【性病予防】ソープ嬢とエイズの関係とは?

2023年12月14日

ソープ嬢にとって、性病予防は仕事と同じくらい大切です。性病に感染してしまうと完治するまで仕事ができず、収入が激減してしまう恐れがあります。そこで、ここでは性行為などで感染する病気のの中でも特に恐ろしいといわれるエイズの基礎知識や、性病を予防するためのポイントなどについて解説します。

エイズに関する基礎知識

風俗で働いている女の子でなくても、多くの方がエイズやHIVという言葉は耳にしたことがあるでしょう。しかし、名前は知っていても、具体的にどのような病気なのか、どうやって感染するのか、かかるとどういった症状になるのかなどといったことを知らない方はたくさんいると思いますす。まずは、エイズに関する基本的な知識を身につけましょう。

エイズとは?

後天性免疫不全症候群のことを指します。HIVウィルスに感染することで体の免疫機能が著しく低下し、指標疾患(エイズ発症に伴い起こる23種類の病気)が発症するとエイズ発症となります。

症状

HIVへの感染が原因でエイズを発症することがありますが、感染後すぐに症状が確認できるわけではありません。感染初期には、インフルエンザにかかったときのような症状が確認できますが、これは数週間程度でなくなります。

症状がなくなったといっても、HIVが消滅したわけではありません。体内に潜伏し、免疫力を少しずつ低下させていくのです。この無症状の期間は、長ければ10数年続くこともあります。

自覚症状がまったくなくても、そのあいだもHIVは体内で増殖を続けます。これが、HIV感染の恐ろしいところといえるでしょう。免疫力がどんどん低下してしまうと、リンパ腫や意識障害、腸炎、肺炎などさまざまな病気を誘発させる恐れがあります。

感染経路

粘膜が接触することで感染を引き起こすといわれています。HIVそのものは、血液や精液などの体液中に存在し、これが人の粘膜に接触することで感染を引き起こすのです。

コンドームを着用せずに性行為を行うと、HIVに感染するリスクが高くなるといわれているのは、これが理由です。性交渉のときは粘膜の接触が起こり、精液など体液と触れることもあるので、感染リスクが高まるのです。

なお、あくまで粘膜に接触することで感染が引き起こされるので、体液が皮膚に付着したくらいでは感染しません。HIVに感染している人の汗や涙、唾液などが皮膚に付着した、といったケースでは感染リスクはほぼないのです。

エイズとHIVの違い

HIV=エイズと思っている方は意外に多いのではないでしょうか。実は、HIVとエイズは違います。エイズを予防するには、まずこの基本的なことを覚えておきましょう。

HIVとは、「ヒト免疫不全ウイルス」のことを指します。これがいわゆる、エイズウイルスと呼ばれるものです。HIVは人間の免疫力を低下させる作用があり、感染すると長い年月をかけながら人の免疫を下げていきます。

免疫力が低下すると、さまざまな病気にかかるリスクが高まります。HIVに感染して免疫力が低下し、その結果、エイズ指標疾患と呼ばれる病気にかかったとき、エイズが発症したと診断されるのです。

なお、冒頭で書いたようにエイズ指標疾患は23種指定されています。この23疾患のどれかを発症した場合、エイズ発症と診断されるのです。

感染から発症までの期間

一般的な性病は、ウイルスに感染後それほど間をあけずに発症します。しかし、エイズはそこが大きく異なり、発症までに10年ほどかかることも珍しくありません。発症するまでの期間は人によって大きく変わり、中には1~3年程度で発症してしまうケースもあります。中にはHIVウィルスに感染していても死ぬまでエイズを発症にないケースもあります。

私も、昔はエイズとHIVは同じものだと勘違いしていました。HIVはウイルスのことなんですね。ちなみに、エイズは発症すると命を落としてしまう恐ろしい病気といわれていましたが、現在では治療法が確立されているようです。

ソープ嬢はエイズにかかる?

