AV女優引退後の生活は？引退する理由と引退後の主な活動
AV女優のお仕事は、人気が出れば圧倒的な収入を稼げます。売れっ子女優は華やかに見えるので、AV女優になりたいと考えている女の子は多いでしょう。ですが、AV女優は長く続けることができない職業であり、いずれ引退する時期が必ず訪れます。そこで今回は、AV女優の引退後の生活や引退する理由について解説します。
AV女優が引退する主な理由
AV女優のお仕事は需要さえあればいつまでも働けますが、30～40代でも女優業を続けている女性はほんの一握りです。そこで、まずはAV女優が引退する主な理由について紹介します。
自ら辞める
AV女優の引退で最も多いのが、個人の事情によって自ら辞めるケースです。これは、次の職業や生活を見据えて引退することもあれば、続けたいのに仕方なく辞めなくてはいけないこともあります。
売れっ子女優が引退する理由としては、「お金を稼ぎたい」「人気女優になりたい」など、AV女優になった目的を果たして辞めるパターンがが多いです。この場合では目的を達成した充実感に満ちあふれているので、次の活躍の場でも成功しやすいです。
やむを得ず引退する理由はいくつかありますが、その中で多いのが身バレです。これは家族や友人にAV出演がバレることです。性に関しては寛容になった現在ですが、まだまだAVのお仕事に良い印象を持たない人はいます。そのため、家族や知人に内緒にしたまま活動しているAV女優は多いです。
仕事が来なくなって辞める
人気絶頂のままAV界を引退できる女優はごくわずかです。ほとんどの女優は出演依頼が来なくなり、そのままフェードアウトしていきます。
出演が少なくなったAV女優は、仕事を増やすために嫌々NGプレイを解禁したり、海外の無修正サイトの動画に出演したりするようになります。ですが、それでブレイクするケースはほとんどなく、やがて仕事の依頼がまったくなくなる時期が来ます。
このパターンは、売れっ子の単体女優にも当てはまります。年齢を重ねても多くのファンをキープできる女優は非常に少ないです。数年前までは売上ランキングの常連だった女優でも、徐々に需要が無くなり事実上の引退状態に追い込まれるケースはよくあります。
https://suganadake.com/post-17952/病気などで仕事が続けられなくなり辞める
AV女優は性病にかかりやすいと思われがちですが、実際は違います。出演する男優には性病検査を完全に実施しており、撮影現場も衛生管理が行き届いているので、性病になりにくい環境です。そのため、性病をきっかけにAV女優が引退することはまずありません。
ですが、精神的な病気で引退する女優さんはかなり多いです。「セックスを撮影される」という仕事の性質上、メンタルを保ち続けるのは並大抵のものではありません。また、人気や売上によるストレスも強いので、心を病んでしまってそのまま引退するケースはあります。
また、レアなケースですが、現実逃避したいために薬物に手を出す女優もいます。もし薬物問題が発覚すれば逮捕され、AV出演はおろか普通の生活すらできなくなります。
私の知り合いにもAV女優の女の子は何人かいたけど、人気女優になった子はひとりもいなかったよ。メンタルなリスクも大きいから、簡単にトップ女優になれるわけではないことを覚えておいて欲しいね。
AV女優引退後の活動・生活
AV女優を引退した後の活動や生活は、さまざまなケースがあります。完全に業界から去る子もいれば、違う形で業界に関わっているこもいます。ここでは、AV女優の引退後の活動やセカンドライフについて紹介します。
キャバ嬢・風俗嬢として働く
AV業界に入る前にキャバクラで働いていた女優は多いです。このような女優は、引退後にそのままキャバクラに出戻りするケースが多いです。ナイトワークの経験があるのに加えて「元AV女優」の肩書きが付くので、稼げる可能性が高いからです。
キャバクラに来るお客さんの中には、AV女優と直接おしゃべりがしたい男性が多いです。そのため「元AV女優」の女の子には高いニーズがあります。中には、AV女優時代以上に稼いでいるケースも少なくありません。
一方で、キャバクラ以上に稼げるのが風俗業界です。「元AV女優」の肩書が付くだけでプレミアム感が出るので、人気嬢になれる可能性が高いです。多くの風俗店では元AV女優の女の子に特別料金を設定しているので、一般の風俗嬢と比べて高い収入を得られやすいです。
また、「元AV女優」の風俗嬢の場合、お客さんが過去の出演作を見てあらかじめ女の子の容姿や雰囲気を把握できます。風俗店では「写真とは全然違っていて、騙された」といったクレームが多いですが、その心配がないのも大きなメリットです。
文筆業等の創作活動をする
引退後に漫画家やライターで活躍している女優もいます。AV女優のお仕事は貴重な経験なので、それを漫画やエッセイで表現して人気が出るケースです。この場合、AV女優時代とは違って女性から支持される女優が多いですね。
タレントに転身する
ひと昔前とは違い、現在では現役AV女優でも「セクシー女優」としてテレビなどのメディアに出演するケースが増えています。そのため、引退したAV女優でもタレントとして活躍する女性もいます。近年では、成瀬心美や蒼井そらが有名ですね。
AV業界の裏方として働く
引退後にAV撮影現場の裏方として活躍する女優もいます。美容関係に勤めていた経験のあるAV女優さんがスタイリストとしてそのまま現場に残る場合が多いです
