キャバクラの自由出勤って要はただのシフト制って事?

2023年12月14日

Basti93 / Pixabay

キャバクラで働こうと思って求人サイトなどを調べていると「自由出勤」「完全自由出勤」ということをうたっている店が時々あります。
この実態はいったいどういうものなのでしょうか。

結局はシフト制なのでしょうか。
ここではその実態に迫ります。

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一般的なキャバクラはシフト制

キャバクラでの一般的な働き方は「シフト制」

カレンダー会社勤めの正社員のOLなどの場合、基本は毎日出勤する「常勤」ですが、キャバクラの場合は違います。
多くの店では、キャバクラ嬢が自分の出勤できる日にちと時間を自己申告し、店長なりマネージャーなりが、それを調整して各女性の出勤日時を決めています。
これがいわゆる「シフト制」です。
だいたいの店では飲食店のアルバイトのように、1週間に1回、あるいは1ヶ月に1回というサイクルで自己申告をさせています。

その自己申告については「最低週1回2時間はシフトを入れること」などと決まりごとがあることも普通です。
つまり「自由出勤」というのは、「自分で出勤する日時を前もって決められる」という意味の「自由」なのであって、本当に「気が向いた時に出勤すればいい」という「自由」ではないのです。
しかし、そういう店でも求人サイトでは
勤務日 週1日でもOK、短期OK、朝夜兼務も可能!

勤務時間 20時から1日3時間~応相談
ということを書いたうえで「うちは完全自由出勤です」とアピールしています。
これを逆に見れば「週1日でもOK」ということは「勤務は最低週1日はしなければならない」という意味ですし、「1日3時間~」ということは「出勤日は最低3時間以上働かないとならない」という意味です。
これのどこが「完全自由出勤」というのか、言葉尻だけとらえてしまえば非常に疑問です。

しかしそれでもこれが「虚偽広告」になっておらず、労働基準監督署などによって摘発されないのは、上で書いたように「出勤日時は自分で決められるという意味で自由です」という論理が通用するからでしょう。
このような限りなくグレーな言葉で、摘発ギリギリであっても求人広告を出すのは、キャバクラなどの飲食店で働こうと思っている女性の多くは、昼に一般の会社で仕事をしたり、あるいは学生をしている、いわゆる「Wワーカー」ですから、そのように自分の都合に合わせて働ける、ということが仕事先を選ぶ優先事項となるからです。
つまりこういう言葉を入れないと、応募が少ないため女性が集められないからなのです。
ですからキャバクラ店の言う「自由出勤」とはまさに「シフト制」のことだと考えてよいでしょう。

自由出勤が認められている女性もいる?

女性 質問しかし非常に稀なケースですが、「事前に申告しないで」「好きな日の」「好きな時間に」「働きたい時間分だけ」出勤すればいい、という「完全自由出勤」を認められている女性も存在します。
そう言う女性はたとえば以下のような人です。
以前は毎日出勤してしっかり働き、そこでつかんだ自分を指名するお客様をかなり持っている。

そして出勤時には事前にそれらのお客様に連絡しているので、確実にそのお客様たちが来店し、売上に貢献する。
というような女性です。
ですから店側としては完全に自由に好きな時に「お客様を引き連れて」出勤してください、という扱いにしているのです。
あるいはアイドルタレントやグラビアアイドルのように飛び抜けた容姿を持っていて、ほかの店に移ってほしくないので、そのような「特別待遇」というか「わがまま」を認めている、というケースもあります。

シフト制の場合は罰金制度も

シフト通りに出勤しなければ罰金

このように「シフト制」をとっているということは、自己申告ではあるものの「店側と約束した出勤日時」が存在することになります。
したがって、その日に黙って欠勤すれば「無断欠勤」ですし、お互いに合意した時間までに出勤しなければ「遅刻」になります。

1度シフトが決まってしまえば、そこは一般の会社と全く同じです。
そしてそのような無断欠勤や遅刻に対して、罰金やペナルティを課している店も少なくありません。
たとえば無断欠勤をした場合は2万円の罰金、出勤予定の当日に欠勤したら1万円の罰金、遅刻をしたら10分につき1000円の罰金、ミーティングに欠席したら3000円の罰金というような具合です。
このような厳しい罰金制度は一般の会社にはありません。

しかしそれがキャバクラで行われているということは、店側の論理で言えば、そうでもしないと女性の中には非常にいい加減な態度で仕事に取り組む人が絶えない、ということなのでしょう。
確かに、売上の少ない日にたくさんの女性が入ってしまっても人件費で赤字になってしまいますし、逆に忙しい日に女性が少なければお客様に不満が溜まります。
ですから、シフトはその日の来店客数の予測や売上予測を立てたうえで、それに合わせた人数で調整しています。
したがってその女性の人数の態勢が維持できなければ、「売上が取れ、利益が出る」営業ができない、ということは言えます。

