SMクラブは危険があるプレイでも了承を得れば大丈夫

2023年12月14日

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一般的な風俗店と違い、SMクラブでは危険なプレイをすることがあります。
ハードなプレイともなると傷跡が残ったり、やけどを負う可能性すらあります。
他にも、尿道プレイやアナル調教などのハードプレイをすると、怪我をするだけでなく、性病に感染する危険性もあります。

それだけに、SMクラブではプレイをするにあたって同意書を書くことがあるのですが、果たしてこのような了承にはどこまでの法的な拘束力が認められるのでしょう?

SMクラブのプレイ内容

Sm風俗のプレイといえば、キスやフェラ、69、クンニ、素股などのプレイを思い浮かべる女性は多くいることでしょう。
綺麗な女性に性的なサービスをしてもらえるということで、多くの男性が風俗にハマるものです。

しかし、慣れというのは怖いもので、いくらソープが気持ち良いものだからといって、何度も体験すればやがれ慣れ、飽きてしまうことがあります。
そのような時、SMクラブなどのよりハードなプレイを男性は求めるのですが、SMクラブではどのようなプレイをするのでしょう?
S嬢とM嬢とでは真逆の役柄なのですが、どちらも苦痛のあるプレイがあるという共通点があります。
ただ、SMクラブといっても必ずしも苦痛を伴うハードプレイをしなければならないということはありません。

風俗嬢の意思次第で、いくらでも特定のプレイをNGに指定することは可能なため、あくまでやれる範囲で仕事が出来ます。
それに加え、一般的な風俗店と比較すると、給料が高めであり、リピーターも付きやすいため、実力次第ではソープ嬢並みに稼げる環境があります。
そんなSMクラブの世界ですが、S嬢になると、言葉でお客さんを責めたり、目隠しや拘束をして身体を縛り上げたり、時には鞭で打ち付けたり、溶けた蝋燭を垂らすといった、苦痛のあるプレイをすることがあります。
他にも、アナルを責めたり、尿道に異物を仕込むこともあります。

Mな男性にとってこれらの苦痛を伴ったプレイというのは快楽のある行為となります。
ただし、いくら精神的な充足感が得られるからといって、鞭で打てば身体に傷跡が残ります。
溶けた蝋燭を垂らしたらやけどにもなるでしょう。
尿道やアナルの穴に異物を突っ込んだりしたら得体の知れない病気に感染する恐れすらあります。

下手したら重度の性病に感染する危険があります。
このように、SMクラブでは苦痛を伴う危険なプレイをする機会が多いだけに、たとえ了承があったとしても、後々になってトラブルになる可能性があります。
もしもSMクラブでのプレイをキッカケに傷跡が残ったり、やけどを負ったり、性病に感染した場合、果たして風俗嬢側に刑事責任はあるのでしょうか?

SMクラブの危険性

危険 マークSMプレイはハードなプレイともなると、重度の怪我や病気になる危険性があります。
それだけに、SMプレイをするにあたって事前に怪我をしても責任は負わないということで了承を取ることになります。
ただし、いくら了承があったとしても、法的拘束力が及ばないケースも存在しますので、注意しましょう。
というのも、SMクラブは時としてプレイがハードすぎるあまり死亡事故につながる危険性があるからです。

もしもSMクラブでお客さんを怪我させてしまい、傷跡が残ったり、やけどを負ったりすると、それは傷害罪となるでしょう。
さらに、怪我が原因で死亡すれば、傷害致死罪となります。
たとえお客さんの同意のもとにSMクラブにてプレイに興じ、その結果として死なせてしまった場合、ハードプレイ専門のSMクラブであれば同意傷害の原則が成立しやすいです。
ただし、ソフトSMの場合、怪我をするほどの同意とは考えられないため、同意傷害の原則が成立しない恐れがあります。

違法性の阻却

本来、人を殴ったり、傷つけたりすれば、犯罪となります。
傷害罪となれば、重度の刑罰を負うことになるでしょう。
ちなみに、病気に関しても同様で、性病に感染する可能性があるにも関わらず、異性と性行為を交わし、病気にさせてしまった場合、傷害罪に問われる可能性が高いです。

