風俗のバイトは違法な場合もあるの?働いて捕まる事はあります?

2017年9月18日2023年12月14日

風俗の仕事であろうとも、法律を守っているのであればそれは合法的な活動であり、逮捕されることはありませんし、犯罪に巻き込まれれば風俗嬢は被害者として守ってくれるでしょう。

しかし、一度違法行為をし、犯罪の加害者となれば逮捕されることもあります。
風俗嬢となって働く際には、違法行為に加担せず、合法で安全なお店で働きましょう。

風俗と法律

風俗の仕事というと一見するとグレーな職業であり、違法性があるように感じる人もいるでしょう。

しかし、風営法などの法律に違反していない限り、どのような風俗店であっても合法ないし法律の範疇におさまります。
つまり、違法ではありません。
もちろん、法律に違反する行為をしているのであれば、そのような風俗店は違法なお店となり、摘発の対象となるでしょう。
ただ営業時間をしっかり守り、本番などの違法行為が行われていない限りは合法となりますので、風俗で働いていたことを理由に逮捕されることはありません。

風俗店と本番

売春防止法が施行されている現在、日本において売春は犯罪に該当します。
では、風俗店はこの売春防止法に該当しないのでしょうか?

もしもデリヘルのお店が売春の斡旋をすれば、それは違法行為となり、摘発の対象となるでしょう。
しかし、ここで一つ問題点が浮上します。
そもそも売春とはどのような行為を指すのでしょう?
売春とは利益を受ける目的で不特定多数の相手と性交することです。

デリヘルはお客さんから料金を貰う代わりに、風俗嬢にエッチなサービスをさせているわけですから、一見すると該当しているように見えます。
しかし、売春の定義では性交こそが売春していることの要件となります。
つまり、フェラや素股、さらにはアナルセックスでさえも性交したことにはならず、本番さえしなければ売春には該当しないのです。
ただし、これはあくまで成人女性の話であり、18歳未満の女性に風俗の仕事をさせれば、本番の有無に関わらず違法行為となります。

このような背景もあってか、デリヘルに限らず風俗店は本番を禁止しています。
風俗店の中には風俗嬢が本番をすることに対して厳しいペナルティを課すこともあり、場合によっては本番が発覚した時点で解雇される恐れがあります。
なにしろ風俗店が売春を斡旋した場合、摘発され、逮捕されるのはお店の責任者です。
仮に風俗店が摘発されることになったとしても、風俗嬢が逮捕されるケースは極めて稀です。

絶対に無いとは言い切れませんが、基本的に逮捕されるのは店長かスタッフです。

風俗店が摘発された場合

風俗店で働く女性の中には、もしもお店の違法行為が発覚した場合、逮捕されるかもしれないと不安に考えている女性は多くいることでしょう。
しかし、たとえ違法な風俗店で働いていたとしても、ただの風俗嬢が逮捕されることはそうそうありません。

もっとも、店長と共謀している場合や、風俗嬢自身が経営者である場合は話は別でしょうが、そうでないなら逮捕もされませんし、前科もつかないでしょう。
風俗店が摘発されるケースは様々です。
まず、営業許可もなく風俗店を経営すれば風営法違反の罪で摘発されます。
次に、18歳未満の未成年の女性を風俗嬢として働かせた場合、児童福祉法違反の罪で摘発されるでしょう。

管理売春など、風俗嬢に本番行為を強制させれば売春防止法違反になりますし、名義貸しをすればそれは風営法違反になります。
他にも暴力団などの反社会的な組織に利益供与をしている場合や、脱税をしている場合、脅迫や暴行などの犯罪行為に加担している場合も摘発の対象となり、営業停止、もとい責任者は逮捕されるでしょう。
基本的にこれらの罪が原因で風俗嬢が補導されたり、逮捕されることはありません。
売春に関しては、風俗嬢が補導されるケースが少なからず存在するので注意は必要ですが、何もしてなければそれほど不安に思う必要はないでしょう。

ただし、いくら逮捕されないといっても風俗店が摘発され、営業停止になれば、それなりの悪影響は被るでしょう。
まず、18歳未満の女性の場合、今後は風俗店で働けません。
さらに、お店が営業停止になることで、成人女性も働けなくなるでしょう。
そして、まだ給料日を迎えていない場合、給料は貰えない恐れがあります。

