キャバクラで嬢とお客さんの間で起こるトラブル

2018年3月16日2023年12月14日

キャバクラの仕事にトラブルはつきものです。
それも、時には警察が介入しないと解決できないような、刑事事件に発展することもあります。
悪質な犯罪に巻き込まれた場合、弁護士などの専門家に相談し、解決をはかる必要もあるでしょう。

トラブルに遭遇した際には、できるだけ独力で解決しようとせず、第三者を巻き込むことが肝要です。

キャバクラ嬢とお客さんとの間のトラブル

時には色恋営業をすることもあるキャバクラ嬢たちですが、行為が過ぎるあまり、トラブルに発展することが多々あります。
なによりキャバクラ嬢は接客中、お客さんと一緒にお酒を飲む機会が多いだけに、冷静な判断力を失いやすく、些細なキッカケでトラブルに発展することがあります。

キャバクラ嬢とお客さんとの間に生じるトラブルといえば、金銭的な問題から暴力沙汰、さらにはストーカー行為など幅広いです。
時にはお店のスタッフが対応することで事なきを得ることもありますが、あまりにもトラブルの度が過ぎると刑事事件に発展し、警察が介入することもあるでしょう。
なにより、キャバクラ嬢は必ずしも被害者になるとは限りません。
例えばぼったくりキャバクラのような、違法性のあるキャバクラ店に勤務した場合、お店と一緒になって犯罪に加担することになります。

このようなキャバクラ嬢が加害者側の立場だった場合、どのような対応が求められるのでしょう?
キャバクラ嬢がお店のスタッフなどと共謀し、お客さんに犯罪まがいの行為をした場合、キャバクラ店のスタッフのみならず、キャバクラ嬢自身も逮捕されるケースがあります。
さらに、お客さんに色恋営業を仕掛け、貢がせるという行為も、時と場合によっては詐欺が成立する恐れがあるので注意しましょう。

色恋営業のトラブル

キャバクラ嬢は一人でも多くのお客さんから指名され、さらに同伴数が多くなるにつれて給料が上がる世界です。
一円でも多く稼ぐべく、キャバクラ嬢はお客さんと疑似恋愛をするなど、色恋営業に励むものなのですが、このような営業活動は時にトラブルを引き起こすことがあります。
例えば、色恋営業をキッカケに男性と仲良くなったとします。
キャバクラ嬢自身はただのお客さんだと割り切って接客しているつもりかもしれませんが、男性の方は本気でキャバクラ嬢に恋することがあります。

そんな本気になってしまった男性の中には、キャバクラ嬢とプライベートでも仲良くなろうと思うあまり、高額のプレゼントを贈ることがあるのですが、この種のプレゼントが後々になってトラブルの火種になることがあります。
というのも、キャバクラ嬢にいくらプレゼントを贈ったところで、お客さんの想いが届くことは滅多にありません。
キャバクラ嬢はあくまで仕事で仕方なく愛想よくしているだけであり、お客さんのことを好いているわけではないのです。
そして、決して想いが成就することがないとわかると、今後は逆上し、今まで贈ったプレゼントを返すように要求することがあります。

男性によっては告訴をするぞと脅迫まがいの迫り方をする人もいます。
キャバクラ嬢はプレゼント関係のトラブルが非常に多いです。
そのため、お客さんからプレゼントをもらった際には一度目は断るなど、応じない方が良いです。
中には無理やりプレゼントを渡す男性もいますが、そのような時は開封せず、保管しておきましょう。

決して自分からおねだりすることはなく、あくまでお客さんが勝手にプレゼントを贈ったということにしておかないと、お客さんの中には詐欺を理由に告訴するケースもあります。
というのも、お客さんの中にはキャバクラ嬢が自分と付き合ってくれる、もしくは結婚してくれると信じていたからこそプレゼントを贈ったのであり、結婚できないのであればこれは結婚詐欺に該当すると主張することがあるからです。
もちろん、本当に結婚詐欺を働いたのであれば、犯罪となりますので、告訴は妥当でしょう。
ただ、キャバクラの世界の場合、お客さんに愛想を振りまくのは仕事上、必要なことです。

