キャバクラ嬢のフリー客へのトーク術~フリー客を本指名に
キャバクラで働いている女性であれば誰でもフリー客の大切さはわかっているでしょう。
フリー客がこちらを気に入ってリピートし、本指名してくれれば指名バックが給料に加算されるだけではなく、定期的な来店があれば「安定した稼ぎを上げる財産」になってくれます。
ですから指名客も大切ですが、フリー客の場合も手を抜かずにしっかり接客することが大切です。
しかし常連客であればすでに親しくなってるので特に意識をせずに接客しても相手は満足してくれますが、フリー客の場合はそうはいきません。
そういう意味ではフリー客こそ一層本気を出すべき相手だとも言えます。
その時にキャバクラである以上、交わす会話が勝負です。
そこでここではフリー客を本指名客にするためのトーク術をご紹介します。
ランカー嬢が絶世の美人と限らない
まず大前提のおさらいです。
男性がキャバクラに来る目的はキャバクラ嬢との「疑似恋愛」を楽しむためか、あるいは女性によって「癒し」を与えてもらうためかのどちらかでほぼ9割です。
そしてそれはどちらも自分をほめてもらったり、好きになってもらったり、励ましてもらったり、自慢できたり、という「自己肯定」が究極の目的です。
ですから、絶世の美人だからといってそれをしなければランカー嬢になるとは限らないのです。
逆にランカー嬢が一見、普通の女性だったりする場合もこれが秘密です。
セクキャバであれば、性的なサービスである意味「自己肯定」と「欲望」の2つを満足させられますが、キャバクラの場合は会話が全てです。
ですから、とにかく会話のテクニックを磨きましょう。
それが本指名の多さにつながり、給料が増えるだけではなく、その先に人気嬢やランカー嬢への道が見えてくるのです。
フリー客との会話が盛り上がる話題10選
フリー客との会話で相手を満足させるためには、会話の仕方が「おっとりとして上品」などのような話し方の問題もありますが、1番大きな要素は「いかに盛り上がる話題を見つけられるか」です。
誰でも自分の得意な話題、あるいは自慢したいこと、興味を持っていることがありますから、そのテーマをいち早く見つけることが重要です。
しかし、千里眼でもない限りなかなかそれは一目ではわかりませんから、いくつか質問したり話題を提供してお客様の反応を探っていくことになります。
そこでまずは、その時に盛り上がりやすい話題を10個ご紹介します。
身に着けている服や持ち物へのこだわり
男性の中は自分の小物やファッションの中のどこかにこだわりを持っている人も結構います。
その話題を探りましょう。
具体的には、カバン、時計、ネクタイ、カフス、ライターに注目です。
1番よいのは普段から男性誌などを読んで、モノの価値が分かっていることですが、そうでなければ自分がいいなと感じたところをほめましょう。
その際「感情を込める」のが重要なので、本当に良いと感じたものをほめることがポイントです。
そして「父の日のプレゼント」とか「実はこの時計はアンティークで」などの返答があれば、その切り口で盛り上がれますから、どんどん聞いていきましょう。
出身地
お客様の出身地と自分の出身地が一致したり近い場合は非常に盛り上がります。
出身地ではなくても、旅行で行ったことがあれば話がしやすです。
ですから出身地ネタはテッパンです。
ただし、「ご出身はどちらですか?」
と単純に聞くのではなく、「なんだか男らしい九州男児の感じですよね、もしかして九州出身ですか?」
などさりげなくほめ言葉を入れながら聞きましょう。
当てることが目的ではなく、話題を振ることと一方で相手をほめることが目的ですから、その点を勘違いしないようにしてください。
休みの日の過ごし方、趣味
休みの日の話題も盛り上がる可能性が高いです。
というのも休みの日にはだいたいの人は自分の趣味のことをしているからです。
ですからその返答に対してどんどん掘り下げて聞いていきましょう。
その時に自分もその趣味を持っているとさらに盛り上がりますが、基本は「趣味だけれどあまり詳しくない」というスタンスが大切です。