実際に出演した経験があるAV女優なら、現場を知り尽くしているのは強みです。その経験を活かして、AVの撮影監督に転身するケースもあります。男性監督とは違った目線の作品を作れるだけでなく、現場で女優に細かな指導を直接できたり、気づかいが出来るのも元AV女優ならではの武器と言えるでしょう。
この他にも、制作するメーカーの企画担当や広報担当など、AV女優の経験を活かして働いている女優は少なくありません。
OLになる
AV女優の中には、AV出演だけでなく普通の仕事と掛け持ちをしながら活動している女性もいます。高収入が魅力ではありますが、実際にはAV出演だけでは生活できない女優もかなり多いです。特に企画女優は単価が安く、撮影本数も安定しません。そのため月収ゼロになる状況もあるので、別に普通の仕事をこなさないといけなくなります。
逆に考えれば、OLをしながらAV女優を副業として生活するスタイルは現実的と言えます。AVのお仕事を本業としないため、身体を酷使するようなことはありません。さらに撮影が無くても本業で生活ができるだけでなく、AV女優が副業なので辞めたいときすぐに引退する事ができるメリットもあります。
結婚して主婦になる
結婚をきっかけに、AV業界を引退する女優もいます。しかし、一般男性と結婚するにあたって問題になりやすいのが、相手がAV出演の事実を受け入れてくれるかどうかです。
先に述べたとおり、AV女優のお仕事にはまだまだ偏見が強いです。そのため、結婚相手にAV出演の過去を隠したまま結婚するケースもあります。ただし、引退しても出演作は残るので、結婚後も身バレするリスクは残ります。
昔はダーティなイメージがあったAV女優だけど、今では可愛くてノリの良い女の子がテレビ番組やYoutubeに多く出演しているね。男性芸能人の中にはAV女優好きな人も多いから、共演している時はいつも以上にテンションが上がっているように見えるよ。
AV女優引退後の気になる点
引退したAV女優の中には、出演した過去を無くしたいと思っている女性がほとんどです。そこで気になるのが、出演経験が引退後の生活に悪影響しないかどうかです。ここでは引退後に気になる点を説明していきます。
出演作品は使われ続けるの？
以前はAVを制作するメーカー側の力が強く、AV女優は文句ひとつ言えない状況でした。しかし、出演強要や不明瞭な契約形態などの問題点が徐々に明るみになり、現在では様々な有識者団体が設立されています。昔と比べて、AV女優の人権はかなり守られている環境にあると言えますね。
AV女優を引退した後に最も気になるのが、出演作品がずっと販売されるかどうかです。AV女優を引退したにも関わらず作品が販売されるのであれば、いつまで経っても真の引退とは言えません。
これについては、作品を販売して5年を経過した作品は本人の申請で販売停止ができるようになりました。ただし、中古DVDや違法アップロード動画までは効力が及ばないので、完全にリスクがなくなるわけではありません。
一般企業に就職はできる？
リーマンショックの大不況とは違い、景気が上向きとなった現在はどの職種も人手不足に悩まされています。特に顕著なのが介護士や看護士です。これらの職種は男女関係なく働けますが、性質上は女性主体の職業です。
そのため、資格さえあればAV女優のキャリアに関係なく、採用されやすいお仕事です。たとえ身バレしたとしても、周囲の人は案外受け入れられることが多いので、即座にクビになることはほとんどありません。これは看護士や介護士以外の職業にも同様なことが言えます。
ただし、社会的地位が高い職業については転職は難しいです。たとえば教師になったとして、運悪くAV女優だった事がバレたとします。勉強だけでなく生活態度も教える教師が、パートナーでもない男性とのエッチでお金を稼いでいたことがバレたらどうでしょうか。そのような人からは教育を受けたくないはずです。また保護者からもクレームが殺到するので、結果的に退職せざるを得なくなります。
このように、AV女優の経歴が悪影響になる職業もあるので、引退後の職種は良く考えてから就職するようにしたほうが賢明です。
金銭感覚は元に戻る？
AV女優のお仕事は、ある程度の人気が出れば楽に稼ぎやすい仕事です。そのため、一般企業に勤めている人よりも、高収入に見合った派手な生活をするようになります。自分では「それほどではないはず…」と思っていても、実際には金銭感覚がかなり浮世離れしているケースは多いです。
セレブな金銭感覚は、慣れてしまったら元に戻すことは容易ではありません。そのため、現役の時から大きな散財をしないように、慎ましい生活を送るよう心がける必要があります。先にも述べたようにAV女優は、長く続けられるお仕事ではありません。いつ引退しても大丈夫なように小まめに貯蓄をしておくのがポイントです。
ただし、我慢ばかりしてはストレスがたまるので、月に数回だけは自分のご褒美として贅沢をしても良いでしょう。そうすればメリハリのある生活になり、お仕事にも身が入りやすくなります。
申請によって出演作を使用停止できるのは、女優さんにとっては良いことだね。だけど、インターネットが普及しているので、違法なアップロードで完全に映像が消えるかは疑問だな。そこの部分もきちんと解決していくのが、今後のAV業界の課題だと思うよ。
まとめ
今回は、AV女優の引退後の生活や引退する理由について紹介しました。イメージしているよりも意外と普通に生活できる反面、AV出演の経歴がネックになるケースはまだまだ多いです。
もし、AV女優になることに不安があるなら、潔く諦めましょう。ローリスクでハイリターンが得られる都合の良いお仕事は、この世には存在しません。デメリットを理解したうえで、しっかり考えてからAV女優になることを決めてくださいね。