そのため、普通に接客し、プレゼントを貰うだけでは結婚詐欺には該当しないでしょう。
しかし、たとえ結婚詐欺に該当しないとわかっていても、弁護士を伴って告訴するという行為そのものが女性には大きなプレッシャーになりますし、中には脅迫に屈してしまうこともあります。
このようなトラブルもあるだけに、基本的にお客さんからのプレゼントは拒否した方が良く、たとえ貰っても保管し、いつでも返品できるようにしておきましょう。
さらに、万が一告訴されたとしても、すぐに屈しないようにしましょう。

出来るだけ第三者と相談し、示談できるように交渉しましょう。

金銭のトラブル

キャバクラ嬢の中には仲が良くなったお客さんからお金を借りるケースがあります。
そして、このような貸し借りというのもやはりトラブルに発展しやすいです。

借金を返済できている内は問題ないのかもしれませんが、もしも返済できなくなると、脅迫されたり、肉体関係を迫られる恐れもあるだけに、非常に危険です。
お金の貸し借りは消費者金融や、キャバクラの店長など、信頼できる相手に限定しましょう。

ストーカーによるトラブル

キャバクラ嬢はストーカーの被害が多い仕事としても有名です。

ストーカー被害の怖いところは、知らないところで自分の恥ずかしい姿を盗撮されたり、個人情報をネットを通じて拡散されたり、最悪のケースとして暴力を振るわれ、重い怪我を負う可能性がある点です。
なにより、実家暮らしのキャバクラ嬢の場合、家族に悪影響が及ぶこともあるでしょう。
他にも、昼職のあるキャバクラ嬢の場合、キャバクラの仕事をしていることをバラすぞと脅迫され、肉体関係を迫られる恐れもあります。
最近、携帯電話に知らない番号から電話がかかってきたり、無言電話が多かったり、誰かに後ろをつけられていたり、下着が盗まれたり、動かした覚えのない室内のモノが勝手に移動していたりなど、怪しい兆候があったら、ストーカーの被害に遭っているかもしれません。

直接的な被害が出る前に、警察に相談しましょう。

客がストーカーになった時の対策

風俗と違い、キャバクラは色恋営業の部分が強いため、お客さんがストーカーになるというトラブルは意外と多いです。
では、もしもお客さんがストーカーになった時、どのように対処すれば良いのでしょう?

対処法としてまず、お店のスタッフや店長に相談し、そのお客さんを出禁にしてもらいましょう。
ストーカーになるほどキャバクラ嬢に入れ込む男性というのは、指名数が多いだけに、キャバクラ嬢としては太客かもしれませんが、ストーカーともなると最悪のケースも考えられます。
被害が出る前に、ストーカーになったお客さんは見切ってしまいましょう。
さらに、警察にも相談する必要があります。

特に、既にストーカーに住所がバレている場合、しっかりと警察に相談し、自宅周辺をパトロールしてもらいましょう。
ただ、警察は証拠がないと動いてくれない可能性があります。
そのため、ストーカーの被害に遭っているという証拠を集めておきましょう。
ストーカーは示談が通用するような相手ではありません。

弁護士を伴っても、なかなか対処は難しいでしょう。
解決するためにはしっかりと警察に相談し、協力してもらう必要があります。

配偶者から告訴される場合

キャバクラの仕事をしていると、時に既婚者や恋人がいる男性を相手に接客をすることもあるでしょう。

当然、指名を得るために色恋営業を仕掛けることもあるのでしょうが、こういった配偶者がいる男性と仲良くなると、その配偶者との間にトラブルが発生することがあります。
女性の中にはキャバクラ嬢と男性との関係を不倫とみなし、告訴することもあります。
もちろん、キャバクラ嬢からしてみれば、男性と仲良くなる行為は仕事の延長であり、浮気するつもりなど毛頭ないでしょう。
そのため、お店で接客する分には告訴されても慰謝料を取られる心配はまずないでしょう。

ただ、キャバクラ嬢の方から男性を誘惑して不貞行為を働いたり、肉体関係を証明する証拠などがあると、不倫と見なされ、慰謝料を請求されるかもしれません。
その場合は弁護士と相談し、示談になるようにする必要があります。
たとえ疑似恋愛だったとしても、色恋にトラブルは付きものです。
ただ、トラブルなどキャバクラ嬢にとって面倒以外の何ものでもありません。

もしもトラブルに発展しそうな気配があったら、早々に相談し、解決を急ぎましょう。