パーティーコンパニオンの仕事内容・給料の詳細

2023年12月14日

パーティーコンパニオンは、ホテルや料亭など宴の席で活躍する仕事です。また、企業の忘年会や新年会、旅館の宴会やイベントの際にもお客さんをおもてなしします。

同じコンパニオンという仕事でも様々な種類がありますが、パーティーコンパニオンはウェイターやウェイトレスと近い部分もありつつ、全く違った目的を持っています。そこで今回は、パーティーコンパニオンの仕事内容や給料について解説していきます。

パーティーコンパニオンの仕事内容とは?

コンパニオンには、温泉コンパニオンやイベントコンパニオンなどの種類がありますが、パーティーコンパニオンは記念パーティーなどの華やかな席での仕事となります。パーティーコンパニオンの仕事内容や、他のコンパニオンとの違いを見ていきましょう。

パーティーや宴会で接待する仕事

パーティーコンパニオンは、主に宴席で接待をするのが仕事です。お客さんへの料理を取り分け、お酒を作り会お酌をしたり会話をたのしんだりするのが主な内容です。出張キャバクラのようなイメージだと分かりやすいでしょう。

しかし、パーティーコンパニオンはキャバクラ嬢ではないので、お酒を勧めることはありません。宴席を楽しく盛り上げるためのお手伝いだと考えてみてください。

ほかのコンパニオンとの違い

パーティーコンパニオンには「コンパニオン」という言葉が付いていますが、他のコンパニオンとの違いがあります。ここでは代表的なイベントコンパニオンとピンクコンパニオンを例にして、パーティーコンパニオンとの違いについて解説していきます。

イベントコンパニオン

イベントコンパニオンは、主にイベントで商品をより良く見せるためにアピールするのが仕事です。商品PRイベントや展示会場などで、商品の隣に立って興味を持ってもらいやすいようにアピールします。

女性ならではの仕事であり、多くのお客さんの注目を集めるためにコスチュームが決まっています。露出度が高くボディラインがしっかりと分かる服装も多く、商品の横に立ったり商品を手に持ったりしてポーズを取ります。モデルのように容姿端麗でスタイルの良い人が求められる職種です。

ピンクコンパニオン

ピンクコンパニオンは、主に宴会コンパニオンや温泉コンパニオンなどの部類に入ります。地域によってはスーパーコンパニオンやハードコンパニオンなど呼ばれることもあり、コンパニオンの中でも過激なものが該当します。

服装も露出度の高いランジェリーやシースルー、旅館の浴衣などで宴会をさらに盛り上げるのが仕事です。お色気トークや過激なゲームなどで、より宴会を楽しく盛り上げる必要があります。盛り上げ上手でどんな会話でも楽しめる人が求められるでしょう。

仕事の際の衣装

パーティーコンパニオンの仕事の衣装ですが、その時によって異なります。ロングスカートにシャツの組み合わせもあれば、スーツを指定されることもあります。基本的にはきちんとした服装が多く、TPOに合ったものを着ていきましょう。

また、髪型や化粧などもパーティーや宴会の雰囲気に合わせるため、派手なものや濃すぎるのは避けてください。服装と同様、礼儀作法にも厳しく、常識的な行動が求められます。

コンパニオンと聞くと華やかさがあり、露出の高い服装などが求められるイメージでしたが、同じコンパニオンでも全く仕事内容や服装が違っているんですね。パーティーコンパニオンには、礼儀作法や清潔感も必要なことが分かりました。

パーティーコンパニオンの給料

パーティーコンパニオンとして働くのであれば、給料相場が気になる部分です。ここからはパーティーコンパニオンの時給や地域ごとの違いについて解説していきます。

時給の相場

パーティーコンパニオンの時給の相場は、平均2,500円~4,000円程度のケースが多い傾向です。宴会の主な時間は2時間程度なので、1回の仕事で約5,000円程度の収入になります。

