キャバクラで働く事でどんなリスクがありますか?
キャバクラの求人広告を見ると「ノルマ一切なし」「ドレス貸し出し」「気軽にアルバイト」などと魅力的な言葉が並んでいますよね。
特にお金の欲しい年齢である大学生なども「どうせアルバイトするなら短時間で稼げるところ」と思い選んでしまう事もあります。
しかしキャバクラはそんなに気軽なお仕事ではありません。
接客業の究極と言われるくらい頭も体も使う接客業なのです。
キャバクラでは働く上で気を付けなければいけないリスクがあります。
お金や時間、身体に関わるようなマイナスポイントを挙げていきます。
キャバクラで働くことのお金のリスク
仕事で必要なメイクは有料
まずキャバクラでは、働く前に働く準備が必要です。
それはネイルサロンやヘアメイクなどの、自分を美しく見せるためのお化粧です。
キャバクラでは女の子が美しいことが当たり前の条件となります。
そのためこれらも仕事の一部と言えます。
しかし準備から仕事とはいっても、これらには費用がかかるのです。
ネイルサロンは日常的ですし、ヘアメイクや勤務時のメイクも必ず行わなくてはいけません。
リスク、というよりも経費となりますが、最初はお給料も低いので、これらを一気に負担するのは大変なことですね。
お店に専属の美容師さんがいればメイク代は安価で済みますが、そうでない場合は美容院代が当たり前にかかってきます。
月に4万円以上もかかることがありますので、気軽に始めるには経費が高いと言えるでしょう。
営業に使う電話代やメール代がかかる
お客さんとは電話番号やメールアドレスを交換しますので、当然お客さんから連絡がきます。
お店にお客さんが少なければ、メールか電話をしてお客さんを呼ばなくてはなりません。
交換が前提となれば、女の子たちは皆プライベート用のスマホと仕事用のスマホを別に持ちます。
通信費用は単純に倍かかってしまうため、負担は馬鹿になりません。
もちろんお店が支給してくれるところはほとんどないため、個人での負担となります。
女の子の中にはお客さんの指名数が多過ぎて数百回もメールをすることもあると言われます。
経費とはいえ高すぎる費用ですね。
ドレス代にかかる
ドレスはお店での勝負服です。
自分で購入するのが通常ですが、気軽なアルバイトであればお店でのレンタルも可能であるところがほとんどです。
購入するのであれば1着1万円程度から販売されています。
中には数万円という高価なものもありますので、元を取れるかどうかは働きによるところでしょう。
レンタルは1日2000円程度となります。
クリーニング代は込みですが、これを毎日繰り返すと結構な費用がかかってしまいます。
何日出勤するかで大きく変わってくるでしょう。
指名が取れない日もありますので、売り上げのない日でも経費に消える額は変わらないと思っておきましょう。
罰金がある
キャバクラではお店独自のルールが存在します。
その一つが罰金制度です。
遅刻や欠勤では1万円程度差し引かれることがあります。
これは他の風俗店でも同じではあります。
連絡なしの無断欠勤では数万円になることもありますので気を付けましょう。
ヘルスやソープなどのように生理が理由にはなりません。
体調も気を付けなくてはいけませんね。
キャバクラで働くことの体のリスク
お酒を飲まないといけない
求人広告に「お酒が飲めなくてもOK」と書かれているところもありますが、実際は飲まされることが多くあります。
苦手だったり体が受け付けないといった場合には具合が悪くなってしまうこともあります。
弱い人にとっては危険度が高めでしょう。
ソフトドリンクを飲んでいる時にバレると、お酒を強引に進めてくるお客さんもいますので注意が必要です。
お客さんは飲ませたくてボトルを入れることもありますので、注文したお酒を飲まされることは想定しておいたほうが良さそうです。
昼夜逆転した生活
キャバクラはナイトワークであるため、キャバクラだけで働いた場合は生活が昼夜逆転となってしまいます。
ダブルワークや学生のアルバイトであっても、夜寝られないことには変わりません。
日中に眠気を催したり睡眠不足で体調不良となるなど、体内時計が狂ってしまうのは避けられません。
太陽の光を浴びない生活となると、精神的にも支障をきたす場合があります。
精神的に不安定になることもありますので、気を付けるべきでしょう。
睡眠不足ではお肌も荒れてしまうのです。
セクハラが多い
