バンス制度の条件は厳しい?風俗店から前借するデメリットは?

2017年9月18日2023年12月14日

お金はいくらあっても使い道に困ることがありません。
それだけに、月収100万円以上稼ぐ人気風俗嬢であっても、生活出来なくなるほどお金に困ることがあります。

風俗のバンス制度とは、そんなお金に困っている風俗嬢が風俗店から給料を前借できる制度です。
ただ、利用する際には様々な条件を付けられるので注意が必要です。

風俗嬢と借金

頑張れば一ヶ月でOLの3倍以上稼げるなど、華やかなイメージがつきものの風俗の世界ですが、その一方で多くの風俗嬢がお金に関する問題を抱えています。

なにしろ風俗嬢のほとんどがお金欲しさに風俗の仕事を始めます。
旅行にかかる費用を稼ぐために出稼ぎに来たという女性もいれば、何千万円もの借金を返済するために風俗嬢になったという女性もいます。
風俗嬢の中には貯金もほとんどなく、明日の食事代に困っているような貧乏暮らしな女性もいることでしょう。
せっかく可愛い女性を採用し、入店させても、お金がなければ生活が出来ず、お店を辞めてしまうかもしれません。

単純にお金が稼げていない不人気な風俗嬢が辞めるのであればお店としても問題ないのかもしれませんが、意外にも大金を稼げる風俗嬢ですら生活に困るほど貧乏であるケースがあります。
一体なぜ風俗嬢は等しくお金に困る女性が多いのでしょう?
風俗嬢が貧乏になってしまう理由は様々ですが、やはり一番の理由は散財や浪費が原因でしょう。
風俗嬢の中にはストレスから逃げるためにブランド品を買い漁ったり、ホストにハマって給料を全額男に貢ぐこともあります。

もちろん、計画的に貯金の出来る風俗嬢ほど、節約に励み、貧乏とは無縁な生活をしているものです。
しかし、そういったことができる女性は多くないでしょう。
元々高額の借金を抱えている女性や、貯金のない女性、浪費や散財を繰り返す風俗嬢の給料はすぐに減り、やがては借金しないと生活できないほど追いつめられることになります。

風俗のバンス制度

風俗嬢になって精一杯働き、いざ大金を稼ぐことができたとしても、まとまったお金を稼ぐまでには時間がかかるでしょう。
確かに風俗嬢は1日で3万円から5万円、果ては10万円と高額の給料を稼げる仕事です。
風俗店によってはそれらのお金を日払いで支払ってくれるでしょう。
しかし、いくら風俗嬢といえど1日で20万円から30万円、果ては100万円を稼ぐことは不可能です。

もちろん、一部の女性の中には1日で100万円稼げる女性もいるでしょうが、それはかなり特殊な事例です。
普通の女性ではまず無理でしょう。
どうしても今すぐまとまったお金が欲しい時、風俗店にはバンス制度と呼ばれる前借の制度があります。
バンスとはアドバンスの「アド」の部分を省略した単語のことで、その内容は簡単にまとめれば給料の前借です。

風俗店からお金を借りることになるわけですから、前借しているお金の返済が終わるまでは無給で働くことになります。
バンス制度のある風俗店に勤務することで、お金がない状態で風俗嬢になったとしても、前借をすることで当面の生活費は工面することができるでしょう。
ただし、バンス制度のある風俗店は数が少なく、基本的に大手や人気のあるお店ばかりになります。
それだけに、バンス制度があるかどうか、求人情報などをよく読んでチェックしてみましょう。

風俗求人サイトではバンス制度の有無についてしっかり書かれています。
バンス制度ありの求人、もしくは前借制度のある求人に応募することで、風俗嬢は風俗店から前借が可能です。
もっとも、借りられる金額はだいたい30万円以下になることがほとんどです。
これは単純に信用の問題で、風俗店側からしてみれば本当に返済してくれるかどうかわからない相手にお金を貸すことになります。

大金を貸して、もしも逃げられたら大損になるだけに、貸せる金額は30万円以下となります。
もちろん、お店側から信用されている風俗嬢であれば、それ以上の前借は可能です。
せっかくお金を貸したにも関わらず、全然働いてくれないとやはりお店側には損になってしまいますので、バンス制度を利用するにあたり、お店側は条件をつけます。