さらに宴会や二次会などで延長が求められればその分も延長料金として収入となります。しかし、あまりにも時給が高い場合は、パーティーコンパニオンで求められる以上のサービスをしなければならない可能性もあるので、事前に確認しておきましょう。

パーティーコンパニオンとしての力が付いてくると、リーダーなどに昇格する場合や、時給が上がったり、他に手当てが付く場合もあります。

勤務地や衣装で給料が違う

勤務地は地方に比べて都心部の方が、時給が高い傾向があるようです。具体的な地名で比較してみると、福岡県は平均3,800円~5,000円、大阪府は平均5,000円~10,000円、東京都は平均7,000円~10,000円です。

また衣装による報酬の違いですが、基本的なシャツとロングスカートの場合は7,000円の報酬に対して、和装は8,000円、バドワイザーガールは7,000円~8,000円、バニーガールは10,000円と、個性的な衣装になるにつれて報酬が高くなります。

衣装についても、事前に着たくないことを伝えておくと対応してくれるので強制的に着用させられることはありません。

お客さんからチップがもらえることも

パーティーコンパニオンは、時給以外にお客さんから直接チップが貰えることがあります。毎回ではないようですが、平均して1,000円~3,000円程度貰えることがあるようです。

もしチップを受け取った場合は、自分が貰ったからといって内緒にしておくのではなく、その場のリーダーに報告して提出するのが一般的な決まりになっているようです。チップを頂ける事は嬉しいのですが、ほとんどが会社に回収または半分会社に渡すのがルールとなっているようです。

時期によって仕事の量が全く違う

パーティーコンパニオンは常にある仕事ではなく季節性の仕事となるので、忙しい時期と閑散とする時期の差が激しくなってしまいます。パーティーコンパニオンとして一生懸命働きたいと思っても、夏場などの閑散期には1週間に1回~3回程度しか勤務できない場合もあります。

勤務に関しても、事前に勤務日程を申告し、スケジュール調整をして仕事が紹介されます。年末年始などは繁忙期で、頻繁にパーティーや宴会が開催されるので、1日に2回~3回勤務することもあり、繁忙期と閑散期の差は大きいようです。

パーティーコンパニオンの給料は地域によって差があるようですね。また衣装によっても報酬に違いがあることが分かりました。さらにチップによってもプラスになる部分があり、繁忙期には大きな収入が得られそうですが、閑散期には他にもバイトしなければ難しいでしょう。

パーティーコンパニオンになるには?

パーティーコンパニオンとして働くには、まずパーティーコンパニオンを雇っている派遣会社、求人サイトなどへの登録が必要です。また既にパーティーコンパニオンとして活躍している友人や知人がいる場合は、紹介してもらえることもあります。

パーティーコンパニオンには容姿や学歴よりも、接客経験や明るく気配りできる人材が求められるため、パーティーコンパニオン未経験でもこれらのスキルがあれば採用されやすい傾向です。会社によっては事前に姿勢や立ち方、会話する際の目線や言葉遣い、お酒の注ぎ方や持ち方などを研修で学ぶ機会もあるので、未経験者でも不安に感じることはないでしょう。

メイクや髪型も、清潔感のある印象であれば指摘されることもありません。アルバイトの中でもかなり条件の良い仕事ではないでしょうか。

パーティーコンパニオンになるには、コンパニオンを派遣している会社への登録が必要なんですね。未経験者でも、相手をもてなす気持ちや会話術などがあればできると知って興味を持った女の子もいるでしょう。

まとめ

「コンパニオン」という職種には幅がありますが、どのコンパニオンも宴の席で活躍するのが仕事です。パーティーコンパニオンは、ホテルや旅館で接客するのがメインであり、礼儀作法にも厳しく常識的な行動が求められる場合があるでしょう。

しかし、事前にパーティーコンパニオンとして研修をしている派遣会社もあるので、初心者でも安心してパーティーコンパニオンに応募できます。繁忙期と閑散期の差もあるので、副業感覚で始めるのもおすすめです。