風俗嬢が性病に感染しない為の対策や予防法を徹底紹介!

2023年12月14日

性病によって、重大な病気に陥るリスクがあるのはご存じですか?ソープやデリヘルの世界で働く女の子にとって、性病は避けられない問題ですが、風俗嬢でもしっかり対策すれば予防することが可能です。この記事では、風俗で働く女の子が知っておくべき性病の知識について解説します。他人事とは思わないで、ぜひ最後まで目を通してみてください。

性病に感染する原因

まずは、性病がどうやって人に感染するのかを理解しましょう。性病は、粘膜の接触で感染する病気です。代表的な感染経路はセックスですが、実はそれ以外にもたくさんあります。

セックス

性病感染で、主な感染経路となるのがセックスです。粘膜どうしがこすれるので、感染確率は非常に高いです。そして、増殖した原因菌が感染した人の免疫能力を超えると、性病が発症します。

オーラスセックス

オーラルセックスでも、性病は感染します。口の中も性器と同じく粘膜があり、フェラやクンニによって感染するケースがあります。そのため、オーラルセックスであっても男性器にコンドームを付けることを徹底すると安全です。

アナルセックス

肛門内の直腸は膣内や口の中より傷つきやすいので、アナルセックスは非常に危険です。あらゆる性病が感染しやすいので、アナルのサービスを提供する店では、特に感染に気を付けるべきです。

キス

「キス程度なら、大丈夫だろう」と考えがちですが、キスであっても性病感染のリスクはあります。中でもヘルペスは、口の周囲に原因菌があれば皮膚の接触で感染します。また、クラミジアや淋病の場合は唾液を介して感染するリスクがあるので、お客さんとディープキスする時は注意が必要です。

日常生活でも性病にかかるリスクはある

性病は、お風呂や握手などの日常生活で感染する恐れはありません。しかし、普段から生活を送る場所や日常的に使う物でも、感染するリスクはゼロではありません。

トイレ

便や尿の中に性病の原因菌がいる場合、トイレの便座に付着した菌が感染する例があります。これは稀な感染例ですが、性行為をあまり行っていない中高年層にも幅広く見られる感染経路です。

温泉やサウナ

性病の原因菌の多くは、基本的には熱に弱いです。また、一緒に入浴するだけでは感染リスクは低いです。ただし、温泉やサウナなどの公衆欲情の場合、床やイスなどから感染する危険があるので、性器が触れないように座ると良いでしょう。

タオルや衣類

性病の一つである毛じらみは、お互いの性器の毛が触れ合うのが主な感染経路です。しかし、衣類や下着、寝具などに毛じらみの卵が残っている場合、それに触れることでも感染します。特に風俗店の場合、お客さんの衣類や拭いたタオルを扱うので、注意が必要です。

性病に感染するのには、様々な原因があるよね。たとえセックスしていないとしても、性病の不安に悩まされている女の子は多いと思う。特に、性的サービスの多い風俗嬢は性病にかかるリスクが高いから、仕事だけじゃなく日常生活でも注意する必要があるね。

風俗の仕事で気をつけたい主な性病

性病が他の人に感染するのであれば、自身をかからないように気を付けなくてはなりません。しかしかかったことのない人は性病が果たしてどのような症状として現れるのか詳しく知らないことでしょう。続いては風俗嬢がかかりやすい性病の数々を見ていきます。

クラミジア

クラミジアは、感染者が日本で最も多い性病です。クラミジアトラコマティスという病原体によって感染し、おりものの増加や下腹部の痛み、不正出血などの症状が起こります。

感染していても無症状に感じる女の子が多く、ほとんどが性病にかかっていることに気づきません。しかし、クラミジアは無症状でも進行し、ひどくなると激しい腹痛のみならず子宮外妊娠や不妊症の恐れがあります。

