ぽっちゃり店に働くことで起こるすべてのリスクと予防法
近年巷で大人気の「ぽっちゃり系女子(広い意味ではぽっちゃり系男子も市民権を得ている、という見方もあります)」ですが、この風潮に呼応するように、風俗の世界でもぽっちゃり系風俗が人気を集めています。
人気が出れば当然お店も増えて、お店が増えればぽっちゃり系女子への求人オファーも増えていくのですが、ぽっちゃり系女子が、ぽっちゃり系のお店で働くにあたってのリスクってあるのでしょうか。
客商売である以上、当然何らかのリスクが発生するのはやむなし、というところなのですが、特に「ぽっちゃり系風俗」にフォーカスして、リスクを探っていきます。
風俗店で働くうえでのリスクとは
性病リスクはどれくらい?
風俗店で働くうえでのリスクとして、まず最初に考えられるところは、やはり性病の感染リスクです。
ひとくちに性病感染リスクといっても、性病には大変多くの種類があって、感染の危険度はかなりレベルが異なります。
一般的なところですと、淋病やクラミジア、トリコモナス、カンジダ、ヘルペスなどのなかには、症状が軽かったり、放置していても自然治癒するようなものもありますが、少なくともこのあたりの性病であれば、性病科に行って治療すれば、かつ早期発見であれば、比較的短期間で治療を完了することができるものです。
ただし、しばらく放置するとまずいものや、男性女性でかなり重大度に差異があるようなものもあるので、定期検診などで確認をしておく必要はありそうです。
性病というものは、オーラルセックスやセックスそのものなど、粘膜接触によって感染するものがほとんどなので、粘膜接触の機会が通常の職業よりも圧倒的に多い風俗は、一般職に比べれば、性病リスクはかなり高い、と考えられます。
重大な性病も存在する
完治する性病であれば特に問題ありませんが、なかには完治させる方法がまだ見つかっていない重大な性病も存在しています。
梅毒という性病は、日本ではひと昔前までは「不治の病」として、大変恐れられていました。
しかも病状の進行は、数年~数十年というもので、最終的には死に至る(寿命と並行して、長期間不健康で不快な状況が継続する)ことから、風俗で働くうえでの重大リスクのひとつに数えられていたものです。
しかし現代では、治療法も見つかって、早期に発見すれば完治まで持っていくこともできる状況になりましたので、危険度はかなり下がった、といえるでしょう。
エイズ治療の現況
もうひとつ、よく知られている重大な性病として、エイズがあります。
エイズは、正式名を「Acquired immune deficiency syndrome」といって、日本語訳は「後天性免疫不全症候群」といいます。
この病気は、感染してかつ発病すると、風邪やインフルエンザに似た症状から始まるのですが、数年から十年程度の潜伏期間があることや、皮膚病に似た症状を示すこと、最終的には日本語訳のとおり、免疫不全、つまりウィルスや病原菌など、外から入ってくる問題に対する肉体的な対処機能が失われるという病気であり、なおかつ治療法が確立されていない病気でもあるので、かつての梅毒のように、危険度や重大度は非常に大きい病気です。
さらには、他の感染症と似た症状を示す時期もあることから、エイズか否かを特定するためには、定期的な血液検査が重要になってくるようです。
風俗で働くリスクとはいえない
エイズの感染経路としては、コンドームを使わない本番行為(性分泌液から感染)のほか、血液感染(感染者が使った注射器の二次使用や輸血など)や母子感染などがありますので、必ずしも風俗店で働いた場合だけにリスクがあるわけではありません。
風俗で働いていなくても、男性と女性がつきあったり別れたり、前に付き合っていた異性はまた違った性遍歴を持っていたりもしますので、「風俗ならでは」のリスクではない、ともいえます。
とはいえ接触の機会が増える事は増えますので、コンドームの使用は必須にしたり、性感マッサージやヘルスのような本番なしの風俗を選択したりすれば、取り急ぎエイズ感染リスクを軽減することは可能です(それでも本番強要などのリスクはついてまわります)。
性病以外にも存在するリスク
ぽっちゃり系だけに存在するリスクはあるか?
これまでお話してきたように、ぽっちゃり系風俗だけに性病リスクがあるわけではなく、さらには風俗で働くことだけに性病リスクがあるわけではないので、対策としては、きちんと定期検診をおこなっているお店を選んだり、自分自身でも性病感染リスクがあることを意識して行動することが重要です。
とはいえ、API.NET(エイズ動向委員会。厚生労働省が、エイズの現況を国として発信するために作っている団体)が発表しているデータによると、日本人がエイズになる確率は、今現在で0.015%といいますから、1万人にひとりかふたり、というものです。
予防しようと思って予防しきれるものではない輸血による血液感染や母子感染も含んでいるとすると、この数字はさらに低くなる可能性もあります(とはいえ検査をしていない数は含まれていないので、なんともいえないところもあります)。
乱暴な言い方をすると、「交通事故」くらいのものである、と考えた方が良いかもしれません。
盗撮リスクもついて回る
風俗で働くということには、実は性病感染リスクだけではなく、もうひとつ大きなリスクがあります。
それは、盗撮リスクです。
個人情報保護法などの設置に見られるとおり、今の世の中は、風俗で働くことに限らず、プライベートが侵されるリスクはついて回ります。
特に、リベンジポルノ(元交際相手や元配偶者が、別れた後にプライベートな情報や画像、動画などを、ネットに流してしまうことで、社会現象にもなっています)に見られるとおり、性的な情報を、本人の知らないところで拡散されるというリスクがあります。
風俗で働く場合には、盗撮されて拡散されてしまうと、親バレや身バレどころの騒ぎではなく、へたをすると半永久的にネット上に情報が残存してしまう可能性も、なくはありません。
こうしたことを防ぐためには、先にお話した性病感染リスクも同様なのですが、リスク回避に積極的なお店で働くようにすることが有効です。
企業ポリシーが明示されていることは少ない
大企業における公示やCMなどのように、公に対して風俗のお店がポリシーを発信している、ということは、ほとんどありません。
確かにホームページなどで方針を発信しているようなケースはありますが、性病感染リスクや盗撮リスク、リベンジポルノリスクなどのリスク回避は、基本的には個々人で意識して行わなければなりません。
自分自身が病気に対して敏感になっていたり、盗撮されないように工夫する動きをしていくことがまずは重要です。
その次に、自身と同じ価値観やポリシーを持つお店や企業を探すところは、一般的な職業における就職活動と同じ理屈です。
まとめ
ぽっちゃり店で働くからといって、特別に発生するリスクは、ないといっても過言ではないでしょう。
しかし、日々の生活をやっていくうえで、特に風俗店で働く場合には特に、性病感染リスクと、盗撮などのプライバシー流出リスクは考えておかなければ危険である、といえます。
こういったリスクを回避するためには、まずは自分自身がそれらを回避するような考えをもって行動することが重要であり、その次に、信頼できるお店や企業をなるべく高い精度で探すことが、リスクを軽減できる対策である、といえそうです。
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