箱ヘルの店舗が少ないのはなんで?違法じゃないよね?

2023年12月14日

Activedia / Pixabay

箱ヘルの店舗が少ないのは、第一に法改正があります。
風営法・風適法の大幅改正があり、箱ヘルは店舗数が減少しました。

また、箱ヘル自体は、法律に則り届け出を出しているようなところは違法とはなりません。
違法となるのは、違法な事(本番行為等)をさせている場合です。
違法な事をすれば、お店にも迷惑がかかるので、箱ヘルで働く方は注意して下さい。

箱ヘルが少ない理由(少なくなった背景)

箱ヘルの店舗が少ないのはなんで?違法じゃないよね?風俗はピンサロやデリヘル、ソープやイメクラなど多種多様の形態がありますが、とりわけ箱ヘルの数は少ないと言われています。
何故、箱ヘルの数が少ないのかと言うと、それは風営法の改正が大きく関係しています。
実は、箱ヘルは元々少なかったわけではなく、箱ヘルの最盛期はそれなりに店舗数がありました。

特に箱ヘルは1970年頃から人気が出始めた風俗サービスで、その当時は全国に色々な箱ヘルがあり数も多かったです。
しかし、それが変わってしまったのが1985年。
風営法の大幅な改正です。
風営法が改正される前の箱ヘルは、それほど法律に厳しくなく、ゆるゆるの状態でしたので、お店にも自由がありましたが、1985年の改正では、営業時間が決められ(午前0時)、更にお店は届け出の対象となり、それがもとで一気に数が減少していきました。

現在の箱ヘルの数が少ないのは、風営法の大幅改正があったからと言って良いでしょう。
風営法は風俗業界に大きく影響してくる法律で、その法律を基に業者は営業をしなければ行けませんので、それが厳しくなったら、事業を縮小せざるを得ません。
また、ちゃんとした法律ですので、仮に改正された風営法に反する事をするとそれは処罰の対象になります。
いつの時代も、法改正が業界全体を揺るがします。

箱ヘルは消えた訳ではない

最近は箱ヘルよりもデリヘルが人気で、デリヘルで働く女性も多いですが、ただ箱ヘルの数が少なくなったからと言ってもゼロになったわけではありません。
全国にまだまだ箱ヘルの店舗はありますし、都内など人の多い所ではかなり繁盛しているお店もあります。
箱ヘルに台頭する形で、デリヘルが伸びていますが、デリヘルにはお客さんと対面するまで相手の顔や情報が分からなかったり、犯罪に巻き込まれやすいなどのデメリットがありますので、安心な箱ヘルで働きたいと考える方も多いです。

ちなみに、デリヘルは1998年の法改正によって解禁となった風俗サービスです。
仕事は箱ヘルと同じで、本番無しで性的サービスを提供しますが、場所がお店か店の外かの違いとなっています。

箱ヘルは違法?

矢印 下箱ヘル自体は、先ほどの風営法という法律があり、それに則って営業をしている所ならば違法営業ではありません。

良くテレビなどで摘発されたり、警察の捜査が入っているシーンが流れたりしていますが、あれは違法な営業をしているお店に対して摘発を行っているわけです。
ですので、箱ヘル自体は完全に違法とまでは行きません。
似たようなものとして、パチンコ業界がありますが、パチンコ業界も一応は風営法などで管理されていて、その範囲内で営業している所なら警察から何か言われたりはしないものです。

違法な事をすれば処罰の対象となる

このように、法律を守っている箱ヘル店ならば、そこで働いたからと言って処罰の対象になる事はありませんが、もしそこで違法な事が行われていたりすると法律的に罰せられる事があります。
例えば、一番わかりやすい例で言えば年齢制限です。
法律で18歳未満はNG押されているのに、18歳未満がそこで働いていたりするとそれは「児童福祉法」に引っ掛かって違法となります。
男性は若い女性が好きなので、お店側もその期待に応えようと若い女性の獲得に躍起になっていますが、度を越えて18歳未満を働かせたりすると、見つかった時はあっけなく警察に逮捕されて営業が出来なくなる事も多いです。

その為、一般的な箱ヘルの求人では、必ず「18歳未満はダメ」とか、「高校生NG」「18歳以上」という年齢制限が書かれています。
採用する側も採用される側も、まず法律はしっかり守るようにしていきましょう。
(ちなみに、きちんとした届け出をしているお店は「許可店」と業界では言われます。)

本番は違法

その他、箱ヘル嬢としてこれから働く人が気を付けなければ行けない事は、本番行為(男性客とのセックス)です。
本番行為はもれなく法律違反になります。
ソープなど「自由恋愛」というていで営業している風俗店の場合は、グレーゾーンとなっていますが、箱ヘルはグレーゾーンが無く本番はダメです。

もし、本番行為をさせていて、お客さんがそれをどこかで広めたりすれば、警察のガサ入れが入ったりします。
そうなれば、働いている風俗嬢は仕事を失う事にもなりますし、警察にバレなかったとしても、お店にバレればクビになる事もあります。
ですから、箱ヘルで働く方は法律を遵守して、本番はしないようにしましょう。
お客さんの中には本強(本番強要)をしてくる方もいるかも知れませんが、リスクを考えたらしない方が良いです。

また、箱ヘルで本番をする風俗嬢は、同じお店で働いている風俗嬢にも迷惑をかけていることにもなるので、色々と陰口を言われる事もあります。

合法的に風俗で稼ぐ

このように、箱ヘルはそのすべてが違法ではなく、合法的に営業しているお店もありますし、違法な事をしなければ処罰されたりすることもまずありません。
合法的に稼ぎたい方は法律を守っている箱ヘル等で働いていきましょう。

また、本番をしなくても箱ヘルは普通に働いて、一日数万円稼げる世界ですし、ちゃんと稼ぐことは可能です。
もちろん、本番をすれば本番をさせてくれると喜んだ男性から指名がもらえたりして、沢山稼げるようになることはありますが、違法な行為に後ろめたさがあるならやめておきましょう。

お店の規則などにも注意

法律また、働く方は法律を意識するだけではなく、お店の規則にも気を付けた方が良いです。

理由はお店の規則などに違反した場合には、お店の罰則やペナルティを課せられるからです。
よくある規則が店外デートで、お店以外の所で男性客と会ってデートするのはNG事項となっています。
お店を通さず、サービスを提供して売春の様に直接男性からお金をもらえば、お店側には一円もお金が入りません。
その為、それをすると何万円以上もの罰則金を支払わなければ行けなくなることもあります。

法律だけではなく、働くお店のルールもしっかり守っていく事が大切です。
本番の強要以外に、そんな店外デートのお誘いは箱ヘル嬢として働いていると良く出てくる事です。
その時に、「まぁちょっとくらいならいいか」と安易な気持ちでOKを出したりすると、後からお店やお客さんとトラブルになる事も多い為、面倒な事を避けるためにも、言われた時には断る勇気を持ちましょう。

まとめ

箱ヘルに対して「違法」のイメージがある方もいますが、営業自体は届け出をしていれば違法とは限りません。
なので、ちゃんとしたお店へ入店すれば、安心して働くことが出来ます。
また、お店の営業自体が合法だったとしても、違法行為が店内で行われたりすれば、それもまた処罰の対象となりますので、箱ヘル嬢は「本番行為」はしないようにしていきましょう。
違法な事をすれば、自身だけでなくスタッフ、お店にまで迷惑をかけてしまいかねません。

お店選びをする時、働くときにはそこに注意しえ地区と良いです。