ソープランドは、洗体プレイやマットプレイのほか、濃厚なベッドプレイも行うお店です。ソープ嬢として働いている方、もしくはこれからソープで働こうとしている方の中には、エイズへの不安を抱えている方もいるかもしれませんね。では、実際のところソープ嬢はエイズにかかる可能性があるのでしょうか。

感染する可能性は当然ある

ソープランドで行われているプレイを知れば、感染するリスクがあることは理解できるはずです。ソープでは、フェラや手コキなどのヘルスサービスのほか、本番もあります。粘膜同士が接触するので、感染してしまうリスクは当然あります。

エイズ以外に感染する可能性のある性病

ソープ嬢が感染するリスクのある性病は、エイズ以外にもいくつかあります。梅毒や淋病、クラミジア、ヘルペスなどが代表的です。ここでは、エイズ以外に感染の可能性がある性病をいくつかピックアップしました。

梅毒

かつて日本で大流行した性病の一種です。当時は治療する方法がなく、大勢の方が梅毒によって命を落としたといわれています。現代日本ではほとんど減った性病と思われていましたが、2015年ごろから再び猛威を奮い始めました。

梅毒も、性行為など粘膜同士が接触することで感染します。症状の進行具合により1期から4期に分類されますが、現在では3~4期まで症状が進行するケースは少ないようです。

淋病

知名度の高い性病の一種で、正式には淋菌感染症と呼ばれます。淋菌に感染することで発症する性病で、女性だけでなく男性もかかります。

女性の場合は、子宮頸管炎や腹膜炎などを引き起こすことがありますが、基本的には無症状であるケースが少なくありません。そのため、感染したことに気づかず、ほかの人に感染させてしまう恐れがあります。

性交渉でのみ感染する病気なので、ソープ嬢は特に注意が必要な性病といえるでしょう。定期的に性病の検査を受けるなどし、感染の有無を確認しなくてはなりません。

クラミジア

性器クラミジア感染症が正式な名称です。一般的に、性病といえばクラミジアといわれるほど、感染頻度の高い性病です。ウイルスに感染すると、1~3週間程度で発症し、骨盤腹膜炎や支給付属器炎などを引き起こすことも。

腹痛が酷い、性交渉後に出血するといったケースでは、クラミジアへの感染が懸念されます。ただ、人によってはまったく症状が出ないこともあるので、注意が必要です。こちらも、性交渉が原因で引き起こされる病気なので、ソープ嬢は注意しなくてはなりません。

ヘルペス

性器ヘルペスは、主に性器の周辺に大きなイボのようなものができる病気です。触ると激痛が走ることもあるので、発症するとソープ嬢はお仕事どころではないかもしれません。

特に、初めて発症する場合には強い痛みや痒みを感じることが多いようです。同じ部位に再発することもありますが、このケースでは初めてのときほどの痛みは少ないそうです。

性交渉がなくても感染する性病の一種なので、風俗で働く女の子なら誰でも感染するリスクがあります。患部をタオルなどで拭き、それをほかの人が使用してしまうと、そこから感染してしまうこともあります。

私の友人はデリヘルで働いていましたが、ヘルペスには頻繁にかかっていたといっていました。また、知り合いのソープ嬢はクラミジアに感染し、しばらくお仕事ができなかったともいっていましたね。ソープ嬢のお給料は歩合なので、性病にかかって出勤できないとなると困ってしまいます。

エイズやその他性病にかからないための予防方法

エイズはもちろんですが、それ以外の性病に感染することも回避しなくてはなりません。では、性病に感染しないようにするには、いったいどのような対策をとればよいのでしょうか。対策を知っておくことで未然に防げることもあるのでここではそれらの対策についてご紹介していきます。

サービス中やサービス内容に関する性病予防

お客さんがコンドームを着用していないと、性病に感染するリスクが高まります。そのため、S着(スキン着用)のお店で働くのは有効な予防策のひとつといえるでしょう。また、プレイ前後にうがいや歯磨きを徹底する、お客さんの性器や爪をチェックするなども、有効な性病対策のひとつです。

S着のお店で働く

S着とは、お客さんにコンドームの着用を義務付けているお店です。ソープによって、S着のお店もあればNNのお店もあります。NNは生中出しのことなので、性病はもちろん妊娠リスクも高まります。

NNのお店で働くソープ嬢はお給料こそ高いものの、どうしても性病への感染リスクは高くなる傾向があります。性病は、性器の粘膜が接触することで感染することがほとんどだからです。

感染を防ぐには、コンドームの着用が効果的なので、性病への感染リスクをとにかく下げたいのなら、S着のお店で働きましょう。

プレイ前後のうがい・歯磨きの徹底

多くの風俗店では、プレイ前後にキャストとお客さん、双方に歯磨きやうがいをすることを義務付けています。これも、有効な性病対策といわれているので、きちんと実践しましょう。

お客さんによっては、プレイ前の歯磨きやうがいを嫌がることもあります。自宅でしてきた、などといってやりたがらないこともありますが、鵜呑みにしてはいけません。お店で決められているルールだからと促ししっかりやってもらいましょう。

