キャバクラの時給アップするタイミングは給料システムで変動する
キャバクラの給料システムは、普通のアルバイトや月給制のお仕事とは違ってかなり特殊です。
ただ、どんなお店でも同じなのはたくさんお店の売上に貢献すれば、給料はすぐに上がるという点です。
逆に言えば、お店の売上に貢献できないとお給料はがんがん下がってしまいます。
この記事では、キャバクラで時給がアップするタイミングや、給料が決まる条件についてご説明します。
キャバクラ店ごとの給料システムの違いとは
キャバクラのお給料は時給+バックが一般的です。
時給は、入店時はほとんど全員一緒ですが、2ヶ月目からは実力次第で上がったり下がったりします。
バックとは、お客さんが支払った金額から一定の割合がキャバクラ嬢に還元されるシステムのことで、指名バック、ドリンクバック、延長バックなどがあります。
この二つを組み合わせてキャバクラ嬢のお給料が決まるのですが、特に重要なのは時給です。
バックはその日のお客さん次第で変動が大きいので、安定した給料として計算することができないからです。
安定して稼げるキャバクラ嬢になるためには、時給をあげることが重要なのです。
ではその時給はどういう計算で決まるのでしょうか。
実は、お店によって時給の決め方は微妙に違うので、キャバクラでよくある給料システムをご紹介します。
ポイントスライド制
キャバクラの給料システムとしてはとてもメジャーで、採用しているお店がおおいシステムです。
場内指名:1ポイント、本指名:2ポイント、延長:1ポイントというように、お店の売上に貢献することに対して、それぞれ一定のポイントを設定して、2週間や1ヶ月間ごとにためたポイントに従って次の期間の時給が決まるシステムです。
単純にポイントを合計するだけだとたくさん出勤した子が有利になるので、ためたポイントを出勤日数で割って1日の平均ポイントで計算するお店もあります。
売上スライド制
本指名客が使った金額に従って時給が決まるシステムです。
ポイントスライド制と同じく2週間や1ヶ月で区切ってその期間の総売上によって、以下のようなイメージで時給がきまります。
~5万 :2,500円
5万~10万 :3,000円
10万~20万円:3,500円
20万円~ :4,000円
給率制
給率制は、主に高級店で採用されている給料システムです。
給率は本指名客の売上とキャバクラ嬢の給料をで計算します。
例えば本指名客の売上が50万円で、その期間のお給料が30万円だった場合、お給料よりも20万円もお店に貢献していることになるので、次の期間の時給があがります。
この場合、給率は30万円÷50万円=60%と計算されます。
この給率が100%より低ければお店に貢献出来ている黒字嬢で、100%を超えていると売上よりも給料が高い赤字嬢になって時給が下がります。
高級店ではお客さん一人あたりの単価で非常に高く、お客さんはお気に入りキャバクラ嬢を目当てで来店することが多いので、いかに太客を掴んでお店に貢献しているのかが重視されるのです。
完全売上制
本指名客の売上の中から一定の割合が、そのままお給料になるお店もあります。
たとえば本指名客の売上が1ヶ月間で50万円でバックリ率が50%なら、翌月に振り込まれる給料は50万円×0.5=25万円になります。
このシステムを採用していると、とても単純明快でわかりやすい計算になります。
たくさん売り上げればその分しっかり還元されるので、「自分が今月いくら稼ぎたいのか」という目標に向けて頑張りやすいのです。
ただし、このシステムのお店の場合、お給料を時給換算することはできても、時給という考え方はあまりありません。
たとえ本指名客の売上が0円だったとしても、一応最低時給に従ったお給料はもらえますが、売上がある嬢に較べてかなり低い金額になります。
この4つがキャバクラでよく採用されている給料システムです。
ただし、体験入店や出稼ぎの場合は待遇として日給保証や待機保証が定められているので、上記のシステムはあてはまりません。
キャバクラの時給がアップするタイミングは?
キャバクラで時給がアップするタイミングは、お店が決めた集計期間によって変わります。
どのシステムであっても、時給を決めるための集計期間として2週間や1ヶ月などの期間が定められています。
そして、その期間ごとに時給が変わります。
なお、個人経営や地方のキャバクラだと、先に説明したようなシステムではなくキャバクラ嬢の時給があまり変動しないお店もあります。
その場合はオーナーの気分や、務めている期間にしたがって時給が変わるので、普通のアルバイトとあまり変わりません。
キャバクラの時給がアップするコツは?
どんな給料システムであっても、基本的には「たくさん売上れば、その分お給料は変わる」という点は変わりません。
ただし、採用しているシステムによって効率的な時給の上げ方は違うので、それぞれのコツを紹介します。
ポイントスライド制
ポイントスライド制のお店では売上よりも指名本数が重視されます。
5,000円しか使ってくれない本指名客も、10万円使ってくれる本指名客も、同じポイントで扱われるからです。
それなら安くてもできるだけたくさん指名を取ったほうがポイントを稼ぎやすいのです。
ただし、このシステムを採用しているお店は安め~中堅程度のランクのお店が多いので、実際は本指名客ごとにそれほど大きな金額差が発生することはあまりありません。
また、一度の来店で大金を使ってもらうよりも、何度も通ってくれる本指名客の方が時給をあげるためには役に立ちます。
もちろんドリンクバックがあるお店ならたくさん飲んでお金を使ってもらったほうがいいのですが、基本的には一度で大金を使ってもらうよりも、何度も本指名で来てもらうことを意識しましょう。
売上スライト制
売上スライド制の場合、いかにお金を使ってもらうのかが重要です。
集計対象になるのは本指名だけなので、たくさんお金を使ってくれる本指名を捕まえましょう。
売上さえ高ければ時給も高くなるので、あまりたくさんのお客さんを指名客に変える努力よりも、お金を持ってそうな太客をつかむ努力が重要です。
給率制
売上スライド制と同じく、お客さんにお金を使ってもらうことが重要です。
ただし、自分の給料より高いか低いかという基準があるので、毎期間ノルマに追われる間隔になります。
このシステムは主に高級店で採用されているので、お客さんの大半が太客になる可能性を秘めている金持ちです。
だからお客さんの選り好みをせず、出来るだけ多くの本指名を稼げるようにしましょう。
完全売上制
他のシステムは売上が悪くても時給が下がるだけですが、完全売上制の場合は本指名がいないと最悪お給料が0になってしまうのでとてもシビアです。
実力主義のキャバクラのなかでも特に実力を問われる環境なので、指名を取る自信がある女の子以外にはおすすめできません。
なお、どのシステムであっても指名や売上はバックとしても還元されるので、結局は指名も売上も多い嬢が、ナンバー嬢になります。
まとめ
キャバクラで時給がアップするタイミングや、給料が決まる条件についてご説明しました。
キャバクラで時給が上がるタイミングは、お店ごとに定められている給料システムの集計期間によって決まります。
また、給料システムにとって時給の上がり方はことなりますが、指名をたくさんとって売上げることが時給アップにつながります。
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