレを防ぐには、住民税への対応策が求められます。
この時、もっとも有効な対応策というと、確定申告をする時に住民税の徴収方法を「自分で納付」に変更するだけで大丈夫です。

風俗嬢の報酬分の税金を自分で納付することで、住民税の上昇を理由に会社バレする心配は減るでしょう。

個人での対策

基本的にマイナンバー制度が普及したからといって、それをキッカケに風俗嬢であることが会社バレする心配はないです。

むしろ、他の理由でバレることを心配した方が良いでしょう。
例えば、ピンサロの仕事を始めた結果、収入が増え、散財や浪費をするようになると、周囲の人たちも妙だと疑うようになるでしょう。
さらに、ピンサロの仕事が忙しくなるあまり、昼職が疎かになると、それをキッカケにバレ、クビになる心配があります。
折角税金対策が出来ても、このような日頃の行動が原因でバレてしまっては身も蓋もありません。

ピンサロの仕事がバレないようにするためには、日ごろより節約に励むなどの対策が求められます。
ちなみに、風俗嬢になった以上、必ず確定申告をしましょう。
風俗店はただでさえ税務署にマークされやすい業種です。
脱税をすると、マイナンバーの有無に関係なくバレる恐れがあります。