淋病

淋病はクラミジアと同じく、おりものの変化や下腹部痛などの症状が見られる性病です。無症状なので気づかない人も多いですが、実は淋病は男性にも感染する恐ろしい病気です。淋病に罹ると尿道炎になり、排尿痛とともに尿道から膿が出るようになります。また、淋病は咽頭にも感染する性病なので、オーラルセックスをする際も注意が必要です。

エイズ

エイズウイルス(HIV)は、感染するとインフルエンザのような症状を引き起こす性病で、感染初期は発熱、咽頭痛や筋肉痛、関節痛などの症状が出る場合があります。そのまま治療をせずにいると免疫力が次第に弱くなり、悪性腫瘍や神経障害など、さまざまな重い病気(エイズ)を発症します。

かつてエイズは不治の病として恐れられていましたが、今では医療の進歩によって発症を抑えられる病気になりました。ただし、感染すると精液や膣分泌液を介して他人にうつす可能性があるので、定期的な検査やコンドームによる予防が重要です。

梅毒

梅毒は、ここ数年で日本の感染者数が急増している性病です。特に若い女性の間で増加している傾向にあるので、風俗店の務める女の子は十分に気を付ける必要があります。症状は、初期では梅毒の病原体が入った部分に小さな硬いしこりができる程度で、そのしこりは時間の経過とともに消えます。

しかし、病原体が血液に乗って全身に運ばれると、体じゅうの皮膚に赤い発疹ができます。発疹は手のひらや足の裏の皮膚によく見られ、感染から数年経過すると硬いコブとなって残るほか、神経や血管などに重い障害が出る危険があるので、早めの受診が必要です。

ヘルペス

ヘルペスは、性器や口周辺の皮膚や粘膜に水ぶくれができる性病で、初感染時には強い痛みを感じ、同時に発熱を伴うこともあります。日本人の約5~10%の人が感染する病気で、性病の中では罹患率は高めです。

ヘルペスは厄介な性病のひとつで、一度でも感染すると原因であるウイルスを死滅させることができません。現在では薬によって緩和させたり再発の頻度を少なくしたりできますが、かかったら面倒になる病気ということは覚えておきましょう。放置すると重症化して排尿が困難になるほどの痛みを感じたり、陰部や太ももがただれてきたりするので、ヘルペス(水ぶくれ)を見つけたら放置せずに専門のクリニックへ行くことをおすすめします。

カンジダ

カンジダは、カビ(真菌)が性器に感染して症状が起こる病気です。性行為で他の人から感染するケースもあれば、体調の崩れやストレスが原因で体内にもともと持っていた菌が繁殖する場合もあります。そのため、セックス経験がない男女でも発症することがあります。

症状としては、初期に陰部の強いかゆみや炎症による痛み、チーズやヨーグルトのような白いおりものが出ることが特徴です。多くの女の子がこの時点で医療機関を受診しますが、もし放置し続けると排尿が困難に感じるほどの痛みが出ます。カンジダは薬で治すことが一般的ですが、生活習慣の改善でも治すことができるほか、カンジダを再び発症しづらくすることができます。

細菌性腟症

細菌性腟症はカンジダやトリコモナスなどの特定の菌ではなく、元から体内にいる菌が異常繁殖して起こる病気です。約半数が無症状ですが、外陰部の軽いかゆみや腫れ、灰色で悪臭を伴うおりものが出る場合があります。

細菌性膣症は症状が出にくく、自分で判断するのが難しい病気です。しかし、流産や早産のリスクを高める原因とも言われているので、少しでも症状を自覚したら医療機関を受診した方が良いでしょう。

HPV

HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)は、一生に一度は感染すると言われているウイルスです。100種類以上のウイルスが存在しており、そのうちの約40種が性器から検出されています。

低リスク型のHPVは尖圭コンジローマの原因となり、発症すると陰部に2mm~指先大くらいのイボが徐々に増え、ひどくなると巨大なカリフラワー状の腫瘤を作る場合もあります。また、高リスク型のHPVは感染してもほぼ無症状ですが、放っておくと子宮頸がんの原因になることもあります。