風俗店が摘発されても逮捕されませんが、事件について警察が調査を行うため、風俗嬢は事情聴取を受けることになります。
だいたい1時間から2時間程度で事情聴取は終わりますが、その際に個人情報はほとんど聞かれるので、風俗嬢として働いていたことは確実に警察にバレます。
基本的に警察はこのような事件に関する情報を外部に漏らすことはありません。
しかし、身内が警察関係者であると、これをキッカケに身バレする恐れがあります。

逮捕されるケース

風俗店が摘発される場合、風俗嬢は被害者として扱われるものです。
特に18歳未満の女性を働かせていた場合や、本人にその気はないのに強引に本番を強要させていたようなケースでは、風俗嬢はあくまで被害者となります。
ただし、風俗嬢が加害者であった場合は話は別で、逮捕されることがあります。

例えば風俗嬢が店長やスタッフと共謀して女性に本番を強要させていたようなケースにおいて、風俗嬢の立場はどちらかといえば加害者寄りになります。
最近は女性スタッフが働く風俗店も増えてきています。
風俗店が摘発された際に、風俗嬢はまず逮捕されませんが、スタッフは逮捕される確率がとても高いので、同じ風俗店の勤務でもスタッフの仕事は避けた方が良いかもしれません。
例えばガールズバーのようなお店の場合、接客する女性はスタッフ寄りの立場となります。

そのため、お店が違法行為で摘発された場合、ガールズバーの女性スタッフも一緒に逮捕されます。
他にも、風俗店以外の場所で本番行為をすると、それは風俗店とは関係のない場所での淫行に該当するため、女性が補導されることになります。

売春で女性が補導される場合

風俗嬢が仕事をしている最中に本番をすると風俗店側に責任が問われます。

しかし、いざお店を出れば、そこで行う一切の行為については風俗店に責任はなく、女性個人の責任の範疇になります。
つまり、お店の外でお客さんと密会し、個人で本番行為の対価に料金を貰うなど、個人契約をした場合、それは売春に該当します。
風俗嬢は補導されることになるでしょう。
お客さんが獲れない風俗嬢や、もっと稼ぎたい風俗嬢の中にはこのような個人契約をする女性もいるのでしょうが、基本的にそれらの行為は売春、つまり違法行為となりますので、補導されたくないのであれば個人での売春行為は止めましょう。

なにしろ女性が売春を理由に補導された場合、婦人補導院に収容されます。
その期間は最長で6ヶ月ほどとなります。
女性の中にはより短い期間で仮退院することも可能ですが、その場合は保護観察が付きます。
6ヶ月間も収容されていては流石に家族や彼氏などが気づきますし、その間は昼職の仕事も学校にも行けないでしょう。

軽いお小遣い稼ぎのつもりでやると、かなり重いペナルティを受けることになりますので、個人での売春は避けた方が賢明というものです。

安全な風俗店

基本的に風俗嬢はお店の摘発騒動に巻き込まれないので、逮捕される心配はないのですが、だからといってそんな面倒事に巻き込まれたくはないでしょう。
特に出稼ぎ目的の風俗嬢が違法なお店に勤務し、摘発されると、仕事ができないばかりか知り合いもいない遠方の地で文無しで放り出される恐れがあります。

わざわざ違法なお店に勤務したところで風俗嬢には利益はありません。
出来るだけ安全なお店に勤務することで、面倒ごとを事前に回避できます。
摘発される恐れのない安全な風俗店で働きたいのであれば、大手や有名なお店、さらには全国展開しているような規模の大きなお店がオススメです。
大手のお店ほど安心して働けるので、風俗の求人を探す際には、そのお店がどの程度の規模の風俗店なのか、売り上げや人気などもチェックしましょう。

本番行為のあるお店

基本的に風俗嬢の本番行為は禁止となります。
そのため、本番行為を強要するようなデリヘルのお店などはまず避けた方が賢明なのですが、風俗の世界には本番が黙認されているお店があります。
それがソープであり、大阪の料亭になります。

これらの風俗店では本番行為はあくまで風俗嬢とお客さんの自由意思で行われているものであり、風俗店側は一切強要していないという建前のもと、営業されています。
そのため、風俗嬢は本番がないから大丈夫だと思ってソープ嬢になると、本番させられることになるので、注意が必要です。
さらに、地域によってはたとえデリヘルであっても本番行為が当たり前のように横行していることもあります。
そのようなエリアの場合、本番が行われても摘発されない恐れがあるだけでなく、風俗嬢の意思に関係なく本番させられるリスクがあるので、本番の有無については自分でしっかり確認しておきましょう。