うがいは、うがい薬を使用したほうが性病の感染リスクを引き下げられるといわれています。殺菌効果の高いものを使用すれば安心かもしれません。

プレイ前のシャワーも絶対に浴びてください。これも、お客さんによっては嫌がるケースが少なくありません。たとえすでに浴びていたとしても、もう一度一緒に浴びましょう。

お客さんの性器をしっかり確認する

ソープでは、洗体プレイと呼ばれる独特のプレイが行われています。洗体プレイのときは、お客さんの性器を観察するチャンスなので、しっかりと確認しましょう。

性器に変なイボや傷があるといった状態なら、もしかすると性病に感染しているかもしれません。明らかにおかしいと感じたときは、一度サービスを中断してお店のスタッフに連絡してみましょう。

また、男性器を洗っているとき、お客さんが痛がるようなら、これも性病に感染しているかもしれません。このケースでも、一度スタッフに相談して指示を仰いだほうがよいでしょう。

お客さんの爪を確認する

爪が伸びている状態で膣に指入れなどをされると、膣内が傷ついてしまう恐れがあります。そこから性病のウイルスに感染してしまう恐れがあるので、プレイ前にはお客さんの爪を確認してください。伸びているようなら、爪切りでカットしてもらいましょう。

膣内が爪で傷つけられてしまうと、性病以外の病気に感染してしまう恐れがあります。単純に痛みも感じるので、プレイ前に必ず爪はチェックしてください。

普段からできる性病予防

日々の生活に少し工夫するだけで、性病予防が可能となります。ソープ嬢として働き続けるのなら、普段から性病予防への意識を高く持ちましょう。

免疫力を上げる

免疫力が低下してしまうと、性病だけでなくさまざまな病気にかかる恐れがあります。免疫力を高めることで、性病への感染を防げる可能性は高くなるので、普段から免疫力を高めることを心がけましょう。

免疫力を高めるには、しっかりと食事を摂らなくてはなりません。三食きちんと食べるだけでなく、栄養バランスに考慮した食事を心がけてください。また、しっかりと睡眠をとることも大切です。睡眠時間が短すぎると、免疫力が低下するだけでなく、体の疲れもとれません。

適度な運動も心がけてください。健康のためには、体を動かすのが効果的といわれています。ですので性病予防にも、適度な運動がよいといわれています。

本格的にジムへ通ってトレーニングをする必要はないので、まずは早朝のウォーキングから始めてみてはいかがでしょうか。ウォーキングなら散歩感覚で体を動かすことができ、気分転換にもなります。ヨガやボクササイズなど、楽しみながら体を動かせる運動もいいでしょう。

状況に応じて出勤を減らす

ソープ嬢のお給料は歩合なので、なるべく休まず働きたいと考える方が少なくありません。収入が減るくらいなら、と体調が悪いのを我慢して出勤してしまうような女の子もいますが、これはやめましょう。

体調が悪いときは、免疫力も低下しています。性病はもちろん、さまざまな病気にかかりやすい状態なので、このようなときに出勤するのはおすすめできません。

免疫力が落ちているにも拘わらず、収入が減るからと出勤し、それで性病に感染してしまっては本末転倒です。性病に感染してしまえば、結局お店を休まざるを得なくなります。このようなことになってしまう可能性は十分あるので、状況に応じて出勤を減らすことも考えましょう。

性病検査は定期的に受けよう

風俗店によっては、定期的に性病検査を受けることを義務付けているところもあります。中には、診断書を提出しないと出勤できないようなお店もあります。

お店で義務付けられていれば、面倒でも検査を受ける必要がありますが、義務付けられていないと受けないキャストもいます。たしかに、自分で病院を探して検査を受けるのは面倒かもしれません。しかし、それで性病の感染を早期発見できるのなら、それに越したことはないでしょう。

性病の検査は、産婦人科に行けば受けられます。費用は掛かりますが、お店によっては検査費用をいくらか負担してくれるところもあります。一度お店に相談してみるとよいかもしれません。

なお、保健所では無料で性病の検査が受けられますが、HIVと梅毒、淋病、クラミジアの検査しか行っていません。それ以外の性病に感染しているときは、検査結果に反映されないので注意が必要です。

私の知り合いの風俗嬢は、定期的な性病検査を受けていました。万が一、性病に感染した状態でお客さんに接客してしまうと、感染させてしまいお店の評判も落ちるから、といっていましたね。お客さんに移したとなると、今後指名がもらえなくなる可能性もあるので、やはり性病検査は受けたほうがいいですね。