トリコモナス

おりものが増える、悪臭がする、泡状になる、黄緑色になるなどの、おりものの異常が見られる性病です。ただし、感染しても半数近くは無症状です。また、排尿時の痛みやトイレが近くなるなどの症状が出る場合がありますが、いずれも軽い症状なので、発症に気が付かない女の子も多いです。

マイコプラズマ、ウレアプラズマ

マイコプラズマ・ウレアプラズマは、おりものの増加や陰部のかゆみ、排尿時の痛みなどが見られる性病です。どれも症状は軽度で、多くの方が気付きません。ただし、放置すると症状は悪化し、卵管炎や腹膜炎、子宮外妊娠、不妊症などの原因になることもあります。クラミジア感染と似ているので間違われやすく、検査をしないと判別できないのが厄介です。

HTLV-1

HTLV-1は、感染後から数十年かけて免疫力を低下させる性病です。症状が出るまでにかなり時間がかかり、普段の健康体では感染しにくい菌やウイルスに感染することでHTLV-1だと分かるケースがあります。初期症状で発疹やリンパ節が腫れることもありますが、発症確率が低いので、感染初期から対処できる人の少ない傾向にあります。このような感染しているかどうかが分かりにくい性病を知るには、定期的な性病検査を受けることをおすすめします。

肝炎

国内最大級の感染症である肝炎も、性行為で人から人へとうつるリスクがある病気です。肝炎にはA型、B型、C型の3種類がありますが、それぞれどういった症状があるのでしょうか?

A型肝炎

A型肝炎は、発熱、倦怠感、吐き気、嘔吐、黄疸などの症状が1~2週間続く性病です。A型肝炎の感染経路はウイルスに汚染された水や食べ物を口に含む経口感染が一般的ですが、アナルセックスをで感染することもあるので、性病の一部とされています。治療薬がない病気ですが予防のためのワクチンはあるので、アナルのサービスがあるお店に務めている女の子はワクチン接種を行いましょう。

B型肝炎

B型肝炎は、ウイルスが感染者の精液や膣分泌液、血液などに含まれており、性行為で感染するリスクがある病気です。症状は倦怠感に食欲不振、吐き気のほか、色の濃い尿が出ます。ウイルスが6ヶ月以上持続すると肝炎や慢性化する可能性が高く、この慢性肝炎を放置してしまうと肝硬変や肝がんなどを発症する恐れがあるので注意が必要です。感染力が強いことも特徴ですが、早期発見ができれば治療で完治できる病気でもあるので、早めの受診をおすすめします。

C型肝炎

C型肝炎は、肝機能障害(肝炎)を発症する病気です。稀ではありますが、B型肝炎と同じく、出血をともなう可能性がある性行為から感染する可能性があります。C型肝炎は症状が軽いので、感染しているのを気付かない人が多いです。症状は軽い倦怠感や軽い食欲不振が見られるほか、慢性化しやすい特徴があり、感染すると60~70%は慢性化するとされています。放置しておくと肝硬変や肝がんなどの原因となるので、注意が必要です。

性病は種類が非常に多く、症状が軽くて分かりづらいものもあれば、感染力が強かったり、死に至るリスクがある恐ろしい性病もあるんだ。風俗の世界で働くなら、性病に感染すると自分だけではなくお客さんにも大きな影響を与える病気だと理解しておくべきだね。

性病の予防、対策方法

性病はセックスの相手を限定するなどの対策で予防できる病気ですが、一般の方のようにいかないのが風俗嬢のサガですよね。そこで、ここからは風俗嬢でもできる性病の予防や対策方法を紹介します。