求人広告には「セクハラなし」「接触一切なし」などと書かれていることもありますが、実際はお客さんからの接触が多くあります。
一番最初の接触は軽いセクハラです。
太ももや胸を触られたり、ひどい場合は服の中に手を入れられたりします。
お店から守ってもらえると思っていても、ほとんどがお客さんの落とすお金を目当てにしているため見て見ぬふりをします。
結局は女の子が犠牲となるのです。
キャバクラはお酒と女の子とのトークを楽しむところであり、性風俗とは違うのですが、お客さんは勘違いしてしまうのです。
キャバクラで働く女の子も同じように勘違いしていると、枕営業に走ることもあります。
これはお店からすればNGなのですが、女の子は指名をとるために必死です。
もし近くにいる同僚がこのような営業をしていると、そのお客さんからはどの女の子も同じように見られてしまうため、枕営業に誘われることがあります。
実力があるキャバ嬢はこのようなことはあっさりスルーできるのですが、アルバイト程度の女の子はそれができません。
断ると逆切れしてくるお客さんもいますので、断り切れずにずるずるとしてしまったということも。
これもリスキーで危険度が高いでしょう。
なぜなら他の女の子やお店にバレると悪口を言われたりクビにされたりするからです。
もし枕営業にまでならなくても、お客さんは女の子に接触したいがためにストーカー化することもあります。
お客さんの勘違いによるものですが、誘いをはっきりと断れない女の子につけこんだ接触は危険度が高いものでしょう。
自宅までつけられていたり人気のない通りを歩いている時を狙われたり、身の危険を感じる事もあるようです。
職業病
何の仕事でもついてくるのが職業病です。
ついうっかりクセでやってしまうこの職業病ですが、キャバクラの場合は不健康なものが多くあります。
例えば
・タバコの火をつけようとする
・体がタバコくさくなる
・副流煙で不調になる
・お酒の飲み過ぎで内臓を悪くする
・お酒が中毒気味になる
・急性アルコール中毒になる
・うつ病になる
・座る姿勢が横向きなので身体が歪んでしまう
・金銭感覚がマヒしてナイトワークがやめられない
このようなものが多いようです。
キャバクラで働くことの生活のリスク
女同士のいじめがある
すでに紹介していますが、うつ病になる原因の一つがこのいじめと言われています。
精神的な危険度は高めです。
キャバ嬢たちは皆自分の成績を上げるために必死で営業や接客をしています。
お店の中での順位を争っていますので、表面上は仲が良くても、嫌がらせをされることもあると言います。
その一つが悪口や噂話です。
事実はなくても指名を取っただけで「あの子は枕営業をしている」などと言われることもあります。
ヘルプでついた時に指名を取ってしまうと、事実上メインの女の子から指名を奪ったことになり、さらにいじめが悪化することも。
ヘルプの時に無理矢理お酒を飲まされて体調を崩すこともあるようです。
立ち上がった時に足をかけられて転んでしまうこともあると言いますので、心も体もボロボロになる前に対処したいところですね。
ノルマはないは嘘?
求人広告ではノルマはないと謳ってはいますが、実際はかなりプレッシャーをかけられるといいます。
お店はお客さんが来なければ当然収入にはなりませんので、お客さんを呼べない女の子は大切にはしたくありません。
それゆえに指名の取れない女の子を呼び出して説教したり、怒鳴ったりすることもあるのです。
営業電話をたくさんかけさせられ、それだけでも疲れてしまいます。
少し指名が取れたとしても「もっともっと」と限りなく言われてしまうので、女の子はプレッシャーと恐怖心が植えつけられ、精神的にも疲れてしまうのです。
確かに「○○円」「○○人」という数字が定められているわけではありませんが、これではノルマがないとは言えないかもしれませんね。
まとめ
キャバクラに勤めるリスクを挙げてみました。
キャバクラはとにかく接客力がものを言う、実力勝負の厳し世界です。
対してアルバイトなどでこの世界に入りやすいというのも特徴としてあります。
気軽に入ってはみたものの予想以上のリスクに驚いてしまうこともあるでしょう。
もし入るのであれば先に様々な覚悟が必要となります。
なるべく不利にならないようなお店に勤めるようにしましょう。
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