ぽっちゃり店にもノルマやお店からプレッシャーとかある?

2017年10月8日2023年12月14日

風俗のお仕事はサービス業であり、接客業であり、そして営業です。
風俗嬢1人1人が頑張ってサービスして、そしてお客さんからいただくプレイ料金で風俗嬢本人も、そして在籍するお店も儲かります。
したがって、風俗嬢がどれだけ稼いでくれるかということが売上のすべてなので、それをしっかり頑張ってもらうために「ノルマ」というものを店側で設定して、それを達成するように女の子にプレッシャーをかけている場合があるのです。

ただ、それは実際のところ最近はどうなのでしょう。
誰でもプレッシャーはイヤなものです。
余りプレッシャーがきついと女の子は辞めていってしまうかもしれません。
女の子がいないと成り立たない風俗店が、そのようなことをしているのでしょうか。

ここではそのような、現在の風俗店のノルマやプレッシャーの状況などについて説明します。

ノルマって一体何?

まず大前提としてノルマとは何なのでしょうか。
ノルマは簡単に言うと、決められた期間の中でやらなければならない成果の量のことです。

1番よくこの言葉が出てくるのが営業職です。
1ヶ月の新規客獲得にノルマがついていて、できない場合給料が減らされたりします。
営業だけではなく、工場であってもノルマはあります。
今日1日に組み立てなければならない部品が100個、などのような感じです。

風俗にノルマはあるの?

では今現在、風俗のお仕事にノルマというものは存在しているのでしょうか。

やればやっただけの収入の仕事にノルマは不要

実は風俗のお仕事にノルマを設定しているお店は、今はほとんどありません。

それはぽっちゃり店の場合も同様です。
なぜかというと、ぽっちゃり店を含むソープ、ヘルスでのお給料は基本的に歩合制です。
つまり自分がサービスをしてお客さんからプレイ料金をもらった額に対してお給料が支給されます。
当然、仕事が少なければ給料はその分減ります。

ノルマというものは、仕事をしないとお給料を減らすというルールによって従業員に頑張らせる仕組みです。
したがって仕事量がダイレクトに収入に反映する歩合制の風俗のお仕事にはノルマを設ける必要がないのです。
歩合制という給料の仕組みそのものがノルマのようなものなのです。
しかし時給で給料が支払われるセクキャバやピンサロなどの風俗店の場合は、頑張らなくても給料がもらえてしまうので、それを頑張らせるためにノルマを設けている店もあります。

ノルマを設けると女の子が集まらない

また、上のような理由で今ノルマを設けてる風俗店は、ソープ、ヘルスなどではほとんどありません。
その中で自店舗だけノルマを設けてしまうと、在籍している女の子は嫌気がさして、どんどんノルマのないほかの店に移っていってしまいます。
また求人面接でノルマがあるというようなことを言うと、ほぼ全員断ってきます。

つまりノルマがあると女の子が集まらず、したがってお店が経営できなくなってしまうので、ノルマはますます設けない方向に進んでいるのです。

プレッシャーも基本的にはない

同じ理由で、女の子に売上のプレッシャーをかけるお店も減ってきています。
以前は、ノルマではなく「目標」という形で女の子1人1人に与えて「今月、目標に足りないよ」などとプレッシャーをかけていましたが、しかしこれも女の子が嫌気を指す原因になるので、今ではほとんどお店でやっていません。

ただ、その逆に、女の子とやる気を引き出すために、毎月の指名が多い、いわゆるランカー嬢には報奨金を出すなどして、頑張って少しでもたくさん稼ごう、というモチベーションが上がる仕組みを作っているお店は多いです。