「エイズや性病にかかったかもしれない」と感じたら…

HIVや性病に感染したかもしれない状態でお仕事を続けるのは、さまざまなリスクがつきまといます。お客さんに性病を感染させてしまう恐れがあり、自身やお店の評判に傷がついてしまうかもしれません。今後ソープ嬢として働けなくなる恐れもあり、なにより自分の身体のことなのでなおさら注意しなくてはなりません。

まずは病院へ

もし、性病に感染したと感じたのなら、まずは病院で医師に相談しましょう。性病に感染した場合、自らできることはありません。感染している状態で放置してしまうと、症状が悪化してしまうのはもちろん、ほかのお客さんに次々と感染させてしまう恐れがあります。

病院で医師に相談のうえ検査を受ければ、感染しているかどうかわかります。そのうえで適切な処置をしてもらえるので、まず行くべきは病院です。

保健所でも検査は受けられますが、すでにお伝えした通り、できる検査に限りがあります。また、保健所で行っているのはあくまで検査のみであり、治療は行っていません。そのため、保健所で検査を受けて陽性だった場合、改めて病院を探して治療を受けることになります。

二度手間になってしまうので、おすすめは最初から病院で検査を受けることです。病院で性病検査を受け、陽性だった場合にはそのまま治療に移行できます。

※怪しいと感じたらまずは病院で診てもらい適切な処置を施してもらうことが大切

性病が治るまではお休みを取る

性病に感染していることが明らかになった場合、お店から休むようにいわれるはずです。お客さんに感染させてしまうと大変なので、出勤を求めるお店はまずないでしょう。

ソープ嬢のお給料は歩合なので、収入が減ることを懸念して出勤しようと考える方もいるかもしれません。しかし、これは決してしてはいけないことです。もしそれで、お客さんに性病を感染させてしまった場合、責任がとれるのでしょうか。

性病に感染したことで、お客さんも仕事に行けなくなるかもしれません。ソープを利用したことが奥さんにバレてしまい、家庭が崩壊してしまう可能性もあります。このようなことになったとき、ソープ嬢としてとれる責任はありません。

また、性病に感染していることがわかっていながら出勤し、お客さんに感染させたとなるとお店からもペナルティを受ける恐れがあります。罰金で済むなら御の字ですが、最悪解雇もありえます。

ネットで噂が広がるなどして、お店の評判が地に堕ちてしまうかもしれません。まともに営業ができなくなり、経営が立ち行かなくなってしまう恐れもあります。このようなケースでは、お店から損害賠償を請求される恐れすらあります。

このようなことにならないよう、性病に感染したことが明らかになったときには、必ず完治するまでお店を休みましょう。休んでいるあいだは、しっかりと静養して体の調子を整えることです。

何かしていないと落ち着かないのなら、指名客にメールやLINEで営業をするのもよいかもしれません。理由があって今は休んでいるものの、また復帰するのでそのときはお願いします、といった感じで営業しておきましょう。定期的に営業メールやLINEを送れば、お客さんから忘れ去られることもないでしょう。

HIVに感染したら

HIVに感染した場合、完治することは難しいです。エイズの発症を抑える治療をするといったことは可能かもしれませんが、HIVを完全に体から排除することは難しいのです。

そのため、HIVに感染したらソープ嬢は廃業するしかありません。ソープ嬢に限らず、ほかの風俗店で働くこともできないでしょう。HIVに感染している女の子を採用するのは、お店としてかなりリスクがあるからです。

もしHIVに感染したのなら、風俗以外のお仕事を見つけたほうがよいでしょう。たとえば、在宅でも働けるチャットレディはどうでしょうか。チャットレディなら、男性と直接触れ合うことがないので、相手に感染させてしまうことはありません。

チャットレディも、風俗嬢に負けないほど稼げるお仕事として人気です。中には、月収100万円以上を稼ぐような方もいるので、ソープ嬢を廃業した暁には、チャットレディで稼ぐのもひとつの手です。

まとめ

ソープ嬢として働いていれば、異性と密接な関係を持つことになるのでHIVやさまざまな性病に感染してしまうリスクは普通の仕事やほかのナイトワークに比べると高く心配も常につきまとう事でしょう。しかし、ただ恐がっているだけではなく、性病に対しての正しい知識を持ち、症状などを心得たり、自分だけでなく男性の性病の症状の現れなども注意したり、普段から対策をしていれば、感染リスクを引き下げることも可能になります。かかるかかからないかは自分次第というところもあるのでご紹介したように自分の体調がすぐれない時には無理して出勤したりすることなくお休みをとったり自分の身体を大切にしましょう。ここでご紹介した内容を参考に、しっかりと性病対策をしながらお仕事を楽しんでください。

ソープ

Posted by ヒロシ