セクキャバ店のアリバイ対策ってどんな事をしてくれる?

2023年12月14日

alles / Pixabay

刑事ドラマや週刊誌、各種メディアなどで、頻繁に使われる「アリバイ」というキーワード、ちょっと変わった響きを持っていることもあって、実は英語であることは、あまり知られていません。
もとはラテン語の「alius ibi(他の場所)」という言葉から来ているというアリバイ、元の意味は「犯罪において、被疑者や被告人が、犯行にかかわっていないことを示す間接的な事実」、「現場不在」というものです。
このアリバイというキーワード、風俗産業では、結構頻繁に使われているのですが、それは、風俗店やセクキャバなどにおいて、いまや「アリバイ対策があるかないか」が、お店選びの重要な要素となっているからなのです。

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アリバイの意味合いとお店との関係

元は犯罪行為ありきの言葉

警察もともとの意味が、犯罪行為関連から来ていて、被疑者の無実を証明するために、犯行がおこなわれていた場所・時刻に、別の場所にいたことを立証するための「犯罪現場不在証明」ということだったのですが、特に犯罪であるわけではない風俗産業でよく使われている理由は、やはり「風俗店で働いていることが会社や家族、彼氏などにバレてしまうことは一大事である」、もっと大仰に言えば、働き手である風俗嬢から見てみれば、「バレて困るような仕事に従事することは、もはや犯罪に近い」という感覚を持たれている、ということが考えられます。
このため、風俗店の多くは、アリバイ対策をきちんと行っている、といいます。
この傾向は、ソープやデリヘルなどの純粋な風俗店だけに限らず、セクキャバやおっぱいパブなど、女性にとって「バレの怖い業種」全般にも広がっています。

お店によってばらつきがある

アリバイ対策がおこなわれている風俗店やキャバクラ、セクキャバ等は、かつてと比較すると随分増えてはいるものの、法律で定められていたりするものではありませんし、経営者や働き手である女性の感覚にも幅があることから、アリバイ対策は、業種やお店によって、かなりばらつきがあることは事実です。
相当綿密におこなわれているところもあれば、「アリバイ対策」とは名ばかりで、かなりいい加減な対策しかやっていないようなところも多々見受けられます。
女性のほうから見ると、先に述べたように、ともすれば「犯罪行為に近い」感覚を持っていることから、やはりアリバイ対策は、「安心して女性が働ける」という視点や、「お店側から見て、従業員の定着率が向上する可能性が高まる」という視点等、いろいろな意味で重要になってきます。

アリバイ会社の存在

ビルお店によってばらつきのあるアリバイ対策を補完するために、近頃では「アリバイ会社」なるものも存在しています。

アリバイ会社では、バレを防ぐためのアリバイ対策を、さながら「完全犯罪成立」を目指すかのような勢いで講じてくれる、ということで、自前でアリバイ対策機能を持たない風俗店を中心に、一定の評価を得ているようです。
「完全犯罪」といっても、そもそも風俗店で働くこと自体、(「条例に反する」などの違法行為がない限りは)犯罪でも何でもないため、アリバイ会社を使っている風俗店はもちろん、アリバイ対策を実際に利用する女性も、特に問題が問われるわけではありませんので安心です。
ちなみにソープやデリヘルなどの風俗店と、キャバクラ、セクキャバなどの飲食系飲酒系のお店とで、アリバイ対策に差があるか否かというと、こればかりは「さまざまである」というところです。
このばらつきを埋めるために、一定のサービスレベルを持つアリバイ会社というジャンルの業種が成り立っている、というわけです。

アリバイ対策の内容

もっともポピュラーな「名刺による勤務先詐称」

アリバイ対策の内容において、もっともポピュラーで、なおかつ一定の効果を見込めるのが、なんといっても「名刺による対策」です。
名刺というものは、勤務先を示すだけではなく、それなりの社会的信用をも演出することができることから、アリバイ会社のみならず、風俗店やキャバクラなどでのアリバイ対策でも、頻繁に活用されています。
中身としては、シンプルに「実際には働いていない、一般の会社を装った架空企業の名刺を作る」というものなのですが、場合によっては実在の企業の名刺を作る場合もあるようです。

セクキャバは犯罪に匹敵するか?

翻って、「そもそもセクキャバは犯罪に匹敵するのか、アリバイ対策はほかの風俗業種と同等に実施しておく必要があるのか」、というところ考えてみますと、結論としては、「必要あり」なのではないか、と、当欄は考えます。
なぜならばセクキャバは、なんだかんだ言っても胸はさらけ出さなければなりませんし、もまれますし、キスもしなければなりません。
写真などとられて拡散されてい待った日には、なおかつもし親や彼氏に見つかってしまった場合には、大抵「あーこれ別の人です、自分じゃありません」と言い張るしかないような状況になってしまうことは、容易に想像できます。
「抜いたり入れたり」、といった、風俗店の基本的なスペックもさることながら、「脱いだりもまれたりキスしたり」、といった、一見「一歩手前」なサービス内容についても、実はバれを考えると、アリバイ対策はハードサービス同様に想定しておかなければならないところなのです。

アリバイ対策あれこれ

矢印アリバイ対策には、「一般企業の名刺作戦」にも、いろいろとバリエーションが存在しています。
簡単なところでは、HPなどから顔がバレないようにモザイクや目隠しをしてもらえたり、名刺に記載している企業の電話番号を実在化して、万一かかってきた場合には、それ相応の社会的な応対を代行しておこなってくれる、といったものです。
在籍証明書や給与支払い証明など、きちんとした企業でないと作成しないような資料も、時には作成してくれますので、名指しアリバイ対策としては、相当万全のものが期待できます。

まとめ

アリバイという言葉が、本来は「犯罪を犯した現場の、その時間にいないことで、犯罪に関与していないことを証明すること」という意味であるとおり、女性から見たらある意味「犯罪に近い感覚(「バレという観点からすると、です)」を持ってしまう風俗系のお仕事の場合、アリバイ対策が充実していることが多いものです、若干経路が異なるセクキャバも、名刺や在籍確認、各種証明書の発行など、本筋の風俗ジャンルと比較しても、そん色ないほどのアリバイ対策をおこなってくれるお店も多いようです。

アリバイ対策を講じることで、働き手の女性からすると、安心感が増えて、安定したサービスの提供が可能になりますし、経営者側としても、安心して働いてくれる女性(サービス企業なので、つまりこれは「質の良い女性が増える」ことも意味します)が多くなれば、お店も繁盛して、経常利益も高く見込める、という、好循環が生まれます。
結局のところ、アリバイ対策は、「三方良し」、働き手である女性、経営者、そしてお客さんをもハッピーでWINWINな状態にすることができる、魔法の施策のひとつである、といっても過言ではありません。
女性やお客さんは、お店選びの際には「アリバイ対策の充実度」をチェックすることが有効になりますし、経営者側としては、アリバイ対策の充実度が、そのまま従業員である嬢の定着や、お客さんの集客に、ダイレクトに影響を与える要素である、と認識するのが良いでしょう。

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