ノルマがないばかりか、保証制度で安定収入の場合も

今の風俗ビジネスでは、ノルマがないばかりか、逆に保証制度というものがあります。
これは1日の収入をお店が保証してくれるという制度です。

例えば1日3万円保証ということで契約している場合は、仮に給料が3万円に届かなくてもその足りない分をお店で負担してくれるのです。
極論すれば、お客さんが仮に1人もつかずお茶を引いたとしても、3万円は必ずもらえるわけです。
以前は、出稼ぎで来ている女の子に対してこの保証制度がありました。
短期にしろ長期にしろ、わざわざ遠くから来る出稼ぎは女の子の負担が大きいので、それにもかかわらず収入がなかったら本当に、地方の女の子はその店を選んでくれませんので、女の子獲得のために設けられていたのです。

しかし最近は、女の子の獲得が競合店との間で厳しくなってきたので、新しい女の子の求人のために、出稼ぎ以外の通いの勤務の場合でも保証制度をつけてくれるお店が増えてきました。
ただしこのような保証制度の恩恵を受けている女の子にはノルマがつくことが多いです。
と言っても売上のノルマではなく、1週間の中での出勤日数と、仕事をしているトータル時間、という形でのノルマなので、仮にお店が暇でお茶を引いたとしても、きちんと出勤さえしていればノルマは達成できます。

ノルマやプレッシャーの代わりに罰金制度がある店も

このように収入の多い、少ないに関しての自己責任さえ覚悟すれば、自分のペースでできるのが風俗の仕事ですが、しかし一方で、ノルマなどの代わりに罰金制度があるお店は存在します。
これは、入店時の契約書で決められていることで、明らかにお店やお客さんに迷惑をかける行為をした場合に、お店からペナルティとして請求されるお金のことです。

何をしたら罰金を科せられるの?

ではどのような時に罰金が科せられるかということ、お店によっても違いますが、だいたいこのようなことです。

・遅刻
・無断欠勤（無欠）
・当日欠勤（当欠）
・お店で禁止されている本番などの行為をした場合
・男性スタッフと女性に男女関係が発生した場合
・お客さんとの店外デート
・裏引き（お店を通さないで、直接お客さんと交渉して仕事をすること）
・他の風俗店との掛け持ち

1番多いのは「店外デート」と「裏引き」による罰金

これらの中で1番多く罰金が発生しているのは「店外デート」と「裏引き」です。
女の子がお客さんと店で会っていればどんなプレイをしようと売上は発生し、女の子もお店も儲かります。
しかし店外デートや裏引きをされると、お客さんはお店に来てくれないので、売上は上がらず、とはいえお客さんはおそらく女の子にはプレイ料金を払っていますので、その分はすべて女の子の収入になります。

つまり、店外で会われると、お店の収益がその分減るのです。
それは店にとってマイナスなので、罰金という制度を設けてそれをさせないようにしているわけです。
またこの2つが禁止されているのは売上の問題だけではありません。
店外デートや裏引きをした場合、万が一女の子とお客さんとの間でプレイのことや金銭のことでトラブルが発生しても、お店は何もできません。

すべて女の子が対応しなければなりません。
その結果、女の子が傷ついたり、嫌気がさしたりしてお店を辞めてしまうこともあり得ます。
それはそれでお店にとってダメージなので、それもあって禁止しているのです。

男性スタッフのと交際も罰金

また、男性スタッフと風俗嬢の間に男女関係が発生した場合も罰金が科せられる場合があります。
恋愛であれば本来は自由なはずですが、しかし男性スタッフが誰か1人の女の子を贔屓したり、実際にはしていなくてもほかの女の子から見て贔屓があるように感じたら、お店の風紀は乱れ、雰囲気は最悪になります。
それが理由でお店を辞める女の子も出てくるかもしれません。
それもお店にとってはマイナスです。

ですので、男性スタッフとの交際は禁止され、破ると罰金対象になるのです。

まとめ

いかがですか。
以上でご説明したように、現在風俗店においてはノルマが設けられ、それに対してプレッシャーをかける、ということはほぼ行われていません。

風俗嬢は基本的には「個人事業主」で「やればやっただけ」の収入があるところが大変でもあり、ランカー嬢などになればかなりの額の給料を稼げるところが魅力の仕事です。
ぜひ、しっかりと常連客をつかまえて、思う存分稼ぎましょう。