法律的には罰金は払う必要がない

法律ただし、自分が遅刻や当日欠勤をしたからと言って、罰金を払う必要があるのか、というと「店と争うつもりなら」、払う義務は法律的にはありません。
おそらくそのように店長などに言えば「入店時にちゃんと説明して同意してもらっている」と言いうことで本人がサインした「誓約書」を出してくるでしょう。
しかし、いくら本人が同意していても、その内容が違法であれば合意書に書かれた契約は無効なのです。

極端な例ですが、「自分を殺してほしい」という契約を誰かと結んで実際に殺してもらった場合、その殺した人は契約書があろうなかろうと「殺人罪」で捕まります。
それは殺人という行為が違法なので、そのことの方が契約よりも優先されるからです。
それと理屈は同じです。

なかには「合法」な罰金もあるので注意

ただし、罰金額とその決め方によってはそれは法律で認められている、つまり合法の場合もあるので注意しましょう。
まず罰金額にはどのような決まりがあるかというと、法律上は
1回あたりの罰金額が「1か月の給料÷30×50%」までであること
1ヶ月の罰金の総額が「1か月の給料×10%」以内であること

と決まっています。
たとえばその月の給料が30万円だった場合は、1回あたりの罰金額は「30万円÷00日×50%=5000円」までなら合法です。
遅刻に対する罰金、当日欠勤に対する罰金などすべてを合計した総額では「30万円×10%=3万円」までなら合法です。
ただし、この罰金を取ってよいかどうかについてはもう1つルールがあります。

ただ店長が入店時に口で伝えただけだったり、誓約書に書いてあるだけの場合は、そもそもその罰金制度自体が成立していません。
成立させるためには、店側が「就業規則」というキャバクラ嬢がその店で働く上でのルールを定めた「ルールブック」を作成し、なおかつそれを「労働基準監督署」に提出して内容にOKをもらい、さらにその「就業規則」がいつでも働いている女性が見られる場所に置いておかれなければならない、ということが条件なのです。
加えてそのルールも勝手に店が決めてよいのではなく「キャバクラ嬢の過半数が入っている労働組合の代表、あるいはキャバクラ嬢全員が参加した選挙で選ばれた代表の意見を聞いている」ということも条件になっています。
しかし、現実的には、そこまでしているキャバクラ店はほとんどありませんから、多くの店で設けている罰金制度は法律的には無効であることが多いのです。

罰金の内容自体でも合法と違法のものがある

法律さらに、その罰金の内容が「社会通念」、つまり「世間の常識」的に外れている場合も、どれだけキャバクラ嬢の代表が納得していたとしても、法律的には違法となるので払う義務はありません。
その「社会通念」では以下のような判断がされています。
まず遅刻や欠勤の罰金は、それをされると営業に差しさわりがあるので合法です。

しかし病欠、電車が事故で止まった、家族に不幸があったという理由で遅刻や欠勤をした場合に、罰金をとることは違法です。
また多くのキャバクラ店では女性にノルマを与えていますが、中にはそれに達しないと罰金を取っている場合もあります。
これはそのノルマがいくらであろうと、お互いに合意していようと違法です。
給料は「働いた時間に対して払う」ものなので、何があろうと働いた分は支払うことが雇っている側の義務です。

さらには店によっては男性店員との店内恋愛をすることや、あるいはお客様と恋愛関係になることを禁じ、それに違反すると罰金を取っているところもありますが、これも違法です。
恋愛をしても仕事はできますから、仕事をしているにも関わらずその給料を減らす罰金は違法なのです。

もしも納得できない罰金を取られたり、求人内容と違う条件で働かされたら

いくら水商売でも、キャバクラでも、夜の仕事でも、すべての店は法律に従って営業し、キャバクラ嬢に働いてもらう義務があります。

ですから店長が「キャバクラは特殊な世界だから」などと言ったとしても、その論理は通用しません。
ですから、たとえば上で書いたようなルールに当てはめて「違法」だと思われる罰金を取られた場合や、求人サイトにも書いてあり、面接でも約束した「自由出勤」が、実際は「自由」ではなかった場合は、「労働基準監督署」に相談に行きましょう。
ただし、その時には「証拠」が必要ですから、求人サイトのコピーや、入店時にもらった誓約書の写しや、自分の出勤時間と退勤時間を書いたメモなどは取っておくことが必要です。
それさえあれば、労働基準監督署の指導が店側に入り、正当な給料をもらうことができるはずです。

しかしし、それによってその店にはいにくくなりますし、シフトを入れてもらえないという嫌がらせをされることも十分考えられますから、それは覚悟しておきましょう。

まとめ

いかがですか。
キャバクラは自由出勤制だから応募しよう、と考えていても、実際には「自分の好きな出勤日時をあらかじめ決めることができる」自由であって、実態は「シフト制」です。

ですからそのシフトが決まった後はそれを守らないとならない、ということはお分かりいただけましたか。
したがって、キャバクラの求人に応募する時にはそれを前提で考えましょう。

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Posted by ヒロシ