セクキャバは雑費など手取りから引かれる事ありますか?

2023年12月14日

Meditations / Pixabay

セクキャバは高時給の仕事です。
わずか数日で20万、30万と稼げるため、始めてみようと考える女性はたくさんいます。
ですが、高時給とは言ってもそこからいくばくか引かれる事になります。

当然ながら稼いだ分そのまま手元に残る訳ではありません。
どんなものが引かれるのか、説明していきます。

引かれ物は必ずある

お金 -セクキャバで働く際、多くの女性が気にするのは時給ではないでしょうか。

週に何回、何時間働けばいくら貯まる――と、金額ばかりに目が行くのは当然。
しかしながら、稼ぎの一部は雑費や所得税などで消える事に注意しましょう。
どんなに稼ぎが良くても、引かれ物がある事で確実に手元に残る分は少なくなります。
求人では引かれ物の詳細は記載されていません。

面接前にどんな名目で引かれるのかを確認しましょう。
また給与明細を受け取った際も、何がどれくらい引かれているかをきちんとチェックする癖をつけるべきです。

雑費の種類

雑費・諸経費など呼び方はさまざまですが、引かれ物である事に違いはありません。

店によって制度が異なるものの、以下のものが雑費として給料から天引きされています。
ちなみに、引かれ物の事を「控除額」と言います。
●ロッカー代
●ヘアメイク代
●ドレスレンタル代
●送迎費
これに加えて、厚生費や福利厚生費と言う名目で徴収する事もあります。
この他、所得税として源泉徴収されます。

ただ、源泉徴収分を税務署に収めない悪質な店もあり、そのお金は店の売上となっている可能性が高いです。
残念ながらこうした法規無視の店があるため、嬢から相当な額をピンはねしているケースも多いと思われます。

セクキャバの給料構成内訳

大部分を占めるのはもちろん時給部分です。

1時間当たり3000円とか4000円とか、時給はおおむねこれくらいが相場。
この他、例えば指名されれば指名料、空けたボトルに応じてドリンクバック、同伴すれば同伴料など、いろいろなバックが上乗せされていきます。
売れっ子ともなればこれらバックだけで軽く時給を越えてしまう事も珍しくありません。
もちろん売れっ子であっても雑費や諸経費は引かれますが、それらを差し引いても手取り額は相当なもの。

高級店ならおのずと客層もお金のある人達が集まるので、バック率もそれだけ上がっていきます。
この他、待機保証や最低保証等の保証制度も給料に加わります。
まったく接客できなくても、待機時間の時給が発生するので無給と言う事にはなりません。
入店間も無い嬢はどうしてもお茶を引く事が多くなりがちですが、保証制度がある事でただ働きだけは避けられるのがメリット。

雑費・諸経費の相場はいくら?

電卓多くの店はこれらの費目を給料の10~15%、もしくは1日1000円~3000円以内に収めています。
また、福利厚生費で1日2000円、送迎で1000円など、かなり引かれます。
メイク代等があれば2000円程度。

その日稼いだ額によりますが、少ない中からこれだけ引かれるのはとても痛いもの。
ピンハネしている店ならこれ以上に高い額を引いてきます。
他にも訳の分からない名目で不当に引いてくる悪質な例もあるでしょう。
相場としては、「雑費10%+厚生費1000円」あたりに落ち着きます。

稀に雑費なしの店もありますが、やはりそれは例外中の例外。
確実に引かれ物は存在すると考えて間違いありません。

雑費に意識を向けない嬢は稼げない

当然の事ですが、その月にいくら稼いだかだけにしか目が行かない嬢は、自分が損しているかも知れない事にも気付きません。

雑費であれ源泉徴収であれ、引かれる物は必ず存在します。
何が引かれたかを意識しなければ、例えば源泉徴収されていなかった場合、後日確定申告してその分の金額を納税しなければいけなくなります。
これは年間収入の約10%。
決して小さい割合では無いと思われます。

雑費にしても、確定申告の際には必要経費として計上する必要があります。
あくまでセクキャバ嬢は個人事業主であるため、そうした経費をきちんと把握していないと後々損する事になります。
自身のお金の事ですから、しつこいくらいにチェックすべきなのです。

もろもろ引かれた後の金額はいくら?

以下は例です。
●時給4000円
●5時間勤務
これで日給2万円ですが、
●ヘアメイク代:1000円
●ドレス代:2000円
●送迎費:1000円
●所得税:10%
●厚生費:1500円

これだけで12500円にまで下がってしまいます。
稼ぎたいと思ってもこれほどまでに引かれ物があると、さすがにため息が漏れてしまいます。
ドレスの持ち込み可と言う店もありますが、やはり少ないです。
送迎費にしても、終電を逃してしまえば結局帰宅の手段がなくなるので、どうしても必要な費用になってしまいます。

深夜料金のタクシーよりは安いですが、毎回送迎してもらうと、どうしても懐にダメージがくるのは確か。
なかなか引かれ物を少なくするのは至難の業です。

引かれ物とは呼べないかもだけど

純然たる引かれ物ではなくあくまで一時的なものですが、罰金があります。

これは主に無断欠勤や遅刻等、何の連絡も無しにシフトに穴を空けた場合に科せられるお金。
少しでも遅刻や欠勤があれば否応なしに引かれるので、時間や仕事にルーズな嬢は要注意です。
引かれる額が多くなるだけならまだしも、いずれは辞めさせられる事にもなりかねません。
また、入店直後にかかる一時的な費用としてパネル撮影費、寮を借りるなら毎月寮費がかかります。

寮費は1カ月あたり3000~4000円あたりなので、仮に賃貸住宅に住む事を考えれば割高です。
ただ、寮には生活用品全てが揃っており、入居審査もないので身一つで即日部屋に住めると言うのが最大のメリット。
何にしても住む場所の確保は大事なので、部屋が見つからなければ寮を利用する手もあります。
その分、寮費として引かれ物が増えたとしてもやむを得ないと割り切りましょう。

引かれ物は面接で必ず確認

チェック働く前にお金の事は細かいくらい確認し、疑問は必ず解消しましょう。
自分が稼ぐお金ですから、雑費等の費目を誤魔化すような店は信用できません。
求人に掲載されない部分ゆえに、こうした細かな点に目が行くかどうかで、お金への意識の向け方が変わります。

引かれ物があまりに高いと感じたら、入店せずに別の店を探しましょう。
いくら稼いでも、自身にとってデメリットの要素が多ければ働く気になれません。
少ない給料に嘆くよりも、少しでも店に支払う額が少ないところを見つけるべき。
そうすれば、お金の問題はもちろん、仕事へのモチベーションも違ってくるはずです。

店選びの際は、その店はどれだけ稼ぐ上でデメリットが大きいかを意識して臨む事をお勧めします。

まとめ

雑費は思った以上に引かれるものです。
そしてそれが結構な痛手に感じる女性は多いでしょう。

稼ぎの10%もの額が毎回引かれるのは確かに辛いですから。
こうした仕事はとかくお金がかかるので仕方ないとは言え、やはり嬢泣かせではあります。
セクキャバの仕事を始めて最初の給与明細を目にしたら、引かれ物の多さに驚く事でしょう。
不当に天引きしている悪質店もあるので、本当に金額に気になる点があるなら確認するのが一番です。

雑費なしの店を探すのも良いですが、あまり見つかりません。
バック率が他店より低い事があるのでその点に注意です。
セクキャバで働くなら引かれ物の知識は必要不可欠。
何が引かれるのかをきちんと把握しておきましょう。