バンス制度の条件

風俗嬢がバンス制度を利用し、給料を前借するにあたり、どのような条件がつけられるのでしょう?
前借の条件がどうなるかはお店によってそれぞれ異なります。
優良なお店になると、利子や利息なしでお金を貸してくれることもあるので、消費者金融を利用するよりも安く借金ができます。
バンス制度の条件として、返済期間中はレギュラー出勤をする、6ヶ月以上は働くなどの、労働を促す内容になることが多いです。

さらに、お店によっては利子を取ることがありますので、そういったお店から借金をする際にはしっかり利息がいくらになるのか、計算する必要があるでしょう。
これらの条件に加え、バンス制度を利用する際にはなぜお金を借りることになるのか、その理由をお店側に伝えることになります。
なにしろお店側としては、本当に返してもらえるかどうかわからないという不安があるだけに、しっかりした理由がないとお金を貸してくれないこともあります。
そのため、バンス制度を利用する際には、お金を貸してくれるような、しっかりした理由もきちんと用意しておきましょう。

バンス制度の注意点とデメリット

風俗嬢の仕事のメリットといえば大金を稼げることに加え、自由に出勤できることです。
お店によっては週一で働けるなど、OLなどと比べると非常に自由な働き方が出来ます。
ただし、バンス制度を利用すると、オープンラストで働かされるなど、労働時間が拘束されたり、さらには返済するまでは辞められないなど、あまり自由な労働は出来なくなります。

むしろ労働時間は伸び、ハードになるので、返済するまでは遊ぶ時間どころか休む時間はないでしょう。
しかし、こればかりはお金を借りた本人の責任になります。
借りた以上は、しっかり働き、責任をもって返済するべきでしょう。
そのため、バンス制度を一度でも利用すると、仕事が厳しく、疲れていても休めないなどのデメリットが生じます。

さらに、バンス制度で借りた借金に対して高額の利子をつけられると、いくら働いてもなかなか借金が減らず、生活が困窮したままになるなどのリスクがあります。
それだけに、バンス制度に利子がついている場合は、消費者金融で借りた場合の利子と比較してみましょう。

消費者金融での借金

風俗嬢の借金というと闇金など、グレーな組織をイメージするかもしれませんが、真っ当な消費者金融会社であっても風俗嬢にお金は貸してくれます。

もちろん、銀行系のカードローンなどでは審査で落ちるかもしれませんが、大手の消費者金融会社でも十分銀行系のカードローン並みの低い利息でお金を借りれます。
風俗店のバンス制度の強みは、無利息でお金を借りれることですが、全てのお店が無利息とは限りません。
さらに、たとえ無利息であっても仕事を強要させられるなど、デメリットがあります。
その一方で、消費者金融会社は確実に利息がつきますが、仕事を強要させるわけではありませんので、病気やうつになった時は、自由に休めます。

風俗店から給料を前借するとき、その条件の内容が消費者金融会社から借りる場合よりも厳しいものであったら、バンス制度より消費者金融の方がメリットが大きいかもしれません。

バンス制度のある求人

風俗求人サイトを利用することで、バンス制度のある求人は簡単に見つけることができます。
求人の中には出稼ぎしてくる女性であっても前借できる風俗店があります。

ただし、長期的に出稼ぎする女性ならまだしも、短期間の予定で出稼ぎする風俗嬢は、あまりバンス制度は利用しない方が良いでしょう。
なにしろバンス制度を利用すると、返済が終わるまで仕事を辞めることができず、予定期間を過ぎても出稼ぎさせられる恐れがあります。
バンス制度はお金がない風俗嬢にとってはメリットの多い仕組みですが、利用する時は本当に切羽詰まっている時などに限定しましょう。
お金は借りずに済むに越したことはありません。

バンス制度の条件はお店によってそれぞれ異なります。
全ての風俗店が無利息でお金を貸してくれる良いお店とは限らないので、どうしても前借する必要に迫られた際には、しっかり条件を確認し、納得してからお金を借りましょう。
特に、借金の原因が散財や浪費、ホストにハマっているなどの場合、バンス制度を利用したところですぐにお金は無くなるでしょう。
借金はあくまで一時的な生活費の足しになるかもしれませんが、恒久的な解決には貢献しません。

むしろ返済するお金が増える分、事態は悪化します。
給料の前借と言いますが、バンス制度はあくまで借金の制度です。
借りたお金は必ず返済することになるので、利用する際には返済計画を立ててから借りましょう。