さらに、治療費や慰謝料を請求される可能性が高いです。
他人に怪我を負わせたり、病気を意図的に感染させれば、それは傷害罪となるのです。
にも関わらず、SMクラブで違法性を問われない理由とは偏に、違法性が阻却されるからです。
たとえ違法性のある行為をしたとしても、本人の同意を得ていた場合、罪にならないケースがあります。

例えば医療行為などがまさにその典型です。
なにしろ医療行為をする際に、状況に応じて患者に怪我を負わせることがありますが、あくまでこれは医療行為です。
もしもこのような医療行為にまで傷害罪を適用させていては、医療行為が受けられなくなってしまいます。
それだけに、患者の同意さえあれば、原則として医療行為は同意傷害の原則が成立し、罪には問われません。

同様の理由で、SMクラブに関しても、お客さんがサービスを受けるにあたって傷跡を負う可能性や、やけどを負うリスクを承諾しているため、ある程度の危険があったとしても、S嬢を責めることは出来ないでしょう。
お客さんからの同意を得ている以上、たとえ危険のあるプレイであっても大丈夫となります。
もちろん、あくまで同意傷害が成立するのであって、同意殺人が成立するわけではありません。
行き過ぎた行為には流石に法律的に見てアウトとなります。

あくまで一定の限度を超えない限りの話になりますので、やり過ぎには注意しましょう。

治療費を請求するケース

SMクラブは確かに危険のある行為をするため、たとえ傷跡を負ったとしても、了承があったと見なされてしまうだけに、怪我ややけどを負っても治療費を請求することは難しいでしょう。
しかし、それはあくまでSMプレイに限定した話であって、それ以外については事情が異なります。

例えば、風俗嬢がお客さんに本番行為を強要されそうになったり、無理やりレイプされそうになった場合、これは了承のない行為となりますので、お客さん側に法的な責任が問われます。
さらに、了承のない行動が原因で風俗嬢が怪我をすれば、それを理由に慰謝料や治療費も請求できます。
SMクラブにおける了承のあるプレイとはあくまで、SMプレイに限定した話です。
それ以外については事情が異なります。

同様に、プレイとは関係のないところで、お客さんに怪我を負わせてしまったのであれば、流石にそれについては治療費を請求されても文句を言えないでしょう。
それだけに、プレイ以外の行動に関しては、できるだけお客さんに怪我を負わせないように、丁重に接した方が良いです。
例えば、本番行為が禁止されているにも関わらず、本番をし、お客さんに性病を感染させてしまった場合、これは流石に了承のないプレイとなりますので、法的な責任が生じるでしょう。

SMクラブのメリットとデメリット

Good, Bad一見すると、傷害罪に問われる危険性のありそうなSMクラブですが、一定の限度さえ越えなければ罪に問われる心配はありません。
それどころか、S嬢としての技能を磨くと、実はヘルス以上に稼げるかもしれないといったメリットがあります。
SMクラブは単価が高いため、実はヘルス以上にバックが良い仕事です。
さらに、固定ファンが付きやすい仕事ですので、安定した給料が期待できます。

それに加え、SMクラブは刺激が強い仕事なだけあって、刺激に飢えている女性には丁度良い仕事です。
SMクラブの仕事に従事する女性の中には、お金よりもむしろ、好奇心を満たすためなど、変わった志望動機を持つ女性も多くいます。
そのような他の人にない欲求を満たしつつ、お金を稼げるSMクラブは、なかなかメリットの多い仕事です。
その一方で、経験が浅かったり、性格が不向きだと固定客が付かず、稼げないものです。

さらに、M嬢ともなると怪我を負ったり、メンタルが折れるなどの危険もあります。
メリットがある一方で、危険のあるお仕事のため、SMクラブの仕事に興味があるのであれば、しっかりと長所と短所を理解しておきましょう。