派遣キャバクラ嬢の時給はどれくらい？メリット・デメリットも解説

2021年1月4日2023年12月14日

キャバクラに興味はあるけれど、「いきなりお店に在籍して働く勇気がない」「自分のペースで好きな時だけ働きたい」という女の子たちに人気があるのが「派遣キャバクラ」です。キャバクラ店で働くなら大抵ノルマがあり、営業メールやLINEのやり取りなど毎日行うのが基本です。同伴やアフターなど必要になる場合もありますが、派遣キャバクラならそんな苦労をしなくてもキャバクラで働くことができます。ただし、そうなると気になるのが給料です。今回は派遣キャバクラについて、仕事内容や時給、メリット・デメリットをご紹介しましょう。

キャバクラ派遣とは？

キャバクラは高収入を得られると人気の仕事の一つです。しかし、実際には「人間関係が複雑で他のお店に移りたい」「ノルマがきつくて大変」なんて話もよく耳にします。そんなストレスから解放されつつも、高収入を得られる可能性があるのが「キャバクラ派遣」です。キャバクラ派遣の仕組みや仕事内容を見ていきましょう。

キャバクラ版派遣社員

会社で働いているものの、会社の従業員ではなく派遣会社から派遣されてきている社員のことを派遣社員と言います。これをキャバクラに置き換えたものがキャバクラ派遣です。派遣としてキャバクラで働こうと思ったら、まずはキャバクラ店と提携している派遣会社に登録する必要があります。

一般的な派遣社員とキャバクラ派遣の大きな違いは勤務期間です。派遣社員は通常、数ヵ月から年単位の契約で仕事をしますが、キャバクラ派遣のほとんどは1日数時間だけの契約です。キャバクラ派遣を行っている派遣会社は、その特異性から東京近郊や大阪・福岡など、歓楽街の多い都市に集中しています。

仕事内容はヘルプ

キャバクラ派遣での主な仕事内容は、お店に在籍して働くキャバ嬢たちのヘルプです。頼まれたお酒を作ったり、お客さんのグラスについた水滴をこまめに拭いたりと、サポートします。サポートする側がメインのキャバ嬢たちよりも目立ってはいけないので会話はアシストする程度に留め、髪型やメイク・ドレスもあまり派手なものは避けると良いでしょう。

キャバクラ派遣の給料・時給は？

ノルマなどのないキャバクラ派遣は時給制で、相場は2,500～8,000円とかなり幅があります。これは、お店が派遣会社に対してどのレベルの女の子を希望するかによって変わってきます。要求レベルが高ければ高いほど給料も高くなっていく仕組みです。お店からの要望は様々で、主に見た目についての注文が多くなります。なるべく高時給で働けるように髪型やメイクを工夫するといいでしょう。

派遣キャバクラの給料は日払い制です。その日の勤務が終わったら手渡しで現金で受け取ることができます。時給交渉などのトラブルや、給料の未払いといった煩わしさがないのも派遣キャバクラの特徴です。「時給交渉が苦手」「その日のうちに給料がほしい」という場合には派遣キャバクラが便利です。

キャバクラ派遣で働くメリット・デメリット

仕事内容や給料に関して、お店に在籍する女の子とは少し状況が違うのが派遣キャバクラです。どういった点で違いがあるのか、ここでは派遣キャバクラで働くメリットとデメリットを具体的に紹介します。

メリット

まずは派遣キャバクラで働くメリットを見ていきます。派遣キャバクラで働く女の子たちはどんなところに魅力を感じているのでしょうか？

安定して稼げる

お店に在籍していると、日によってはまったくお客さんが来なくて稼げなかった、なんてことも珍しくありません。しかし、派遣会社と契約している派遣キャバクラであれば、完全時給制なのでまったくお客さんが来なくても契約通りの給料が満額支払われます。出勤すれば必ず収入になるので給料の見通しも立てやすく、安定して稼ぐことができます。

未経験でも確実に稼げる

お店に在籍している女の子の平均時給は2,000～5,000円ほどです。中には高時給で稼ぐ子もいますが、時給を上げるには指名を取らなくてはなりません。なので、最初のうちは最低時給額の2,000円からがんばって上げていきます。

一方、時給相場が2,500～8,000円の派遣キャバクラは、未経験者でも務まるので場合によってはお店の女の子よりも時給が高い可能性があります。しかも、派遣キャバクラの場合は指名を取る必要がありません。キャバクラ未経験者でもお店の女の子と変わらないか、それ以上の給料を稼げるのは大きなメリットといえます。

