ピンサロは時給だけど待機時給(減給)などある?保証してくれる?
いま、ピンサロ(ピンクサロン)にブームが再来しています。
かつての「昭和系本サロ」は鳴りを潜め、若い女の子たちで固めた「平成系ピンサロ」が風俗業界を席巻しているのです。
働く風俗嬢さんたちにとっても、ピンサロという業種は魅力的に感じられるのではないしょうか。
というのも、ピンサロは「時給制」だからです。
本記事では、このピンサロの時給制について、すこし立ち入って考えてみたいと思います。
出来高性風俗の落とし穴。
風俗のお仕事をしてみてまず気づくのは「出来高制」という給与システムが思ったより厳しいものだということでしょう。
わざわざ「お茶を引く」なんて言葉が作り出されていることからも分かるように、出来高制の風俗のお仕事では男性客が付かないことはタブーであり「無給」を意味します。
結局それは何もしなかった(できなかった)のと同じであり、何か為し得たとすれば精々、お店の中で人脈を広げることができたという程度ではないのでしょうか。
風俗店の保証制度?
計算高い女の子は、こういった事情から「出来高制でない風俗」をまず探そうとすることでしょう。
そしてそのとき引っ掛かるのが「日給保証」「最低保証」といった求人広告に見られる待遇です。
つまり、たとえ出勤日に出来高が無かったとしても(=お茶を引いたとしても)、その日、例えば2万円の給料をくれることを保証してくれる…そんな安心感をくれるのが保証制度の内容です。
でも、本当なのでしょうか。
実を言うと少なくない風俗経営者さんたちが、こういった保証制度を、全部ウソであるか、たくさんの条件が課せられた誇大広告の一種であるとバッサリ切り捨ててしまっています。
出稼ぎさん用?
実際、出来高制風俗における日給保証の宣伝文句は、誇大広告の疑いが無きにしも非ずと言えるでしょう。
こういった求人広告は出稼ぎ風俗嬢さん用のそれに多いので、すこしそれを検討してみることにしたいと思います。
或るお店では、出稼ぎさん募集の求人広告で「日給保証7万円!」と大きく掲げていました。
しかしこれはもちろん「出勤して1日待機部屋に居るだけでも7万円あげます!」という意味で言っているのではありません。
そんなことは絶対にありません。
そうではなくて、「どんな日でも7万円分ちゃんとこき使ってあげます」という意味なのです。
どういうことなのでしょうか。
モデルケースとして、次のような勤務体系をイメージしてもらえば分かると思います。
・週5以上の勤務で毎日8時間勤務(特に繁盛する時間帯)。
・フリーの男性客を少なくとも1日に5人から6人。
数字は概算ですけれども、少なくとも1日男性客5人くらいだったら、7万円÷5人=14,000円ですから、これを風俗嬢さんの給料とします。
そして実際に男性客がお店に払っている金額を25,000円くらいと見積もれば、・25,000円の売り上げで、女の子に14,000円のバック。
これを毎日5人。
これが「日給保証7万円!」の正体だと分かります。
お店はしっかりほぼ折半で利益を上げ、いつでも出動できるコマに出稼ぎ嬢を投入するわけですから採算がとれるわけです。
しかし考えてみて下さい。
1日5人です。
これを週5日やったらカラダはガタガタになるでしょう。
それなのに「日給保証」なんていう、あたかも働かないでもお金が貰えるかのような文言で求人を出しているのは、ほぼ誇大広告だと考えられても仕方が無いのではないでしょうか。
出来高制で保証制度は期待するべきではない。
手っ取り早く言えば、出来高制の風俗店での日給保証は当てに成りません。
現に保証してくれるのだとしても、それは「仕事の保証」であって「楽して稼げる」という意味ではありません。
こうして、出来高制の風俗を毛嫌いして、保証制度に逃げ場を求める計算高い風俗嬢さんの戦略は失敗に終わるわけです。
時給制へ。
出来高制の風俗では結局「保証」はありません。
無理やり押し付けられた仕事をこなすか、自分で指名を受けられるように努力するしかないのです。
では、風俗には保証制度は無いのでしょうか。
文字通りの日給保証などは無いと考えたほうが良いでしょう。
楽して稼げることなどできないからです。
しかしおよそ日給保証に当たる給与システムは見つけることはできます。
それは灯台下暗しというか、すこし考えれば見つかるものです。
つまり、時給制のことです。
風俗で時給制を採用しているのは、セクキャバ(セクシーキャバクラ)とピンサロです。
以下では冒頭でも触れたとおり、いま勢いのあるピンサロについて重点的にお話ししたいと思います。
ピンサロの時給制。
ピンサロは、風俗では稀(まれ)な時給制を採用しています。
肝心の時給ですが、昭和系ピンサロですと時給2,000円ほどにまで落ちてしまいますが、現代ピンサロ(平成系ピンサロ)ですと時給は5,000円くらいにまで跳ね上がります。
これは、お店のシステムが30分5,000円かそれ以上なので、女の子の時給を同額にすればちょうど折半(バック50パーセント)に成るからだと考えられます。
つまり、こんな具合です。
・ピンサロ店を利用する男性客の支払い:30分5,000円。
・ピンサロ店で働く女の子の時給:60分5,000円。
お店で男性客が60分遊んでくれれば、売り上げは10,000円に成ります。
それはちょうど女の子が60分働いた時の時給5,000円の倍の金額に成っているのです。
待機でも時給は発生する。
またこれも重要なことですがピンサロの場合、待機時間でも時給は発生します。
これは保証制度に似たものを求めてピンサロにたどり着いた風俗嬢さんたちにとっては、とても重要な情報でしょう。
・出来高性風俗の待機時間=お茶引き無給の時間。
集団待機部屋での風俗嬢同士の駆け引きに神経をすり減らし、徐々に病んで行く…。
・ピンサロでの待機時間=次のコールが掛かるまでの重要な休憩時間であるとともに、立派に稼ぎに成っている時間。
同僚ピンサロ嬢同士で情報交換をする…。
この対比は、或る意味残酷とさえ言えます。
時給制に成るにつけ、集団待機部屋の雰囲気はガラリとポジティブなものに変わるでしょう。
出来高制風俗のように、指名されない娘からの、指名される娘への嫉妬が軽減されるのです。
もちろん指名バックなどはある。
もちろんピンサロでも出来高制の要素は残っていて、それが本指名に成ります。
ピンサロの場合、指名料は一括して2,000円であることが多いです。
そこから次のようにバックの割合は変わって来ます。
・フリー来店の男性客が入店直前にする写真指名→バック1,000円。
・前遊んだ娘をもう一度指名する本指名→2,000円。
減給の可能性について。
以上のようなピンサロのシステムですが、たとえば時給が減給されてしまうなんてことはあるのでしょうか。
罰金は法制度上、風俗店でなくても認められていませんが、減給なら起こり得るかも知れません。
例えば、遅刻が多いクレームが多いなどといった理由がそれです。
時給により或る程度の給与保証はされているけれども、働くひととしての常識はわきまえた行動を取るようにしてください。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
「ピンサロは時給だけど待機時給(減給)などある?保証してくれる?」という題名で記事を書かせて頂きました。
確かに、ピンサロでは時給による給与保証はあります。
これは風俗業界では非常に貴重なことだと思ってください。
しかしそれは決して勤務中怠けて良いということではありません。
減給に至らなくても普段の行いから、お店の信頼を得られるように働くことにしましょう。
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