相手よりも詳しいことがわかると、お客様は自慢できないために、話す楽しみが失せてしまいます。
好きな食べ物、苦手な食べ物
人間は「食」に興味やこだわりを負っている人が多いです。
ですから「好きな食べ物、苦手な食べ物」と、そしてその理由を聞いていけばかなり盛り上がります。
それが「おふくろの味」だったりすると、子供のころの話やお母さんの話にも広がりますし、「卵かけご飯の食べ方」などの話題になると本当に細かくこだわっている場合が多いので、非常に良い話題です。
学生のころ、流行った歌
お客様が少し年代が離れている場合は、この話題がいいでしょう。
それは歌の話題だけではなく、むしろ学生時代の思い出話につながりますし、当時流行っていたファッションや流行語の話題にもなりますから、これもかなり盛り上がります。
話している方も満足度が高いです。
似ている有名人
この話題には注意点があります。
それは絶対に「言われてうれしい有名人」を出すことです。
基本的には人気のアイドルやタレント、年齢がいったお客様の場合は渋い男優などです。
間違ってもお笑いタレントや嫌われ俳優を出さないようにしましょう。
また似ているほうがより良いですが、似ていなくてもいいのです。
なぜそのタレントと似ていると思ったのか、と必ず聞かれますから
「だって●●さんって、××みたいにクールっぽくてかっこいいじゃないですか」
とそのタレントの格好いいところや好感が持てるところを挙げれば、間接的にお客様をほめることになります。
プライドが高そうなお客様の場合は「●●さんが芸能人の××に似てるんじゃなくて、××が●●さんに似ているんですね」というとさらに喜びます。
小学生のころの憧れの職業
よほどいじめられた過去や、不幸な出来事がない限り、子供のころの話題は場が和みます。
その話題として1番いいのが「子供のころなりたかった職業」です。
だいたいの場合は「パイロット」「スポーツ選手」などでしょうが、それは今の自分の趣味ともつながっていることも多いので、どんどん掘り下げて聞きましょう。
学生時代の就活の話
年齢のいったお客様の場合は、当時は就活などはあまりなかったので、ふさわしくありませんが、若いお客様から40代までであれば、学生時代の中で1番頑張ったのが就活、ということが多いので、この話題もいいでしょう。
その仕事を今も続けているようであれば、今の仕事内容なども聞けるので、リピート化した時の話題に事欠かなくなります。
初恋の話
男性も実は「恋バナ」が大好きです。
特に初恋の話は、自分の若いころのことなので、懐かしく思い出せ、かつほとんど場合「いい思い出」になっているはずですから、無難でさらに盛り上がる話題です。
特に男性の場合、このような話は少し気恥ずかしいですから、そのような話をした相手の女性には親近感を抱き、本指名してくれやすくなります。
好きな異性のタイプ
これも「恋バナ」の1つではありますが、少しエッチ気味に話を振っても盛り上がります。
具体的には
「●●さんは、Sですか、Mですか」
という話題です。
人によってはエッチな方に行くかもしれませんし、あるいは性格的な話に行く場合もあるでしょう。
どちらの場合でも相手の人格に触れる話題になるので、9と同じように「共通の秘密」を持つことになって、親近感が増します。
フリー客の場合はタメ口はNG
特にフリー客の場合、注意点があります。
それは初対面であるフリー客の場合は敬語で話し、タメ口はやめることです。
なぜかというと、若く見えても部下がたくさんいて敬語でしか話されていないお客さんの場合などもあり、その場合タメ口は失礼だととられる可能性があるからです。
その場では合わせてくれるかもしれませんが、本指名にはほぼつながりません。
お互いの距離感が近づいてから、それに応じてリピート以降話し方を変えるのはOKです。
ただし初対面でもタメ口的になったほうがよいのは、感動した時の話し方です。
と言っても
「●●さん、すごいじゃん!」
というような相手に話しかける場合ではなく
「わ~、感動した!」
と自分の感情を思わず言ってしまった、という時だけです。
フリー客にもリピート客にも通用するトーク術