ノルマや営業が不要

お店に在籍する女の子には、ほとんどの場合ノルマがあります。達成できなければ罰金などのペナルティがあるお店もあり、女の子たちは日々営業メールやLINEはもちろん、同伴やアフターをして頑張っています。華やかに見えるかもしれませんが、実はなかなか厳しい世界です。その点、派遣キャバクラは1日限りのお手伝いなのでノルマはありません。したがって営業も一切必要なく、伸び伸び気軽に働くことができます。

好きな日に働ける

お店に在籍している女の子は、あらかじめシフトが組まれていて働く日時が決まっています。急なシフトの変更や欠勤は、お店や他の女の子たちに迷惑がかかるのでいい顔をされません。あまりに続くようであれば罰金などのペナルティを受けることもあります。それでも改善されない場合は、お店を辞めされられる可能性もあります。

しかし、派遣キャバクラには固定の出勤日がないので、自分の好きな日に働くことが可能です。「この週はすべて休みたい」「この週は1日だけ出勤したい」など、通常であればかなりわがままな要望も、派遣キャバクラなら何の問題もなく通ります。自分のペースで自由に働けるのが派遣キャバクラのメリットの一つです。

デメリット

派遣キャバクラはメリットの多い働き方です。しかし、まったくデメリットがないというわけではありません。派遣キャバクラで働くデメリットもしっかり見てみましょう。

派遣先のルールを都度覚えなければならない

好きな時に働ける派遣キャバクラは、その反面、毎回出勤するお店が違うこともあります。出勤したお店によってルールが違う場合は、その都度お店のルールを覚える必要があります。とはいえ、お客さんへの接客マナーやお酒の作り方など、基本的なルールやマナーはどのお店もあまり変わりません。

注意しなければいけないのが、灰皿交換をしてほしい時や場内指名の際のハンドサインです。知らないまま接客についてしまうと、場合によってはお客さんに不快な思いをさせてしまうこともあります。勤務開始前にお店のルールをしっかり確認しておきましょう。出勤の度に違うルールを覚えるのが面倒と感じる人には、非常に大きなデメリットになるかもしれません。

引き立て役に回ることがほとんど

派遣キャバクラは基本的に1日限りのお手伝いです。お客さんを楽しませるというよりは、お店の女の子のサポートやフォローが主な仕事になるので、自分が前に出て目立つようなことは避けなければいけません。お手伝いで来たはずの子がお客さんの目を引いてしまうと、お店の女の子は仕事がしづらくなってしまいます。あまり嫌がられてしまうと自分も働きづらくなるので注意が必要です。

派遣キャバクラの仕事はあくまでもお店の女の子のサポートです。お客さんと女の子の話を聞いて会話が途切れないようにフォローしたり、お酒作りをしたり、女の子が気持ちよく働けるような気配りが求められるので、ある程度の接客スキルが必要になります。

どれだけ頑張っても時給は変わらない

ノルマの達成や毎日の営業など大変さもありますが、1日で何十万円も稼げる可能性があるのがお店に在籍して働くキャバクラ嬢のメリットです。その点、派遣キャバクラの場合は、どんなに働いても時給分しか稼ぐことができません。安定して稼げる一方で、それ以上の収入を得られないことをデメリットに感じる人もいます。お客さんが少なくてヒマな時は派遣キャバクラを早退させるお店もあるので、思ったより稼げないと感じる子もいます。

しかし、お店に在籍して働いている女の子が全員高収入を得ているわけではありません。より多くの指名を取るために女の子同士で競争があるのは当たり前で、中にはノルマを達成できずペナルティの罰金を支払っている子もいます。ノルマの未達が続くようなら派遣キャバクラで働いた方が効率よく稼げることもあるので、一概にデメリットとは言い切れないかもしれません。

まとめ

今回は「派遣キャバクラ」の仕事内容や時給、メリット・デメリットを紹介しました。派遣先のお店によって決まっているルールを覚えるほか、お店の女の子の邪魔をせずにフォローをしなければいけないなど、派遣キャバクラとして働く上で注意しなければならない点があります。しかし、ノルマや指名客確保のための営業の必要がなく、シフトも自分のペースで自由に働くことができます。基本的に給与は時給制なので安定して稼ぐことができ、未経験者でも気軽に働けるので、少しキャバクラに興味のある子や、自由な働き方をしたい子が挑戦してみるにはピッタリな仕事です。