素股は生でやると危険?性病のリスクは本番と同じ?風俗嬢は注意

2023年12月14日

Peter-Lomas / Pixabay

風俗の世界では、一般的に行われている素股。

本番行為ではないから大丈夫、と甘く見ていると思わぬ性病トラブルに発展してしまいかねません。
素股の性病リスクについてご紹介していきます。

素股でも性病になる?

素股は生でやると危険?性病のリスクは本番と同じ?風俗嬢は注意風俗には様々な種類がありますが、ソープ以外の風俗では本番行為が行われないのが普通です。

お客さんは、風俗嬢と本番行為の一歩手前までを楽しむのが一般的です
ヘルスなどでは、手コキやフェラチオといった前戯プレイを楽しんでから、素股といったプレイが行われます。
素股とは、風俗嬢自身の股に男性のペニスを挟んで、挿入の一歩手前の感覚を楽しむものです。
ローションを使用すれば、ヌルヌルとした感触が気持ちよく、視覚的にもエロい雰囲気が楽しめるため、素股プレイが好きな男性は大変多いです

挿入行為ではないため、妊娠の心配も比較的低いです。
そのため、コンドームを着用せず生のまま素股をすることがほとんどです。
妊娠のリスクは低くなりますが、挿入しないからと言って性病のリスクは低くなるわけではありません。
性病のほとんどが、粘膜同士の接触によって感染します

性器同士を生で擦りあう素股は性病感染のリスクが高いのです。

なぜ風俗嬢は注意が必要なのか

仕事で異性と身体を重ねる機会が多いので、普通の人より性病へ感染するリスクが高いのが風俗嬢です
性病のリスクが高いため、お店が提携している病院などで定期的に検査をしている人も多いかと思います。

定期的に検査をしているから大丈夫だろう、という考えではいけません。
検査はあくまでも、性病に感染しているかどうかをチェックするもので、決して性病を予防できるものではありません。
風俗嬢がいくら検査をしていても、風俗に通うお客さんで定期的に検査をしているという男性はごくわずかでしょう
こちらが病気をもっていないことがわかっていても、お客さんが性病に感染していることを知らずに素股をしてまえば、あっという間に性病に感染してしまいます。

風俗に通うお客さんの多くは、特定の女の子だけでなく、いろんな女の子と遊んでいるものです。
どこで感染しているか気づいていないお客さんは大勢います
性病と言っても、様々な種類があり、自覚症状のないものもあります。
素人目に見ても性病とわかるものは少ないです。

見た目で判断できる場合は、絶対に生での行為に及ばないようにしましょう。

素股で感染する可能性のある性病

クラミジア

クラミジアは感染力の高い性病です

そのため、比較的ポピュラーな性病と言えます。
お客さんが感染しているかどうかを目で見て判断するのは非常に難しいです。
男性の場合、症状として透明な膿が尿道から出ます。
しかし、透明な膿とカウパー氏腺液と区別するのはまず無理です

自覚症状が出ない方もいるため、知らずのうちに感染させてしまっていることが多い性病です。
感染を予防するためには、コンドームの着用が非常に有効です。
クラミジアは、性器同士の接触だけでなく、フェラチオやクンニといったオーラルセックスでも感染する可能性がある病気です
性病を徹底的に予防したい場合は、素股の際だけでなく、フェラチオをする際にもコンドームの着用を推奨します。

淋病

質問クラミジアの次に感染者の多い性病です。
症状こそ違えど、クラミジアと似ている点が多く、予防法もクラミジアと同じくコンドームの着用です。
淋病も、オーラルセックスでも感染する可能性のある病気です。

お客さんが淋病に感染しているかどうかの判断材料として、淋病に感染している男性は黄色い膿が尿道から出ます。
プレイの最中に、黄色い膿が出ている、ペニスの先が赤く腫れているなど、少しでもおかしいと思ったら生で直接触れることのないように注意して下さい

梅毒

非常に感染力の高い性病です。

梅毒は、感染者の血液を介して感染する血液感染型の性病です
皮膚や性器などに、少しでも傷があれば感染する可能性があります。
性器同士を擦りあう素股は非常に危険です。
また、感染者の口に傷があれば、キスでも感染する可能性があります。

梅毒の侵入部位に、ブツブツとした発疹ができるのが特徴です
性器に発疹がある場合は、梅毒の可能性があります。
性器に触れなければ感染しない、というわけではなく、病原菌は血液の流れで体中に転移する可能性があります。
発疹のあるようなお客さんに出会ってしまったら、梅毒の可能性があるので、注意が必要です

毛じらみ症

ケジラミという吸血昆虫が陰毛にくっついてしまうことで、強烈なかゆみを生じる感染症です。
感染者の陰毛についているケジラミが、陰毛を擦りあうような行為で他者の陰毛に乗り移ってしまいます。
性行為はもちろんですが、陰部を擦りあう素股は非常に危険です

毛から毛に移るため、コンドームの着用は意味がありません
症状としては、強烈なかゆみを生じるのが特徴です。
人前でもかきむしるのを抑えられないほどのかゆみと言われますので、股間をかきむしっているようなお客さんがいたらケジラミを持っているかもしれません。
毛じらみ症は、厳密には性病ではないため、病院の一般的な性病検査の項目にはありません。

しかし、強烈なかゆみという自覚症状があります
毛じらみの可能性がある場合は速やかに皮膚科などの病院を受診しましょう。
素股で感染する可能性の高い、比較的ポピュラーな感染症をいくつか紹介しました。
上記に挙げた以外にも、まだまだ多くの種類の性病に感染する可能性があります。

自分を守れるのは自分だけ

ウイルスヘルスなどの場合、プレイを始める前にお客さんの身体を洗ってあげることがほとんどだと思います
その際、ただ気持ちよく洗ってあげるのではなく、洗いながらお客さんが性病にかかっていないかしっかりチェックをすることが大切です。
お客さんのペニスを見て、腫れていないか、ブツブツとした発疹はできていないか、洗った際に沁みたり痛がったりいないか、など注意深く見る必要があります。

風俗嬢は、お客さんを楽しませるテクニック以外にも、お客さんを見極めるテクニックを持っていなければなりません
風俗嬢はお客さんと一対一で接客をするお仕事です。
いざお客さんと二人っきりになったときに自分の身体を守れるのは自分しかいません。

まとめ

本番行為ではないから性病のリスクは低いだろうと思ってしまいがちですが、実は素股を生で行うということは、非常にリスクの高い行為です。
性病だけでなく、妊娠の可能性を防ぐこともできません。
性病の多くはコンドームの着用である程度は防ぐことができますが、完全に予防することは不可能です。
また、クラミジアや淋病といった一部の性病はフェラチオなどのオーラルセックスで感染することもあります。

できるだけ感染を防ぎたいのであれば、フェラの際もコンドームを着用するのがベターですが、風俗の仕事の場合そうもいきません
日頃から、お客さんの身体を注意深くみて、性病に感染していないかチェックするようにしましょう。
性病の疑いがある場合は、プレイを中断し、感染を避けるようにしましょう。
万が一、性病に感染してしまった場合は、速やかに医療機関で治療を受けるようにしましょう。

放置してしまうと、女性の場合は不妊など重大な後遺症を負ってしまう可能性もあります。
風俗嬢として働いていると、性病の不安は切っても切り離せない存在です
日頃から定期的に検査を実施しているなど、嬢を大切に扱ってくれるお店選びも重要です。