キャバクラで給料前借りは日払いと同じ意味を表す

2023年12月14日

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キャバクラのバイトは普通のお仕事よりもはるかに時給がいいので、ほとんどの女性はたくさん稼ぎたいという理由で働き始めます。
借金の返済などでお金に困っている状況になってしまいキャバクラで働くことを検討している方もいるでしょう。
そういう女性にとって、給料前借りはピンチな状況を切り抜けられるのでありがたい手段です。
キャバクラや風俗などの夜の世界では給料前借りが出来るという噂を聞いて、それを頼りに働き始める方もいます。

しかし、お店がなんの見返りもナシに女の子にお金を貸すことはありません。
キャバクラの給料前借りというのは、実は前借りではなく日払いと同じ意味であることが多いのです。
この記事では、キャバクラの給料前借りがなぜ日払いと同じなのか説明します。

キャバクラの給料前借りは日払いと同じ

キャバクラで給料前借りは日払いと同じ意味を表す風俗業界にはバンスという言葉があります。

バンスというのは「先に」という意味がある英語の「advance」が由来になっています。
言葉の通り、お給料の前借りを出来るシステムです。
風俗の場合は、お店からの信頼感や毎月稼ぐ金額によってバンス出来る金額決まります。
長期間勤めていて、勤務態度が良く、たくさん稼いでいる風俗嬢はたくさん借りられますが、入店したばかりで実績がない女の子はバンスを断られてしまうこともあります。

もともとバンス制度というのは風俗業界で広まった言葉です。
だから給料前借りをさせてくれる風俗店はたくさんあります。
しかし、キャバクラではバンス制度を取り入れているお店はあまりありません。
給料前借り制度があるお店でも、その中身は実は風俗店と違う場合が多いのです。

風俗店の場合、信頼がある風俗嬢なら場合によっては数十万円を一気に借りられる場合もあります。
しかし、キャバクラの場合は一括で大金を貸してもらえることはほぼありえません。
キャバクラで求人広告などに「給料前借りOK」などと書いてあっても、実はそれは「日払いOK」と同じ意味の場合が多いのです。
そもそもキャバクラのお給料は基本的にはまとめて支払いになっています。

たいていのお店は月一回か、月二回の支払いになっています。
月一回の場合、月末締めで翌月の10日か15日支払いが一般的です。
月二回の場合は、1日~15日と16日~月末の2回分けられていて、1回目が20日支払いで2回目が翌月10日あたりの支払いになります。
だから、キャバクラで働きはじめての、お給料をもらうまでには時間がかかります。

そして理由があってお店から前借りをする場合でも、貸してももらえるのは「その日に稼いだ金額の一部」だけなのです。
風俗のように「まだ稼いでないけどこれから稼ぐ予定のお金」を貸してくれるお店はほぼありません。
つまり、給料を日払いでもらっているのと同じです。
夜のお店ならサラ金やクレジットカード会社のよりも簡単に大金を借りられると勘違いしてしまっている方もいますが、キャバクラはそうではないので気をつけましょう。

だから、求人広告などに「給料前借りOK」と書かれているお店も、「日払いOK」と書かれているお店も実質は同じなのです。
一般的なキャバクラの時給は3,000円前後です。
時給以外にも指名バックやドリンクバックもありますが、入店してすぐにバックをたくさん稼げる女の子はほとんどいません。
例えば時給3,000円で一日6時間働いた場合、その日のお給料は18,000円です。

割合日払いでも給料前借りでも、稼いだ分をすべてもらえることはほとんどなく、だいたい50~70%程度です。
だから、たとえ給料前借りを出来たとしても、もらえるのは1万円前後だと考えておきましょう。
もし日払い程度ではどうにもならないほどお金に困っているのであれば、別の手段を考えないといけません。
風俗の場合でも入店したばかりでバンス制度を使わせてもらえるのは、圧倒的に可愛くてたくさん稼ぐのが間違いないと思ってもらえるような女の子だけです。

どうしてもお金が必要ならサラ金やクレジットカード、家族の助けなどの手段を検討しましょう。

キャバクラで給料前借りをするための条件とは

キャバクラの給料前借りは、実質的には日払いと同じです。
だから、お給料を日払いでもらいたいのであれば、そもそも日払い対応をしているお店に入店するのが一番楽です。
お店が多い東京などの地域であれば、日払いをしているお店はいくらでもあります。

どうしても日払いに対応しているお店の中に働きたいお店が無いという状況でもないかぎりは、日払いをしているお店を選びましょう。
日払いではないお店で給料前借りをする場合でも、申し込めばすぐに対応してもらえるわけではありません。
ほとんどのお店では、給料前借りをするための条件があります。
給料前借りの条件として多いのは、出勤日数を増やすことです。

たいていの場合は、給料前借りをする代わりにお店が求めてくるシフトに従って出勤することになります。
自分のスケジュールを優先して、自由にシフトを組むことはできなくなります。
しかもお店からはかなりの鬼出勤を求められます。
少なくとも月に15日以上、フルタイムでの出勤を求められると考えておきましょう。

また、遅刻や当日欠勤をしてしまうとすぐに日払いを止められてしまいます。
給料前借りはお店とキャバクラ嬢の信頼関係があって成り立つものなので、一度でも信頼を失ってしまうような行為をしてはいけません。
さらに、給料前借りでもらえる金額が、その日の売上や指名数によって変えられてしまう場合もあります。
この場合、例えば「指名一本以上+売上3万以上の日しか前借りは不可」などの条件を付けられることになります。

他にも「一日の前借り額は最大でも1万円」などというように上限を設定している場合もあります。
このように、キャバクラでお給料前借りをするのは簡単なことではありません。
給料前借りをする場合には、「なんでもする」というくらいの気持ちでお店に申し出ましょう。
なお、給料前借りではありませんが、出来るだけ早くお金を手にする方法があります。

それは体験入店です。
給料システムがまとめて支払いになっているお店であっても、体験入店の場合は日払いになっていることが多いのです。
だから体験入店で稼いだ分はその日の内にもらえます。
あまりオススメはできませんが、いくつかのお店に体験入店をすれば、日払いで稼ぎ続けることもできます。

注意 マークただし、体験入店をしてすぐにやめてしまうようなことを繰り返すのは「体験入店荒らし」と呼ばれてお店から嫌われる行為です。
キャバクラは、別のお店どうしても裏でつながり持っていることが多く、「体験入店荒らし」として有名になってしまうとどこのお店でも雇ってもらえなくなる可能性があります。
だから体験入店で手っ取り早く稼ぐ行為は、どうしてもそうするしかないときの緊急手段だと考えておきましょう。

まとめ

キャバクラの給料前借りがなぜ日払いと同じなのか説明しました。

風俗店の場合、「まだ稼いでない金額」を貸してくれるお店もありますが、キャバクラにはそういうお店はほとんどありません。
キャバクラでの給料前借りというのは、本来は月末締めなどでまとめてもらえるはずのお給料を日払いにしてもらうという意味でしかないのです。
だから風俗のように10万円以上などの金額を貸してもらえるわけではないということを、覚えておきましょう。