性病に感染した際の検査方法や治療について詳しく知りたい方はこちら

シャワーをしっかり浴びる

多くのお店ではシャワータイムを設けていますが、お客さんの中には「事前に浴びてきた」と言ってシャワーを浴びることを拒否する方もいます。しかし、性病を予防するためにシャワーは必須なので、なるべくお客さんを説得するようにしましょう。もちろん、女の子自身もしっかりとシャワーは浴びてくださいね。

歯磨きやうがいをする

性病はキスでも感染する病気なので、口腔内の衛生も大事です。歯磨きやうがいをルールとして設定している風俗店は多いですが、実際には女の子任せにしているお店が多いのが現状です。しかし、衛生面だけでなく性病対策の意味でも、歯磨き、うがいはやるべきことなので、しっかり行ってください。また、プレイ前後に殺菌効果のあるうがい薬を使用するとより効果的です。

コンドームの着用を徹底する

コンドームの役割は、避妊だけではなく性病対策もあります。多くの風俗嬢はピルを飲んでいるので、ゴム着用が必須ではないお店もあるのが現実です。コンドーム着用によってお客さんが集まらない問題もありますが、リスクを考えるとコンドームは欠かせないものです。性病にならないためには、感染対策が徹底している風俗店を探すことが重要です。

参考記事はこちら

定期的に検査を受ける

性病はお風呂やトイレを使用するだけでも感染の恐れがあり、いつどこでウイルスをもらうか分かりません。そのため、気づかないうちに感染してしまい、お客さんにうつすことも考えられます。性病感染による苦しい症状に悩まされないためにも、定期的に検査は受けましょう。仕事柄、風俗嬢は完全に性病を防ぐことは不可能ですが、病気の早期発見はできます。早期発見すれば、症状の重症化を防ぐだけでなく、お客さんにうつすリスクを減らせます。

プレイ前に性病があるかチェックする

性病は、性器だけでなく、全身の様々なところに発症する病気です。性病に関する知識があれば、お客さんをよく観察することで性病の疑いがあるかどうかが分かります。プレイ前は性病があるかどうかをチェックし、万一の場合はお客さんの利用を断るのも一つの対策です、スタッフがお客さんの状態をしっかり確認しないお店もあるので、女の子自身が男性にどんな症状があるかを見極めるのも重要です。

性器

男性器に膿やできもの、腫れなどが見られたり、性器を洗う際に痛がったりすれば、お客さんが性病を持っている可能性があります。中でも、洗って痛がる場合はほぼアウトに近いので、セックスやオーラルセックスは控えた方が良いでしょう。

口の中やのど

口の中やのどは、性病を持っていなくても細菌がたくさんいるので、性病に感染しているかどうかの判断がつきにくい場所です。喉を痛そうにしている、あるいは、頻繁に咳をしている男性は注意した方が良いでしょう。ただの風邪かもしれませんが、実は性病に感染していたというケースも考えられます。

爪や手もと

お客さんの爪が長いと、前戯プレイの際に膣内を傷つけて出血する可能性があります。血液を介して感染する性病の場合、出血によって性病の感染確率は高くなるので、プレイ前は必ず爪を切ってもらうようにしましょう。

風俗嬢自身ができる対策方法はいくつかあるんだね。すべてを実践するのは難しいかもしれないけど、性病の感染は自分だけでなく相手やお店にも迷惑がかかるから、予防や対策をしっかりやって、お客さんを安心させよう。

まとめ

性病には恐ろしいリスクがあり、重大な病気を引き起こすものもあります。来店するお客さんの中には男性自身が性病に感染しているかどうかを分かっている人は少ないので、働いている女の子に感染してしまうケースは多々あります。

風俗で働きながら性病を完全に予防することは難しいですが、正しい性病の知識を知り、自分できちんとした対策ができるかが性病予防の鍵となります。性病になれば出勤できなくなり、さらには治療費がかかるので、しっかりと知識や対策法を身に付けておきましょう。それを行った上で性的サービスを提供することは、風俗嬢としてやっておくべきマナーの一つです。