またトーク術は話題の選び方だけではなく、話し方や話す際のポイントにもあります。
それらはフリー客だけではなくリピート客の場合にも共通するものが多いので、ぜひ身につけましょう。
具体的には以下のようなことです。
苦手なことを察して触れない
よほど親しい常連客でなければ、基本的にはお客様はキャバクラに「自己肯定」を求めて来店します。
それは自慢できたり、ほめてもらえたり、励ましてもらえたりということです。
ですから、相手が苦手な話題は基本的にNGです。
しかし、誰も自分から苦手なことは告白しませんから、それについては「察する」ことが重要です。
そのためには、話題を振った時に相手が少しでも言いにくそうにしたり、顔をしかめたりしたら、苦手な話題か嫌いな話題だと判断してさりげなく話題を変えましょう。
それはカラオケなどでも同じです。
世の中には歌が苦手な人もいますから、カラオケになった時に「自分はいいよ」と言った場合は無理に誘ったり強要したりしないようにしましょう。
また一緒に来た人が無理に誘ったりした場合は、「私、●●さんとお話がしたいから、カラオケはパスしてください!」と助け舟を出すと、非常に好感度が上がります。
ネガティブなことを言わない
疲れた、忙しい、ヒマなどのネガティブな話題は聞いている方が暗い気持ちになりますし、わざわざお金を払ってそのような話を聞きに来たのではない、というようにも思われます。
ですからお客様の前では楽しい、うれしい、おいしい、好き、というようなポジティブな話だけをしましょう。
同僚の悪口を言わない
もしもお客様がほかのキャバクラ嬢やスタッフについての不満を言って、かつ自分もそれに同感だったとしても、一緒になってその人の悪口を言うのはNGです。
他人の悪口を言っている姿は、人から見てとても醜いので、言っている本人自身の魅力を下げてしまいます。
ですからそのような不満が出ても
「ごめんない。悪気はないと思うんですけど」
「まだ入ったばかりで慣れてないからだと思うので、すみません」
と代わりに謝るくらいの態度を示しましょう。
その大人の度量が魅力アップにつながります。
ネガティブな愚痴に話にポジティブで返す
お客様は愚痴を話しにキャバクラに来る場合もあります。
しかしそれも本当の目的は「自己肯定」ですから、その愚痴に対してネガティブに答えるのもNGです。
そのネガティブなことをポジティブに置き換えて返すのが人気嬢になるポイントです。
たとえば
「また仕事で失敗しちゃったよ」
と言われたら
「またしたの~?ダメね~(笑)」
はダメです。
そうではなく
「それは●●さんが難しい仕事ばかり与えられているからですよ。それだけ能力がある証拠です」
と返しましょう。
絶対本指名につながるキラーフレーズ
最後に、このフレーズを会話のどこかに挟めば、相手は必ず喜んで、リピートし、本指名してくれる、というキラーフレーズをご紹介します。
ぜひ活用してください。
・●●さんって素敵ですよね?
・●●ってモテるんじゃないですか?
・いい身体してますね?
何かスポーツしてるんですか?
・一緒にいると楽しくって、時間が経つのを忘れちゃいます。
・こんなに笑ったの久しぶりかも。
・こんな素の自分が出せるって珍しいです。
・何でもご存知なんですね?
・何で私のことそんなにわかるんですか?
・最近いいお客さん来なかったから●●さんについてよかったです。
どれも使うには少し恥ずかしいところもありますが、逆にほかにここまで赤裸々に好意を伝えるキャバクラ嬢は少ないですから、これを堂々と話せれば、ライバルを出し抜いて本指名がとれること間違いなしです。
まとめ
いかがですか。
以上を読んでわかるように、キャバクラ嬢のトーク術は実は「話し方」ではなく「聞き方」です。
お客様にいかに気持ちよく話してもらい、それに「自己肯定」につながる返しをしてあげることで、相手は非常に満足してくれるのです。
ぜひこのトーク術を身につけて、フリー客を根こそぎ本指名客にし、人気嬢やランカー嬢を目指しましょう。
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